「心に染みる」の意味や使い方、例文や類語を紹介
「心に染みる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「心に染みる」という言葉を使った例文や、「心に染みる」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「心に染みる」とは?
- 「心に染みる」を使った言葉と解釈
- 「心に染みる」の類語や類似表現や似た言葉
- 「心に染みる」を使った例文や短文など
- 「心に染みる」の英語
「心に染みる」とは?
「心に染みる」という言葉を知っているでしょうか。
「心に染みる歌」が、頭の中に思い浮かんだ人がいるかもしれません。
一方で、「心に染みる」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「心に染みる」という言葉の意味を紹介します。
- 「心に染みる」の読み方
- 「心に染みる」の意味
「心に染みる」の読み方
「心に染みる」は「こころにしみる」と読みます。
「心」は「こころ」、「染みる」は「しみる」と読みます。
これを機会に「心に染みる」は、「こころにしみる」と読むようにしましょう。
「心に染みる」の意味
「心に染みる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「心に染みる」には、「心に深く入りこむ」または「しみじみと感じられる」という意味があります。
冒頭に登場した「心に染みる歌」は、心に深く入り込む歌という意味があります。
例えば、沖縄出身の人が、都内で暮らしている時、テレビから沖縄の曲が流れてきた時に、しみじみと故郷のことを思い出すなど、歌が心に深く入り込むのではないでしょうか。
このように「心に染みる」には、「心に深く入り込む」「しみじみと感じられる」という意味があります。
「心に染みる」を使った言葉と解釈
「心に染みる」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「心に染みる」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「優しさが心に染みる」【やさしさがこころにしみる】
- 「心に染みる名作」【こころにしみるめいさく】
- 「心に染みる言葉」【こころにしみることば】
- 「心に染みる風景」【こころにしみるふうけい】
「優しさが心に染みる」【やさしさがこころにしみる】
「優しさが心に染みる」という言葉があります。
例えば仕事で忙しい時、同僚が「いつも頑張ってるな」などと声をかけてくれた時、その優しさが心に深く入り込むかもしれません。
また心が辛い時に、飲食店でおかずをオマケでもらった時などに、ちょっとした心配りが胸を打つかもしれません。
このようなちょっとした優しさが、心の奥深くに入ってくることを「優しさが心に染みる」と言います。
「心に染みる名作」【こころにしみるめいさく】
「心に染みる名作」と聞くと、いくつかの映画作品、小説などが思い浮かぶかもしれません。
何度読んでも、心の奥深くに入ってくるような作品、名作と呼ぶのにふさわしいでしょう。
「心に染みる言葉」【こころにしみることば】
「心に染みる言葉」があります。
例えば学校の卒業式に、担任の先生が掛けてくれた言葉が、今でも忘れられない人もいるかもしれません。
このような言葉は、きっと心の奥深くに入って、大人になっても大切にできるのかもしれません。
また、映画のセリフ、小説の中の一節が、心に深く感じ入ることがあります。
このような言葉も「心に染みる言葉」といるでしょう。
「心に染みる風景」【こころにしみるふうけい】
旅行中に、しみじみとした気持ちになる、そのような風景に出会ったことがあるでしょうか。
何かしら、心に深く感じ入るものがある風景を、「心に染みる風景」と呼びます。
故郷の風景はもちろんですが、初めて訪れた海外の風景が、心に染みたという人がいるかもしれません。
「心に染みる」の類語や類似表現や似た言葉
「心に染みる」の類語や類似表現を紹介します。
「心に染みる」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「感慨に耽る」【かんがいにふける】
- 「感無量」【かんむりょう】
「感慨に耽る」【かんがいにふける】
「感慨に耽る」には、「感慨に浸る」「しみじみ思う」という意味があります。
「感慨」には、「深くしみじみした気持ちになる」という意味があります。
ある国の歴史を見て、栄枯盛衰に思いを馳せた後で、「感慨に耽る」ことがあるかもしれません。
「感無量」【かんむりょう】
嬉しい出来事があった時、インタビューの受け答えなどに、「感無量です」などという言葉が飛び出します。
「感無量」には、「感慨が計り知れないほど大きい様子」という意味があります。
言葉にできないくらい、深く感じる様子を、「感無量」と言います。
長年目標だったものを、ようやく達成できた時、深い思いでいっぱいになるでしょう。
このような時に、「感無量」と言う言葉を使います。
「心に染みる」を使った例文や短文など
「心に染みる」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「心に染みる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「心に染みる」を使った例文1
- 「心に染みる」を使った例文2
「心に染みる」を使った例文1
「故郷に帰り、家で食べた母の料理が『心に染みる』」
この例文のように、久しぶりに故郷に帰り、懐かしい母親の料理を食べた時、しみじみとした思いが心の奥深くに入ってくるということがあるでしょう。
味覚の記憶は強いと言われているため、母親の料理の味は、何年経っても懐かしいと感じられるのでしょう。
「心に染みる」を使った例文2
「仕事帰りに待っていてくれた、同僚の優しさが『心に染みる』」
残業をして家に帰ろうとした時に、同僚が待っていてくれて、飲みに誘ってくれた時、嬉しいと感じられるかもしれません。
仕事のストレスが溜まっているだろうと見越して、ストレス解消の場を与えてくれた、同僚の優しさが、深く心に入り込んでくるかもしれません。
このような仕事仲間のちょっとした気遣いは、押し付けがましい優しさよりも「心に染みる」のではないでしょうか。
「心に染みる」の英語
「心に染みる」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「心に染みる」は英語で、“touching”(タッチング)になります。
“touching”には、「触れる」「心に染みる」という意味があります。
また“heartfelt”(ハートフェルト)にも「心から」「心に染みる」という意味があります。
このように「心に染みる」を英語にしたい時、“touching”や“heartfelt”などの英語を使ってみましょう。
「心に染みる」という言葉について見てきました。
「心に染みる」の意味を知ると、自分にも、最近「心に染みた」言葉や風景、作品などとの出会いがあったことを思い出すかもしれません。
偶然テレビに流れてきた風景が、あなたの「心に染みた」ということもあるかもしれません。