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「アサーション」とは?意味や類語!表現の使い方!

ビジネス用語として使われている「アサーション」ですが、実はどの様な意味なのかよく分からないという人もいます。

今更誰にも訊けないという人の為に、意味や使い方を紹介します。

アサーション

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「アサーション」とは?意味や類語!表現の使い方!>


目次

  • 「アサーション」とは?意味
  • 「アサーション」の表現の使い方
  • 「アサーショントレーニング」とは?
  • 「アサーション」の類語や言い換え
  • 「アサーション」を使った例文と意味を解釈


「アサーション」とは?意味

「アサーション」とは?意味

「アサーション」の意味と概要について紹介します。

  • 「アサーション」の意味
  • 「アサーション」の概要

「アサーション」の意味

「アサーション」とは、「相手を傷つけずに、しかも自分の主張はしっかりと行うコミュニケーションスキルのこと」です。

人は自分の言いたいことを通そうとすると、人を不快にさせたり傷つけてしまうことがあります。

一方で相手の気持ちを推し量るあまりに自分の言いたいことを言えずに終わってしまうこともあります。

ビジネスにおいては人間関係が最も重要で、例え相性が合わない人とでも仕事上は上手く付き合っていくしかありません。

その様な状況において、同じことを言う場合でも相手に嫌な思いをさせずに、しかも自分の言いたいことをしっかりと伝えるには高い言葉の表現力が必要になります。

この伝達能力のことを「アサーション」と言い、会社によっては社員教育の一環として取り組んでいるところもあるのです。

「アサーション」の概要

「アサーション」は、元々はアメリカで心理療法として実践されていた方法です。

1980年代に日本に伝わり企業や学校で採用されています。

英語では“assertion”と書き、辞書での訳は「断言・主張」などとなっています。

ビジネス用語での「アサーション」は、ただ一方的に断言したり自己主張するものではなく、相手の気持ちも考えることが前提ですので、単語の意味とは使い方が少し変わってきます。



「アサーション」の表現の使い方

「アサーション」の表現の使い方

「アサーション」の使い方は、企業の研修で「コミュニケーションスキル」を学んだ時に「アサーションができている」などとして使われます。

また、「いじめ」「パワハラ」「モラハラ」などの問題が起きたときに「アサーションが足りない」などと使われます。

スキルの名称ですので会話の中で使われることは少なく、実際にその通り行動できているかいないかで判断される言葉です。

「アサーショントレーニング」とは?

「アサーショントレーニング」とは?

「アサーショントレーニング」とは、「アサーション」を身に付ける為に、自己表現を学び、様々なケースに応じて反復練習をすることを言います。

自分も相手も大切にしながら自己表現をする為に、まず自分を以下の3つのタイプに分類します。

  • 「ノン・アサーティブ(非主張型)」【のん・あーさーてぃぶ】
  • 「アグレッシブ(攻撃型)」【あぐれっしぶ】
  • 「アサーティブ(中間型)」【あーさーてぃぶ】

「ノン・アサーティブ(非主張型)」【のん・あーさーてぃぶ】

自己主張が苦手でつい言いたいことを言いそびれてしまうタイプです。

後から不満が溜まり易く、ストレスの原因にもなります。

「アグレッシブ(攻撃型)」【あぐれっしぶ】

自己主張が強過ぎて相手の気持ちを考えず、一方的に自分の意見を押し付けてしまうタイプです。

向上心が強いのは良いのですが敵を作る可能性が高く、孤立してしまう人もいます。

「アサーティブ(中間型)」【あーさーてぃぶ】

最も理想的なタイプで、相手の気持ちを大切にしながら自分の言いたいことも主張できるタイプです。

意見が対立しても冷静に話し合いができるので、人間関係がスムーズにいきます。



「アサーション」の類語や言い換え

「アサーション」の類語や言い換え

「アサーション」の類語を紹介します。

  • 「トークテクニック」【とーくてくにっく】
  • 「自己主張」【じこしゅちょう】

「トークテクニック」【とーくてくにっく】

ビジネス用語で「相手を納得させる為の話術」という意味です。

相手の立場になって共感をしながら自分の主張や商品を勧めていくというスキルです。

「自己主張」【じこしゅちょう】

「自分の意見を相手にはっきりと伝えること」です。

日本人はこの「自己主張」が苦手な人が多いと言われています。

「アサーション」を使った例文と意味を解釈

「アサーション」を使った例文と意味を解釈

「アサーション」を使った例文と解釈を紹介します。

  • 「アサーション」を使った例文1
  • 「アサーション」を使った例文2

「アサーション」を使った例文1

「アサーショントレーニングを導入してからパワハラが減ったと思う」

「アサーショントレーニング」をすることで、上司と部下とのコミュニケ―ションがスムーズにいく様になり、イライラや誤解がなくなり言葉の暴力によるトラブルが解消されたことを表します。

「アサーション」を使った例文2

「若い人だけではなく管理職にもアサーションが必要だ」

「アサーショントレーニング」を新人研修として導入しているのですが、コミュニケーションは相手があってのことですので、管理職にも受けさせるべき、ということを表しています。

icon まとめ

「アサーション」とは、「相手を傷つけずに、しかも自分の主張はしっかりと行うコミュニケーションスキルのこと」です。

ビジネス用語として会社で使ってみましょう。