「どうしようもない」とは?意味や使い方!例文や解釈
「どうしようもない」という言葉の意味や使い方を紹介します。
また「どうしようもない」と劣等感を覚えた時の対処法を紹介します。
さらに「どうしようもない」という言葉を使った例文や、「どうしようもない」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「どうしようもない」とは?
- 「どうしようもない」の使い方
- 「どうしようもない」の類語や類似表現や似た言葉
- 「どうしようもない」を使った例文や短文など
- 自分を「どうしようもない」と思った時の対処法
「どうしようもない」とは?
「どうしようもない」という言葉を知っているでしょうか。
職場にいる誰かに対して「どうしようもない」と感じた経験があるかもしれません。
一方で、「どうしようもない」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「どうしようもない」という言葉の意味を紹介します。
- 「どうしようもない」の意味1
- 「どうしようもない」の意味2
「どうしようもない」の意味1
「どうしようもない」という言葉の意味を紹介します。
「どうしようもない」には大きく分けて、二つの意味があります。
まず「そうするより他に、方法がない」という意味です。
または「他に何も手段がみつからない」という意味もあります。
例えば、「納期までに仕事が終わらない時、残業するより『どうしようもない』」と言うことがあるかもしれません。
この場面では、残業して納期に間に合わせる以外の選択肢が思いつかないという意味があります。
このように「どうしようもない」には、「そうするより他に、方法がない」という意味があります。
「どうしようもない」の意味2
「どうしようもない」の二つ目の意味は、「救いようがない」という意味になります。
この場合は、救いようがないと感じられる誰かに対して、または救いようがないと思う物事に対して使います。
例えば、「どうしようもない社員がいる」という場合は、「救いようがない社員がいる」という意味になります。
どのようなことをしても、この社員を一人前にすることはできないという意味があります。
また「どうしようもない仕事」という場合は、「救いようがない仕事」という意味があります。
このまま続けていても何も生み出さない、成果を得られないような仕事に対して、「どうしようもない仕事」と言います。
このように「どうしようもない」には「救いようがない」という意味もあります。
「どうしようもない」の使い方
「どうしようもない」という言葉の使い方を紹介します。
「どうしようもない」には、「他に取るべき方法がみつからない」時に使います。
ビジネスシーンでは、誰かがミスをして、どう対応していいか悩んでいる場面があります。
このような時に、「謝りに行って土下座するしか、どうしようもないだろ」などと言います。
この場合は、謝りに行って土下座する方法の他に、ミスを挽回する道がないという意味で、「どうしようもない」を使っています。
また「どうしようもない」には「救いようがない」という意味もあります。
何度、説教しても遅刻癖が治らない人、うっかりミスを繰り返すような人に対して、「どうしようもない」という言葉を使ってみましょう。
「どうしようもない」の類語や類似表現や似た言葉
「どうしようもない」の類語や類似表現を紹介します。
「どうしようもない」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「お手上げ」【おてあげ】
- 「覆水盆に返らず」【ふくすいぼんにかえらず】
「お手上げ」【おてあげ】
「お手上げ」と言う言葉には、「行き詰っている」「どうしようもない」という意味があります。
また「降参する」という意味もあります。
仕事が行き詰って、どうしていいか分からなくなった時に、「もうお手上げだ」などと言います。
「覆水盆に返らず」【ふくすいぼんにかえらず】
「覆水盆に返らず」は、ことわざのひとつです。
この言葉には、一度してしまった失敗は、元に戻せないという意味があります。
「覆水」は「こぼれた水」という意味があります。
盆の水はこぼれてしまえば、元の状態に戻せないことから、このことわざが生まれています。
「どうしようもない」を使った例文や短文など
「どうしようもない」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「どうしようもない」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「どうしようもない」を使った例文1
- 「どうしようもない」を使った例文2
「どうしようもない」を使った例文1
「ここまで関係がこじれると、『どうしようもない』」
この例文のように、人間関係がこじれてしまい、救いようがない状況になるかもしれません。
このような状態を「どうしようもない」と表現することがあります。
関係者が関係を修復しようと飛びまわったものの、どうにもならなかった時に、この例文のような文章が登場します。
「どうしようもない」となる前に、何かしらの手を打つべきかもしれません。
「どうしようもない」を使った例文2
「ここまで来たら、前に進むしか『どうしようもない』」
この例文のように、追い詰められた結果、前進するしかなくなることがあります。
追いつめられるというネガティブな出来事により、逆に前向きになれるような状況です。
逃げ道がたくさんある時は、逃げてしまうような人でも、他に選択肢がないなら、前向きに努力できるかもしれません。
自分を「どうしようもない」と思った時の対処法
自分の現状に満足できないだけでなく、自分は最低だ、「どうしようもない」と感じてしまうことがあります。
生きているのが辛いと感じる、このような時の対処法を紹介します。
- 「客観性がある」自分を褒める
- 「それとなく評価を聞く」
- 「学生時代の友達に会ってみる」
「客観性がある」自分を褒める
自分のことを「どうしようもない」と思う人は、自分が最低だと思っているかもしれません。
しかし、本当に最低な人は、「どうしようもない」自分に気付けない人かもしれません。
仮にあなたが「どうしようもない」人だとしても、そのことに気付く客観性があるだけで、ずいぶんマシです。
客観性がある自分を褒めましょう。
「それとなく評価を聞く」
「どうしようもない」と思っているのが、自分だけということがあります。
飲み会など、忌憚なく意見を言える時に、それとなく自分の評価を聞いてみましょう。
高く評価してくれる人がたくさんみつかるかもしれません。
「学生時代の友達に会ってみる」
「どうしようもない」と感じるのは、環境に恵まれていないせいかもしれません。
職場やグループが、あなたにあっていないため、最低だと感じるのかもしれません。
そこで、しばらく会っていない学生時代の友達と会ってみましょう。
かつての輝いていた自分と再会できて、自信を取り戻せるかもしれません。
「どうしようもない」という言葉について見てきました。
みなさんの周囲に「どうしようもない」物事や人がいるかもしれません。
次回そのような人や物事に出会った時は、「どうしようもない」と言ってみましょう。