「ハンマーカンマー」とは?意味や元ネタなど解釈
この「ハンマーカンマー」は、元ネタを知らないと、その響きだけではまず分からない言葉です。
目次
- 「ハンマーカンマー」とは?
- 「ハンマーカンマー」の元ネタ
- 「ハリウッドザコシショウ」とは?
「ハンマーカンマー」とは?
「ハンマーカンマー」とは、何かについて深く考えている(推理している)時に、その様子を擬音で表現した言葉です。
何故、この言葉がそのような意味なのかと言えば、あるお笑い芸人がネタとして、有名なドラマの推理シーンをこの「ハンマーカンマー」とつぶやきながら行ったことから、そういった意味だと理解されるようになりました。
「ハンマーカンマー」の元ネタ
「ハンマーカンマー」の元ネタは、「ハリウッドザコシショウ」というお笑い芸人が、「古畑任三郎」というテレビドラマに登場する同名の主人公に扮したネタを披露したことからです。
古畑任三郎は、事件の推理の際には額に指をあててうつむき、「うーん…」と考え込みます。
このシーンを「ハンマーカンマー」といった全く違うつぶやきでハリウッドザコシショウが行ったところ、何故かそれが受けてしまった為、その初出以降、本人の持ちネタの1つとなりました。
「ハンマーカンマー」という言葉自体には何の意味もなく、考え込む様子から無理矢理連想した擬音だと言われています。
尚、ケンコバことケンドーコバヤシというお笑い芸人が、このネタの考案に一役買ったと自ら公言しています。
「ハリウッドザコシショウ」とは?
ハリウッドザコシショウは、NSC(吉本興業所属のお笑い芸人養成所)や吉本興業を経て、現在ではソニーミュージックアーティスツ所属のお笑い芸人です。
いわゆるピン芸人ですが、デビューした1993年から2002年までは、静岡茶っぱという元お笑い芸人(現在では廃業しています)と「G☆MENS」というコンビ組んでおり、ピンでの活動はその翌年の2003年に東京に拠点を移してから本格的に始めました。
コンビ当初の芸名は「ザコシショウ」(ザコ師匠)で、ピンになった後に現在の「ハリウッドザコシショウ」と改名しています。
ピン芸人のナンバー1決めると言われている「R-1ぐらんぷり」の2016年の優勝者で、これ以降、一気にテレビ出演が増え、全国的な知名度も上がっています。
「ハンマーカンマー」は前述のように、ハリウッドザコシショウが古畑任三郎の真似をするネタ専用の言葉でしたが、それが受けてからは他のネタ中にも使われるようになり、すっかり当人の持ちネタの1つとなっています。