「お手上げ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「お手上げ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「お手上げ」の意味
- 「お手上げ」の表現の使い方
- 「お手上げ」を使った例文と意味を解釈
- 「お手上げ」の類語や類義語
「お手上げ」の意味
「お手上げ」の意味は以下の2つです。
1つ目は「ものごとに行き詰ってしまいどうしようもない状態のこと」という意味で、効果的な手段が何も考えつかないことを言います。
あらゆる手を尽くしたり、努力をしても状況が変わらず、途方に暮れている時の表現です。
2つ目は「降参すること」という意味で、相手に歯が立たずに争うことをやめることを言います。
戦に使われた言葉ですが、最近ではゲームや競技、ビジネスなどあらゆるシーンで使われます。
- 「お手上げ」の読み方
- 「お手上げ」の語源・由来
「お手上げ」の読み方
「お手上げ」の読み方は、「おてあげ」になります。
慣用句ですので必ず「お」が付くことを覚えておきましょう。
「お手上げ」の語源・由来
「お手上げ」の由来は、言葉の意味からきています。
「お手上げ」とは「手を上げる」ことで、この動作は相手に降参した時に、これ以上武器を使わない様に両手を上げて相手に示したことからきています。
西部劇で自分の負けを認めた時に相手に対して両手を上げるシーンが有名です。
この様に「降参する」という意味から「何もできない」という意味で使われる様になりました。
「お手上げ」の表現の使い方
「お手上げ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 感情的な部分を表す
文法的な使い方
「お手上げ」は名詞・形容動詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「お手上げだ・である」として使われます。
複合語として「お手上げ状態」と使われることもあります。
感情的な部分を表す
「お手上げ」は「降参する」という意味ですが、ビジネスでは「どうにもならないのでものごとを放棄する時」に使われ、諦めの感情が含まれます。
「お手上げ」を使った例文と意味を解釈
「お手上げ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「お手上げ」を使った例文1
- 「お手上げ」を使った例文2
「お手上げ」を使った例文1
「ここまで売上が落ちてしまうと幾らキャンペーンをしてもお手上げだ」
売上がすっかり落ち込んでしまい、これからキャンペーンなどをしてもとても赤字を回復できない状態です。
「お手上げ」を使った例文2
「問題が難しすぎてお手上げ状態で終わってしまった」
試験を受けた時に、問題が難しすぎて全く分らず、ほとんど解答できないまま終わってしまったことを表しています。
「お手上げ」の類語や類義語
「お手上げ」の類語や類義語を紹介します。
- 「万策尽きる」【ばんさくつきる】
- 「打つ手がない」【うつてがない】
「万策尽きる」【ばんさくつきる】
「今できる可能な限りの手段を試したが、全て効果がないこと」という意味です。
「打つ手がない」【うつてがない】
「これ以上考えられる方法がないこと」という意味です。
「お手上げ」は「ものごとに行き詰ってしまいどうしようもない状態のこと」「降参すること」という意味があります。
全て投げ出してしまいたい状況になった時に使いましょう。