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「起死回生」とは?意味や使い方!例文や解釈

「起死回生」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「起死回生」という言葉を使った例文や、「起死回生」の類語を紹介して行きます。

起死回生

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「起死回生」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「起死回生」とは?
  • 「起死回生」を分解して解釈
  • 「起死回生」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「起死回生」を使った例文や短文など
  • 「起死回生」の英語


「起死回生」とは?

「起死回生」とは?

みなさんは「起死回生」という言葉を知っているでしょうか。

プロ野球などを見ている時に、「起死回生の満塁ホームラン」などという実況を聞いたことがあるかもしれません。

一方で、「起死回生」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。

そこで「起死回生」という言葉の意味を紹介します。

  • 「起死回生」の読み方
  • 「起死回生」の意味

「起死回生」の読み方

「起死回生」「きしかいせい」と読みます。

読み方が少し難しいため、初見で正しく読むのは難しいかもしれません。

これを機会に「起死回生」「きしかいせい」と読むことを知っておきましょう。

「起死回生」の意味

「起死回生」には、どのような意味があるでしょうか。

「起死回生」には、「死そうな人を生き返らせること」という意味があります。

また「ダメな状態から立ち直らせること」という意味があります。

例えば「起死回生のアイデア」という言葉には、死にそうな人や、瀕死の会社、グループなどを生き返らせるような考えという意味があります。

冒頭の「起死回生の満塁ホームラン」には、ほとんど負けそうになっていたチームが、満塁ホームランを打ち、一挙に4点手にすることで、負けが濃厚な状態から蘇り、再び勝敗を競える状況になったという意味があります。

このように「起死回生」には、「死そうな人を生き返らせること」「絶望的な危機的な状態から立ち直らせること」という意味があります。



「起死回生」を分解して解釈

「起死回生」を分解して解釈

「起死回生」という言葉を、分解して解釈して行きます。

「起死回生」「起死」「回生」に分けられます。

「起死」「回生」のそれぞれの意味を知り、「起死回生」という言葉をより深く理解しましょう。

  • 「起死」
  • 「回生」

「起死」

「起死回生」「起死」には、「死人を生き返らせること」という意味があります。

また「死かけの病人を生き返らせること」という意味があります。

「回生」

「回生」には、「生き返らせること」という意味があります。

また「生き返ること」「蘇ること」という意味があります。

このように、「起死」にも「回生」にも、死者を蘇らせる、死にそうな人を生き返らせるという意味があります。

二つの同じ意味の言葉が重なり合うことで、言葉の意味を強くしています。

また文字通り「生き返らせる」という意味から派生して、比喩的に生き返らせる、「絶望的な状況から立ち上がらせる」などの意味を生んでいます。

「起死回生」の類語や類似表現や似た言葉

「起死回生」の類語や類似表現や似た言葉

続いて「起死回生」の類語や類似表現を紹介します。

「絶望的な状態から立ち直らせる」という意味がある「起死回生」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「枯れ木に花」【かれきにはな】
  • 「捲土重来」【けんどじゅうらい】
  • 「巻き返す」【まきかえす】

「枯れ木に花」【かれきにはな】

「枯れ木に花」という言葉があります。

「枯れ木に花」には、「衰えていたものが、再び力の付くこと」という意味があります。

「枯れ木に花を咲かせる」という使い方をします。

「捲土重来」【けんどじゅうらい】

「捲土重来」「けんどちょうらい」または「けんどじゅうらい」と読みます。

「捲土重来」には、「一度は敗れて引き返したものが、再び勢いを盛り返すこと」という意味があります。

例えば、春のサッカーの試合で負けてしまったチームが、猛練習を積んで、夏のサッカーの試合で勝てるような力をつける時、「夏の雪辱を目指して、捲土重来を期する」などといいます。

「巻き返す」【まきかえす】

「巻き返す」という言葉には、「旗色が悪かったものが、勢いを取り戻す」という意味があります。

例えば対戦型のゲームをしている時に、敗色濃厚だった側が勢いを取戻し、勝敗の行方が分からなくなるような時、「巻き返しに成功する」などと言います。



「起死回生」を使った例文や短文など

「起死回生」を使った例文や短文など

続いて「起死回生」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「起死回生」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

  • 「起死回生」を使った例文1
  • 「起死回生」を使った例文2

「起死回生」を使った例文1

「『起死回生』を狙い、大口の契約に挑む」

この例文は、ビジネスシーンで、会社を立て直すため大口の契約を取ろうと燃えている人の心情を言葉にしたものです。

このままでは会社が倒産してしまいそうな状況で、大口の契約を取り、一発逆転を狙っているような状態です。

実際に、現在100年以上の歴史を持つ老舗と呼ばれるような会社は、過去に何度か、「起死回生」と言えるような奇跡の契約を結んだり、ヒット商品を生むなどしているケースがあります。

「起死回生」を使った例文2

「一点ビハインドの場面で、『起死回生』の策を講じる」

この例文のように、スポーツの世界では、「起死回生」の策が、毎日のように取られています。

敗戦濃厚な側が、そのまま負けてしまうようなことはせず、奇跡を信じて「起死回生」の策を講じることがあります。

特に一点ビハインドの場面では、様々な策を講じて、試合に勝とうとするでしょう。

思いがけないトリックプレーや、意外な選手起用などにより、試合をひっくり返すことを狙って行きます。

「起死回生」の英語

「起死回生」の英語

「起死回生」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。

「起死回生」は英語で、“resuscitation”になります。

“resuscitation”には、「蘇生」「再生」「起死回生」という意味があります。

また「起死回生」“dramatic recovery”という言葉でも表現できます。

“dramatic recovery”には「劇的な復活」という意味があり、転じて「起死回生」を意味するためです。

このように「起死回生」は、いくつかの英語表現に直せるため、これらの表現を使ってみましょう。

icon まとめ

「起死回生」という言葉について見てきました。

絶望的な状況から、再び立ち上がろうと思った時、または死にかけているような状況から生き返ろうとしている誰かを目にした時に、「起死回生」という言葉を使ってみましょう。