「バールのようなもの」とは?意味や例文
この「バールのようなもの」は、テレビのニュースでよく聞く表現です。
目次
- 「バールのようなもの」とは?
- 「バールのようなもの」の表現の使われる理由
- 「バールのようなもの」を使った例文と解釈
「バールのようなもの」とは?
「バールのようなもの」は、主にテレビのニュースで、何かの事件に使われた凶器や、犯行に利用された道具が鉄製で棒状のものだったと思われる際に、それを指して使っている言葉です。
実際のバールとは、鉄製で長尺の釘抜きのことで、そのものが犯行に使われることは稀ですが、警察からまだ正式な発表がなく、詳しく特定もされていない段階において、大きな間違いのない無難な表現として用いられていると考えていいでしょう。
「バールのようなもの」の表現の使われる理由
「バールのようなもの」は、事件の報道において、なるべく間違いがなく、想像しやすいという点から好んで使われている表現だと解釈できます。
実際には鉄パイプだったり、金属バットかも知れませんが、それらも大まかには「バールのようなもの」と表現できなくもありません。
特に金庫などがこじ開けられたといった際には、「バールのようなもの」とよく使われます。
この場合には、まず近いものが使われたことが分かるからです。
「バールのようなもの」を使った例文と解釈
「バールのようなもの」を使った例文と、その意味の解釈です。
この言葉は、基本的に凶器やそれに準じるものしか使わない言葉だと考えておいていいでしょう。
- 「バールのようなもの」を使った例文1
- 「バールのようなもの」を使った例文2
「バールのようなもの」を使った例文1
「犯人は、背後からバールのようなもので襲ったものと思われます」
事件関係のニュースでは、よくこのような使い方をされます。
被害者に刺し傷がなく、鈍器で殴打されていたような場合全般に使われる形で、実際に人を襲う際に、まずバールは用いられないと思われますが(身近にあるようなものでもありません)、先のように、金属製で棒状の鈍器全般の代名詞として使っています。
「バールのようなもの」を使った例文2
「凶器はバールのようなものだという発表があった」
このような発表をするということは、まだ特定できていないということです。
その後に発見されたり、犯人からのしっかりとした供述があったような時に、きちんとした発表があるでしょう(最後まで正式なそれがないこともあります)。
「バールのようなもの」は、事件関係の凶器や犯行に使われた道具などが、それに近いものだとしか分かっていない時に使われる無難な表現だと覚えておきましょう。