「糞藝爪覧」とは?意味や元ネタ・三国志11についても詳しく解説!
「三国志11」は、その内容より、スタッフが遊び心で入れたものが残ったまま発売されてしまったゲームとして有名になりました。
その理由が、ここで紹介する「糞藝爪覧」にあります。
目次
- 「糞藝爪覧」とは?
- 「糞藝爪覧」を詳しく解説
- 「三国志11」とは?
「糞藝爪覧」とは?
「糞藝爪覧」とは、三国志11というPC用に発売されたゲームの中に登場する架空の武将の名前です。
このゲームは後にPS2用も発売されていますが、「糞藝爪覧」が登場するのはPC用の初期版のみです。
三国志11は、2006年3月17日が発売日ですが、3月末の決算期を前に、ぎりぎり間に合わせて発売されたと言われています。
その為に、制作スタッフが遊び心で入れていた(本来は最後に消さないといけない)データが入ったままの状態で発売に至ってしまったのだと推測されています。
「糞藝爪覧」を詳しく解説
「糞藝爪覧」は、ゲームを普通にプレイしている分には登場しない武将です。
では、どうしたら見ることができるかと言えば、ゲームデータをブラウザなどで無理矢理開くことで、その存在が確認できます。
「糞藝爪覧」と書いて、「フンゲイソウラン」という仮名が振られており、説明には「あーつまらん」と一言だけ記載があります。
この「糞藝爪覧」は、「くそげいつめらん」とも読むことができ、「クソゲーつまらん」の意味から入れたデータだと解釈されており、明らかに遊び心で入れたデータだと分かります。
ここからスラング表現として、明らかにクソゲーだと思ったゲームに対して、この「糞藝爪覧」と使うようになりました。
「三国志11」とは?
三国志11は、有名な歴史シミュレーションゲームの「三国志」シリーズの1つです。
前述のように、無理矢理に発売日に間に合わせたと思われる関係から、この件の他にもいくつかバグがあったり、ゲームバランスに問題があり、発売直後からとても不評でした。
その為、1ヶ月後の4月17日にすぐに修正版と呼べる第二版が発売され、バグの修正やバランス調整と共に、この「糞藝爪覧」も削除されていました。
この武将のデータを何の為に入れていたのかについては、全てのパラメータがMAXの100というありえない強さの武将だったことから、メーカー内のテストプレイでは使用できたのでは(そして、発売前には消すつもりだった)と考えられています。
尚、この武将以外にも、「武富士」と書いて「アコム」と読む武将もデータ上に存在しており(共に消費者金融の名前です)、名前に関しては完全に遊び心だと解釈していいでしょう。
PC用のゲームは、データを直接見るということができてしまうので、このような発見があることも珍しくありません。
「糞藝爪覧」は、名前からして面白かったので、スラングにもなってしまったという次第です。