「フラジャイル」とは?意味や対義語・語源・類語・ドラマや楽曲についても解説!
この「フラジャイル」という言葉は、ドラマや曲のタイトルで聞いたことがある人も多いでしょう。
目次
- 「フラジャイル」とは?
- 「フラジャイル」の対義語
- 「フラジャイル」の語源
- 「フラジャイル」を使った例文と意味を解釈
- 「フラジャイル」の類語や言い換え
「フラジャイル」とは?
「フラジャイル」とは、英語では“fragile”と表記し、「壊れやすい(ので注意)」という意味の言葉です。
その壊れやすいとは、物理的な物に対してだけでなく、人の心や人間関係などに対しても使うことができます。
この“fragile”というタイトルで有名な「Every Little Thing」の楽曲は、「あいのり」という人気恋愛バラエティ番組のテーマ曲に使われたこともあり、大ヒットしました。
この曲における“fragile”の意味とは歌詞にある男女の関係の難しさや脆さ(要は壊れやすさ)のことだと理解していいでしょう。
「フラジャイル」の対義語
フラジャイルの反対の意味となる言葉は、“unbreakable”(アンブレイカブル)となります。
意味は「壊す(破る)ことができない」となり、物理的な物だったり、破ることができない約束などに対しても使える言葉です。
そのままカタカナ語として使われることはあまりありませんが、「フラジャイル」というドラマがあったように、この「アンブレイカブル」というタイトルの英語も存在しています。
尚、フラジャイルというドラマは、毎回天才病理医が今にも消えてしまいそう(壊れそうな)な僅かな検体から正しい病名を診断するという話で、アンブレイカブルという映画では、病気や怪我1つしたことがないという屈強な男性が主人公です。
どちらもタイトルの意味にちなんだ内容となっています。
「フラジャイル」の語源
フラジャイルは、ヨーロッパにおいて昔使われていたラテン語に由来する言葉です。
12世紀頃には、フランスでもこの言葉が使われていたことがあり、そのラテン語で「壊れる」という意味の“frango”と、付けた言葉を「その傾向にある」という意味にする“ilis”と組み合わせた“franglis”(フラギリス)が語源とされています。
これがフランス語では“fragile”という綴りになり、同言語では「フラジール」と発音します。
ここから英語にもなった言葉です。
「フラジャイル」を使った例文と意味を解釈
「フラジャイル」を使った例文と、その意味の解釈ですが、このままカタカナ語として使うことは滅多にない言葉なので、使うとすれば、先に挙げた同名のドラマや曲名が絡むことがほとんどです。
- 「フラジャイル」を使った例文1
「フラジャイル」を使った例文1
「ドラマのフラジャイルって、原作は漫画だっけ?」
2016年に放送された、TOKIOの長瀬智也氏主演の「フラジャイル」には原作があり、2014年から連載が続いている(2019年5月現在)同名の漫画がそれです。
原作の漫画は、正確には「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」というタイトルでしたが、ドラマでは単に「フラジャイル」という名称に変更されています。
「フラジャイル」の類語や言い換え
フラジャイルを日本語で表現する時に使われる言葉や表現です。
「フラジャイル」と使うより、これらの表現の方がよく使われています。
- 「脆弱」【ぜいじゃく】
- 「壊れ物」【こわれもの】
「脆弱」【ぜいじゃく】
脆くて壊れやすい、破られやすいという意味で使う言葉です。
ITの世界では、「システムの脆弱性が〜」のような形でよく用いられています。
この場合、何かしらの攻撃や侵入に対して脆い点といった意味になります。
「壊れ物」【こわれもの】
“fragile”は、英語圏で宅配便などに日本で言う「壊れ物」と表記する際に、よく見掛ける表現です。
荷物に“fragile”と記載があれば、それは壊れ物なので取り扱いに注意することという意味になります。
「フラジャイル」とカタカナ語で使う機会はまずないと思いますが、「壊れやすい」という意味だと覚えると、同名のドラマや曲名がどうしてそのタイトルなのかということが分かるでしょう。