「くれ悪」とは?意味や元ネタについて解釈
「くれ悪」は、若者の間ではお馴染みの元の表現を縮めて作られた言葉の1つです。
目次
- 「くれ悪」とは?
- 「くれ悪」の概要・元ネタ
- 「できたぞ新一」とは?
「くれ悪」とは?
くれ悪とは、「くれぐれも悪用するんじゃないぞ」を縮めた言葉です。
そのように使おうと思えばできてしまうような物を人に渡す際に、「これ、くれ悪な」といったように使われます。
そのような使い方になる言葉の為、使える機会が限られていますが、主に元ネタとなった漫画のSS(ファンによる二次創作)で用いられています。
「くれ悪」の概要・元ネタ
くれ悪の元ネタは、「名探偵コナン」という有名な漫画、及びアニメの中で、阿笠博士がコナンに発明品を渡す際に、いつも「くれぐれも悪用するんじゃないぞ」と付け加えることからです。
もちろんコナンがそのような少年ではないことは分かっていますが、阿笠博士の発明品はどれも尋常ではない能力のあるもの(空を飛べる、車より速く走れるなど)ばかりなので、念の為にと使っているだけですが、すっかり都度の口癖になっています。
しかし、SSでは、発明品の突出した能力で悪事を働くという流れが定番となっており(どう考えても悪いことにしか使えないようなものばかりが描かれます)、例えば、タイトルが「絶対くれ悪!究極の発明品」だったとしても、必ず悪用されることになるでしょう。
逆に、そのような流れではない(発明品がきちんと使われる)SSはまず見掛けません(それでは何も面白くないので)。
「できたぞ新一」とは?
コナンの本名(正体)は、ご存知のように「工藤新一」という名前です。
この「できたぞ新一」は、コナンが新一だと知っている阿笠博士が、新しい発明品ができた際に使うセリフです。
阿笠博士は先のように、コナンが工藤新一だと知っているので、基本的には二人きりの時だけに使われる表現ですが、コナンと同じく、薬によって幼児化してしまった灰原哀(当然、コナンの正体を知っている)が居る時にも使うことがあります。
SSは、博士がとんでもない(悪い意味で)発明品を作った際に、好んで使う表現として有名です。
例として、「できたぞ新一、押すと地球が爆発するボタンだ!」「…それって誰得?」などといったやりとりに使われています。
「くれ悪」は、あまり一般に使うような言葉ではなく、コナン関係のSSのタイトルで(ほとんど悪用されるので、実際には形骸化していますが)使う為の表現だと考えておいていいでしょう。