「エンカ」とは?意味や類語!表現の使い方
皆さんは、「エンカ」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は、若い世代の人達の間ではよく使われているネットスラングの1つですが、40代〜50代の人達には理解できない言葉かもしれません。
そこで今回は、「エンカ」について触れていくことにします。
目次
- 「エンカ」とは?意味
- 「エンカ」の若者言葉!日常での表現の使い方
- 「エンカしよう」と言われた時の意味
- 「エンカ」を使った例文と意味を解釈
- 「エンカの類語や類義語・言い換え
「エンカ」とは?意味
「エンカ」と「出会う」という意味がある言葉ですが、「目的も持って会う」や「予定を決めて会う」ことではなく、「バッタリと会う」という偶然性の要素がある言葉です。
- 「エンカ」の語源
「エンカ」の語源
「出会う」という意味で使われている「エンカ」は、「エンカウント」という言葉が略された言葉で、元となるのは、“encounter”で「遭遇する」という意味を持っています。
ここから端を発したもので、ネットゲーマーを中心に「出会う」という意味で広まって行くのです。
「エンカ」の若者言葉!日常での表現の使い方
「エンカウント」を略された「エンカ」は、若い人達の間で日常的に使われている言葉ですが、どのような活用シーンがあるかを紹介します。
「エンカしよう」と言われた時の意味
「エンカしよう」とは「出会おうね」という意味で理解するといいでしょう。
計画的な出会いではなく、「街の中で出会いを楽しもう」という理解もできます。
「エンカ」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「エンカ」を使った例文を見ていくことにしますので、どんな使い方がされているか理解を深めてください。
- 「エンカ」を使った例文1
- 「エンカ」を使った例文2
「エンカ」を使った例文1
「コミケでさぁ、会場の人だかりしてるところにいってみたの。するとエンカしちゃった」
コミックマーケットで会場の一画で多くの人が集まっていたので、気になり行ってみると、偶然にも友人に会ったのですね。
こんな使い方がよくSNSで目にすることがあります。
「エンカ」を使った例文2
「コスプレ会場で憧れのナミさんコスプレレイヤーにエンカしちゃったよ。もう幸せ」
コスプレファンが集まるスポットで、偶然に憧れのコスプレヤーに会った時の感動が込み上げて来るような書き込みでしょう。
とても短いツイートかもしれませんが、同じ趣味の人にはとっては、これだけで十分に伝わるのでしょう。
「エンカの類語や類義語・言い換え
「エンカ」を他の言葉で言い換えると、次のような言葉が挙げられます。
- 「偶然会った」
- 「出くわす」
- 「遭遇する」
「偶然会った」
「偶然会った」とは、「何の前触れもなくてバッタリと会った」ということになります。
オーソドックスな言い回しですが、「エンカ」を素直に言い換えると、この言葉が最も相応しいでしょう。
「出くわす」
「出くわす」という言葉も類義語としても扱うことができますが、「たまたまバッタリと出会うこと」という意味で使える言い回しです。
しかし、嫌な人に出会ってしまう場合でも、使われることがあります。
「遭遇する」
「遭遇する」もありますが、「思いがけなく出会うこと」や「偶然に巡り合うこと」という意味で使われている言葉です。
少し硬めの印象がありますが、日常的にも耳にすることがある表現です。
「遭遇する」には、「よく知っている人に会う」という意味もありますが、「未知なるものに出会う」というニュアンスの方が強いかもしれません。
ネットスラングには様々な言葉がありますが、「エンカ」のように元々の言葉が略された類いのものもたくさんあります。
若い世代の人達にとっては、この言葉を使うだけで、色々な場面がイメージできるのかもしれません。
また、その時の感動も込められているので、人の共感を得られやすいのではないかと思います。
自分のうれしい気持ちを素直に表現できる便利なスラングでしょう。