「ヲーター」の意味!元ネタまで徹底解釈
「ヲーター」とは、「家庭内の敵対的な夫婦関係・親子関係から上手く抜け出すこと」を意味するネットスラングです。
「ヲーター(ウォーター)」の「意味・元ネタ・2ちゃんの家庭板・リアルで使う場合の注意点」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「ヲーター」とは
- 「ヲーター」の元ネタ
- 「2ちゃんの家庭板」とは
- 「ヲーター」をリアルで使う際の注意点
「ヲーター」とは
「ヲーター(ウォーター)」とは、「家庭内の敵対的な夫婦関係・親子関係から上手く抜け出すこと」や「難しい人間関係の問題を上手く解決すること」を意味するネットスラングで、主に既婚女性によって使われています。
自分が抱えている夫(妻)との険悪で敵対的な人間関係が上手く解決した時などに、「ヲーター(ウォーター)」とSNSや掲示板に書き込むのです。
「ヲーター」の元ネタ
「ヲーター」の元ネタは、目が見えず耳が聞こえないという重複障害(盲ろう)を克服したヘレン・ケラー(1880年〜1968年)が、はじめて「水(ウォーター)」という概念を理解してその言葉を発したことにあります。
家庭教師のサリバン先生が、ヘレン・ケラーに世界にある物事・現象と言葉の結びつきを教えるために、冷たい井戸水に手を触れさせながら何度も「ウォーター」という言葉を教え込みました。
遂に、ヘレンが「ヲーター(水)」という言葉を口にするのですが、その瞬間にヘレンの言語的世界が急速に拡大する奇跡が始まったのです。
「2ちゃんの家庭板」とは
「2ちゃんの家庭板」とは、匿名掲示板2ちゃんねるにある「家庭問題・夫婦関係・親子関係などを話し合うためのスレッド(板)」で、既婚女性の参加率が高くなっています。
「2ちゃんの家庭板(旧女性板)」では、多種多様な家庭問題を抱えた人たちが、それぞれの悩みや問題について盛んに投稿していて、それに対する意見・助言(アドバイス)・皮肉・批判などを受けています。
時に「敵対的な夫婦関係・親子関係・友人関係」などで悩んでいる人たちが「家庭板」で相談して、その悩み事が上手く解決した時に、「ヲーター(ウォーター)」という書き込みが行われているのです。
「ヲーター」をリアルで使う際の注意点
「ヲーター」をリアルで使う際の注意点は、まず2ちゃんねるのネットスラングを知っている人に対して使わないと意味が伝わらないということがあります。
また、「ヲーター(ウォーター)」は「奇跡の人」として世界的に尊敬されているヘレン・ケラーの言語習得のエピソードを元ネタにしているため、無闇矢鱈(むやみやたら)に「ヲーター」を連発すると、「この人は障害者差別をする人なのではないか」と軽蔑される恐れがあるので注意しましょう。
「ヲーター(ウォーター)」という言葉について徹底的に解説しましたが、「ヲーター」は「家庭内の敵対的な関係から上手く抜け出すこと」や「困難な人間関係の問題を何とか解決すること」を意味しています。
「ヲーター」の元ネタは、視覚と聴覚の重複障害を乗り越えて社会福祉家として活躍したヘレン・ケラーの奇跡的なエピソードにあります。
「ヲーター」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。