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「だがそれがいい」とは?意味や元ネタ・使い方・「だが断る」まで徹底解説!

漫画やアニメで印象的だったセリフが有名になることは少なくなく、そのセリフだけしか知らない(出典の漫画やアニメは知らない)という人が居る場合もあるほどです。

だがそれがいい

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「だがそれがいい」とは?意味や元ネタ・使い方・「だが断る」まで徹底解説!>


目次

  • 「だがそれがいい」とは?
  • 「だがそれがいい」の元ネタ
  • 「だがそれがいい」の使い方
  • 「だが断る」とは?


「だがそれがいい」とは?

「だがそれがいい」とは?

「だがそれがいい」とは、何かに対しての褒め言葉として使われる表現です。

使う時には、先にその対象の悪いと思われる点を挙げ、次に「だがそれがいい」と使うのが一般的です。

具体的には、「この車はどう見ても昔のデザイン。だがそれがいい」などという形で、最初に悪いと挙げた部分まで含めて(それが自体がいいと)褒めていることになります。



「だがそれがいい」の元ネタ

「だがそれがいい」の元ネタ

この「だがそれがいい」は、「花の慶次」という少年ジャンプに連載されていた漫画に登場する前田慶次のセリフです。

前田家の家臣の村井若水という老兵の度重なる戦(いくさ)で傷だらけになった顔に対して、「汚ったねぇツラだ」と言い放った後に、「たがそれがいい。これこそ生涯に渡って殿を守り通した忠義の甲冑ではござらんか!」と最大限の評価で褒めました。

このシーンは同漫画の中でも名シーンとされており、ここから一般にも使われるようになった言葉です。

「だがそれがいい」の使い方

「だがそれがいい」の使い方

この「だがそれがいい」は、先の車の例のように、それも含んで(それ自体が)いいと表現したい時に使います。

ネット上で使う例として、誰かが明日は早いのに遅くなってしまい、電車がなくなったので、宿泊するより高くついたがタクシーで帰ってきたといった内容の書き込みに対して、「素直にどっかで泊まればよかったのに。だがそれがいい」のように用います。

この場合、きちんと明日のことを考えて、高くつくと分かっていてもタクシーで自宅まで帰ったきたという行為に対しての褒め言葉です。

あまり使える場面がないように思えるかも知れませんが、このような色々なことに対して使える言葉です。



「だが断る」とは?

「だが断る」とは?

「だがそれがいい」と似ている、「たが断る」という言葉があります。

これは、同じく少年ジャンプに連載された「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画の第四部で、岸辺露伴というキャラクターが、敵から魅力的な提案をされた時に、「だが断る」と跳ね除けたシーンからの引用です。

そこから、「魅力的ではあるが、断る」という意味で使うようになった言葉です。

尚、同漫画の第七部には「でも断る」という似たセリフが登場し、共にこの漫画の代名詞とも言えるほど有名なセリフとなっています。

icon まとめ

昔に少年ジャンプに連載されていた漫画には、この「だがそれがいい」「だが断る」のような名セリフが多く存在していました。

それらが今でも使われているのは、それほど印象的で、且つ普通にも使いやすく、インパクトのある言葉だったということでしょう。