「憂わしげ」とは?意味や類語!表現の使い方
「憂わしげ」という言葉をご存知でしょうか。
少々聞き慣れないという人もいるかもしれません。
ここでは「憂わしげ」の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「憂わしげ」とは?意味
- 「憂わしげ」の表現の使い方
- 「憂わしげな表情」とは?
- 「憂わしげ」を使った例文と意味を解釈
- 「憂わしげ」の類語や言い換え
「憂わしげ」とは?意味
「憂わしげ」とは、どのような意味かと言えば「憂わしい」に接尾語の「げ」がついたもので、憂わしい、嘆かわしいといったことになります。
「憂わしい」の意味は心配すべきさまだ、嘆かわしいということを覚えておきますと「憂わしげ」の意味も併せて理解できるようになります。
- 「憂わしげ」の読み方
「憂わしげ」の読み方
「憂わしげ」と書いて「うれわしげ」と読みます。
「憂」という字が少々難しいですので覚えておくようにしましょう。
「憂わしげ」の表現の使い方
「憂わしげ」といった言葉をどう使うかと言えば、まずあまりいい意味では使わないということを頭に入れておいてください。
意味合いとして心配すべきさま、嘆かわしいといったことになりますので褒め言葉ではありません。
むしろ、不安感、心配、情けなさ、迷惑・・・そういったどちらかと言えばネガティブな意味合いで使われることの方が多いかもしれません。
「いくら説明しても彼女の憂わしげな表情は変わらなかった」「憂わしげな顔をしているけれど何か悩みがあるのだろうか」といった感じで使います。
「憂わしげな表情」とは?
「憂わしげな表情」という表現は多いのですが、どのような表情か想像がつくでしょうか。
相手のすることに失望して「この先どうなるのだろう」と悩んでいれば「憂わしげな表情」になることでしょう。
また自分とは直接関係がないことであっても、眉をひそめるような現状を目の当たりにすればやはり「嘆かわしい」「情けない」といった気持ちになり「憂わしげな表情」となることでしょう。
わかりやすく言えば心からの笑顔が消える、眉間にしわが寄る、元気がなさそうな顔つき、心がここにないような目つき、そのような表情が「憂わしげ」だと言えるのではないでしょうか。
「憂わしげ」を使った例文と意味を解釈
「憂わしげ」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
併せて意味の解釈もつけていますので参考にしてみてください。
- 「憂わしげ」を使った例文1
- 「憂わしげ」を使った例文2
「憂わしげ」を使った例文1
「いつも憂わしげな表情なのでつい気になってしまう」
「憂わしげ」な表情は、何か心配ごとがあるのかなと周りからすれば気になる表情でもあります。
また異性同士の場合は「憂わしげ」な表情が色気を感じることもあり、気になりいつの間にか惹かれてしまうこともあります。
「憂わしげ」な表情の人が笑顔になるとギャップに惚れてしまうということもありがちなパターンです。
「憂わしげ」を使った例文2
「彼はすべてが憂わしげな様子で、さっさと帰ってしまった」
心配ごとで心ここにあらず、他のことが面倒くさいといった様子になることも「憂わしげ」と表すこともあります。
またあきれたり、情けないといった感情から様々なことがどうでもいいといった気持ちになることもあります。
「憂わしげ」の類語や言い換え
「憂わしげ」の類語や言い換えられる言葉を紹介しましょう。
- 「情けない」【なさけない】
- 「心配」【しんぱい】
「情けない」【なさけない】
「憂わしげ」の「憂わしい」とは心配すべきこと、嘆かわしいといった意味があります。
それらを簡単に言えば「情けない」といった感情になります。
「心配」【しんぱい】
「憂わしげ」を簡単な言葉で訳すとすれば「心配」「心配ごと」という言葉が当てはまります。
いかがでしたでしょうか。
「憂わしげ」という言葉の意味、使い方、例文などをまとめてお伝えしました。
少々聞き慣れない難しい言葉かもしれませんが、意味合いとしては「心配すべきこと」「嘆かわしい」といったことであると覚えておきますと、会話や文章の前後の流れから意味合いを掴むことはできるでしょう。