「割を食う」とは?意味や類語!表現の使い方
「割を食う」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「割を食う」という言葉を使った例文や、「割を食う」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「割を食う」とは?
- 「割を食う」の英語
- 「割りを食う」の類語や類似表現や似た言葉
- 「割を食う」を使った例文や短文など
「割を食う」とは?
みなさんは「割を食う」という言葉を知っているでしょうか。
仕事の途中で、「割を食った」と感じた経験があるかもしれません。
一方で、「割を食う」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「割を食う」という言葉の意味を紹介します。
- 「割を食う」の読み方
- 「割を食う」の意味
「割を食う」の読み方
「割を食う」は「わりをくう」と読みます。
「割」は「わり」、「食う」は「くう」と読みます。
これを機会に、「割を食う」は「わりをくう」と読みましょう。
「割を食う」の意味
「割を食う」の意味を紹介します。
「割を食う」には、「不利になる」「損をする」という意味があります。
「割」には、分配金や役割という意味があり、その損得の加減を意味します。
得する場合は、「割りがいい」になり、損する時は「割を食う」「割が合わない」という言葉を使います。
「食う」には、だれかに何かをされると意味があり、どちらかと言えば、好ましくない行為をされる時に使います。
「割を食う」の英語
「割を食う」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「割を食う」は英語で、“to be put at a disadvantage”(ツービープットアットディスアドバンテージ)になります。
“to be put at a disadvantage”には、「不利になる」「割りを食う」という意味があります。
「割りを食う」を英語にしたい時、このような表現を使ってみましょう。
「割りを食う」の類語や類似表現や似た言葉
次に「割りを食う」の類語や、類似表現を紹介します。
「割を食う」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「流れ弾に当たる」【ながれだまにあたる】
- 「巻き込まれる」【まきこまれる】
「流れ弾に当たる」【ながれだまにあたる】
「流れ弾に当たる」には、「直接関係がないのに、被害を被る様子」という意味があります。
例えば、友達が先生に怒られている場面に出くわした時、先生についでに怒られてしまうような時、「流れ弾に当たる」という言葉を使います。
「巻き込まれる」【まきこまれる】
「巻き込まれる」には、「大きな勢いに逆らえず、結果的に加わることになる様子」という意味があります。
「トラブルに巻き込まれる」「争いに巻き込まれる」などの使い方をします。
例えば住んでいる街の全体で大きなトラブルが起こった時、その勢いに逆らえずに、被害を被ってしまう時、「トラブルに巻き込まれる」と言います。
「割を食う」を使った例文や短文など
「割を食う」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「割を食う」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「割を食う」を使った例文1
- 「割を食う」を使った例文2
「割を食う」を使った例文1
「いつでも『割を食う』のは、私の方だ」
この例文のように二人の人がいると、なぜかどちらかが損する役割を担うことがあります。
このような時、「私ばかり割を食う」などと言います。
例えば兄弟なら、長男ばかり「割を食う」、逆に妹ばかり「割を食う」ということがありそうです。
「割を食う」を使った例文2
「仕事の割り振りの結果、私が『割りを食う』ことになった」
この例文のように、自分ばっかり損するような割り振りが決まってしまうことがあります。
このような時は、上司や同僚に不満を漏らしたくなるでしょう。
次回の割り振りでは、得をするような割り振りになるよう、自分の気持ちを伝えておくといいかもしれません。
「割を食う」という言葉について見てきました。
みなさんも、これは自分にとって不利だと感じることがあるかもしれません。
このような時に、「割を食う」という言葉を使ってみましょう。