「気息奄々」とは?意味や使い方!例文や解釈
「気息奄々」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「気息奄々」という言葉を使った例文や、「気息奄々」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「気息奄々」とは?
- 「気息奄々」を使った例文や短文など
- 「気息奄々」の類語や類似表現や似た言葉
- 「気息奄々」に似た四文字熟語
「気息奄々」とは?
「気息奄々」という言葉を知っているでしょうか。
「最近、気息奄々としているよ」などと、誰かが辛そうに言っているのを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「気息奄々」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「気息奄々」という言葉の意味を紹介します。
- 「気息奄々」の読み方
- 「気息奄々」の意味
「気息奄々」の読み方
「気息奄々」という言葉を見た時に、どのように読むか、想像してみてください。
「気息奄々」は「きそくえんえん」と読みます。
「気息」は「きそく」、「奄々」は「えんえん」と読みます。
かなり難しい漢字が使われているため、初見で読むのは難しいかもしれません。
特に「奄々」は「あんあん」と読み間違えないように注意しましょう。
これを機会に「気息奄々」は「きそくえんえん」と読みましょう。
「気息奄々」の意味
「気息奄々」には、どのような意味があるでしょうか。
「気息奄々」には、「息も絶え絶えな様子」という意味があります。
また「今にも死にそうな様子」という意味があります。
さらに、比喩的な使い方をして、「国や家、会社などが、苦しい状態にある様子」「今にも滅びそうな様子」を「気息奄々」という言葉を使って表現することがあります。
同僚が、「気息奄々としているよ」という場合は、生活や夫婦関係などが苦しい状態なのかもしれません。
「気息奄々」を使った例文や短文など
「気息奄々」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「気息奄々」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「気息奄々」を使った例文1
- 「気息奄々」を使った例文2
「気息奄々」を使った例文1
「『気息奄々』とした街を見る」
この例文に登場する街は、すでにほとんど人が住んでいなくて、廃墟だらけになっているのかもしれません。
あと何人かが引っ越してしまえば、この街は無くなってしまうような危機に陥っています。
これから日本の人口が少なくなると、このような街が増えて行くかもしれません。
「気息奄々」を使った例文2
「果たし合いで敗れた武士が、『気息奄々』として横たわっている」
この例文に登場する武士は、致命傷を与えられてしまい、すでに死を待つだけの状態なのかもしれません。
現在は、果たし合いはなく、スポーツの世界で安全性を考慮した上で、試合として行われます。
しかし、以前は命を懸けた果たし合いがありました。
負けた側は、命を落とすことも珍しくなかったでしょう。
「気息奄々」の類語や類似表現や似た言葉
「気息奄々」の類語や類似表現を紹介します。
「気息奄々」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「グロッキー」【ぐろっきー】
- 「あっぷあっぷ」【あっぷあっぷ】
- 「ふうふう」【ふうふう】
- 「ぐったり」【ぐったり】
- 「へとへと」【へとへと】
- 「くらくら」【くらくら】
「グロッキー」【ぐろっきー】
「グロッキー」には、「疲れ果てて、ふらふらになる様子」という意味があります。
またボクシングの試合中に、ふらふらになることを、「グロッキー」ということもあります。
残業中に、疲れ果てて、さらにお腹が空いてふらふらになった時、「もう、グロッキーだよ」などと愚痴を言った経験があるかもしれません。
「あっぷあっぷ」【あっぷあっぷ】
「あっぷあっぷ」には、「水に溺れかけて苦しむ様子」という意味があります。
さらに、「困難に直面して、もがき苦しむ」という意味もあります。
「プールであっぷあっぷする」「借金であっぷあっぷする」などという使い方をします。
「ふうふう」【ふうふう】
「ふうふう」には、「苦しそうな息遣いをする様子」という意味があります。
また、「追いまくられて苦しみ、まいっている様子」という意味もあります。
「仕事が溜まっていて、ふうふうしている」という場合は、仕事の量が多すぎて、追いまくられてまいっている様子という意味になります。
「ぐったり」【ぐったり】
「ぐったり」には、「すっかり疲れて、何をする元気もない様子」という意味があります。
「猛暑が続いて、ぐったりする」という文章には、「熱さに負けて、すっかり疲れてやる気が出ない」などという意味があります。
特にここ数年の夏は、熱すぎる日が連続する傾向があるため、「ぐったり」する人も多くなっています。
「へとへと」【へとへと】
「へとへと」という言葉を使った経験もあるでしょう。
「へとへと」には、「疲れて余力がなくなった様子」という意味があります。
例えば、引越しの夜は、「へとへと」になるでしょう。
もう疲れて、まるで余力がないため、家に帰ってお風呂に入って眠るだけかもしれません。
またバイトを終えて、「へとへと」になり、家に帰った経験もあるかもしれません。
「くらくら」【くらくら】
「くらくら」という言葉には、「目がくらみ、倒れそうになる様子」という意味があります。
「頭がくらくらする」という言葉には、「目がくらむ」という意味があります。
立ちくらみがしそうな時は、危険を避けるため、その場に座るなどして、倒れた衝撃でケガをしないように気を付けましょう。
「気息奄々」に似た四文字熟語
最後に「気息奄々」と似た四文字熟語を紹介します。
「気息奄々」と似ている四文字熟語には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「半死半生」【はんしはんしょう】
- 「満身創痍」【まんしんそうい】
「半死半生」【はんしはんしょう】
「半死半生」には、「半ば死んでいて、半ば生きている状態」という意味があり、「死に掛かっている状態」という意味があります。
例えば、「事故に遭って、半死半生の目に遭う」という場合は、「事故に遭って、半分死にかけた」という意味があります。
「満身創痍」【まんしんそうい】
「満身創痍」には、「体中が傷だらけの状態」「また各方面から非難を浴びて、精神的に辛い状態」という意味があります。
例えば、「会社が倒産の憂き目に遭い、社長は満身創痍になってしまった」という文章の場合は、スポンサー筋や社員、金融関係者や家族から、非難を浴びたり責められた社長が、精神的に傷だらけになっているという意味があります。
「気息奄々」という言葉について見てきました。
「気息奄々」は、見慣れない言葉だと思いますが、これを機会に、「気息奄々」という言葉を使ってみましょう。
せめて「気息奄々」を「きそくえんえん」と読むことだけでも覚えておきましょう。