「いっぱいいっぱい」とは?意味や使い方!例文や解釈
「いっぱいいっぱい」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「いっぱいいっぱい」という言葉を使った例文や、「いっぱいいっぱい」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「いっぱいいっぱい」とは?
- 「いっぱいいっぱい」を使った言葉
- 「いっぱいいっぱい」の類語や類似表現や似た言葉
- 「いっぱいいっぱい」を使った例文や短文など
「いっぱいいっぱい」とは?
「いっぱいいっぱい」という言葉を知っているでしょうか。
食べ放題に行った時に、「もう、いっぱいいっぱいで何も食べられない」と言ったことがあるかもしれません。
一方で、「いっぱいいっぱい」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「いっぱいいっぱい」という言葉の意味を紹介します。
- 「いっぱいいっぱい」の漢字
- 「いっぱいいっぱい」の意味
「いっぱいいっぱい」の漢字
「いっぱいいっぱい」は漢字にすると、「一杯一杯」になります。
「一杯」には、「ある範囲に溢れるほど多い様子」という意味があります。
「袋に一杯詰める」には、「袋の中に溢れるほど詰める」という意味があります。
この「一杯」を二回重ねた言葉が、「いっぱいいっぱい」になります。
「いっぱいいっぱい」の意味
「いっぱいいっぱい」には、どのような意味があるでしょうか。
「いっぱいいっぱい」には、「少しの余裕もない様子」という意味があります。
先ほどの、食べ放題に行って「いっぱいいっぱい」になる時は、食べ過ぎて胃の中に食べ物が入る余裕が少しもない様子という意味があります。
このように「いっぱいいっぱい」には、「少しの余裕もない様子」という意味があります。
「いっぱいいっぱい」を使った言葉
「いっぱいいっぱい」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。
「いっぱいいっぱい」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「仕事が辛くて、いっぱいいっぱい」
- 「経済的に、いっぱいいっぱい」
- 「緊張して、いっぱいいっぱい」
- 「好きすぎて、いっぱいいっぱい」
「仕事が辛くて、いっぱいいっぱい」
仕事が辛い時、精神的な余裕がなくなることがあります。
このような時の心情を「仕事が辛くて、いっぱいいっぱい」と表現できます。
頑張りたくても、もう頑張る余力がない時に、「いっぱいいっぱい」という言葉を使います。
「経済的に、いっぱいいっぱい」
経済的に苦しい時、お金を回すのが難しくなった時などに、「経済的に、いっぱいいっぱい」という言葉を使います。
例えば給料日までに貯金がなくなり、カードなどを使ってキャッシングするなどして、お金を何とか回している人がいますが、それも限界に達したころ、「いっぱいいっぱい」という言葉を使い窮状を言葉にします。
「緊張して、いっぱいいっぱい」
「緊張して、いっぱいいっぱい」という言葉にも、精神的に余裕がないという意味があります。
緊張する場面で心に余裕がなく、頭が真っ白になってしまいそうな時に、「いっぱいいっぱい」という言葉を使います。
また「いっぱいいっぱい」という言葉を口に出すことで、少し冷静さを取り戻せるかもしれません。
緊張した時に、平気なふりをするよりも、誰かに緊張していることを伝えた方が、リラックスにつながるかもしれません。
「好きすぎて、いっぱいいっぱい」
「好きすぎて、いっぱいいっぱい」という言葉を使うこともあります。
こちらも精神的に余裕がない、という意味がありますが、ポジティブな意味で使います。
好きというポジティブな気持ちに、心の容量すべてを使ってしまい、他のことには使えないような状態を言います。
誰かと付き合い始めの頃は、恋愛にすべてを注いでしまい、仕事などが手に着かなくなりますが、そのような状況も「いっぱいいっぱい」と言えます。
「いっぱいいっぱい」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「いっぱいいっぱい」の類語や類似表現を紹介します。
「いっぱいいっぱい」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「パニックに陥る」【ぱにっくにおちいる】
- 「限界を迎える」【げんかいをむかえる】
「パニックに陥る」【ぱにっくにおちいる】
「パニックに陥る」という言葉があります。
強い動揺があり、動悸が激しくなる様子を、「パニックに陥る」と言います。
特に災害などに直面した時に、人々が混乱状態になる様子を「パニックに陥る」と言います。
「いっぱいいっぱい」という言葉を超えて、限界以上の心の負担がある時に、「パニックに陥る」かもしれません。
「限界を迎える」【げんかいをむかえる】
「限界を迎える」という言葉があります。
心や体に少しも余裕がない時に、「限界を迎える」という言葉を使います。
例えば、「眠気が限界を迎える」は、もう少しで寝落ちしてしまいそうなほど、眠さに耐える余裕がない様子を言葉にしたものです。
「我慢が限界を迎える」「寂しさが限界を迎える」などという使い方をします。
「いっぱいいっぱい」を使った例文や短文など
次に「いっぱいいっぱい」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「いっぱいいっぱい」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「いっぱいいっぱい」を使った例文1
- 「いっぱいいっぱい」を使った例文2
「いっぱいいっぱい」を使った例文1
「もうずいぶん前から、精神的に『いっぱいいっぱい』だ」
この例文のように、精神的に余裕がまるでない時に、「いっぱいいっぱい」という言葉を使います。
例えば仕事が忙しすぎる時は、心に余裕がなくなるでしょう。
また強いプレッシャーを掛けられている時も、心に余裕がなくなります。
このように、心に余裕がない状態でも、多少の期間は耐えられますが、そのうち限界を迎えます。
限界を迎える前に、そのことを知ってもらうために、例文のように「いっぱいいっぱい」という言葉を使います。
「いっぱいいっぱい」を使った例文2
「初デートで『いっぱいいっぱい』になる」
恋愛中も、心に余裕がなくなり「いっぱいいっぱい」になることがあります。
この例文のように初デートの時は、心に余裕がなくなりがちです。
楽しい気持ちよりも、緊張感が勝ってしまうタイプの人は、特に「いっぱいいっぱい」になりやすいでしょう。
デート中に余裕がなくなると、落ち着きのない動作になったり、変なことを口走ってしまいやすくなるかもしれません。
「いっぱいいっぱい」になったら、まずは落ち着けるよう、一度トイレに行くなど席を外し、深呼吸などをしてデートに戻りましょう。
「いっぱいいっぱい」という言葉について見てきました。
みなさんも心に余裕がなくなることがあるでしょう。
そのような時に、「いっぱいいっぱい」という言葉を使ってみましょう。