「フルプライス」とは?意味や類語!表現の使い方!
皆さんは「フルプライス」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
この言葉は、普段のコミュニケーションの中では、あまり使うことや聞くことがあまりないかもしれません。
そこで今回は、この「フルプライス」について、触れて行くことにしましょう。
目次
- 「フルプライス」とは?意味
- 「フルプライス」の表現の使い方
- 「フルプライス」の英語と解釈
- 「フルプライス」の類語や似た表現
- 「フルプライス」を使った例文と意味を解釈
「フルプライス」とは?意味
「フルプライス」とは、「正規の値段」のことで、「1円の値下げもされていない価格」のことを指しています。
「フルプライス」の表現の使い方
「フルプライス」は、メーカーが販売店などに対して希望する価格の目安として使われたり、値引きをする時に出てくることがあります。
しかし、実際の商談において、まったく値引きされない取引はかなり限定されています。
ビジネスにおける取引では、予算をにらみながら、価格交渉をしていくことが多いので、余程の付加価値がない限り「フルプライス」による取引は皆無と言っていいでしょう。
「フルプライス」の英語と解釈
「フルプライス」を英語で表現すると、“standard price”という言葉で訳すことができます。
フルプライスなので、思わず“full”を使いたくなりますが、和製英語なので使うことができません。
「フルプライス」の類語や似た表現
「フルプライス」を他の言葉で言い換えると、次のような言葉があります。
- 「希望小売価格」
- 「定価」
「希望小売価格」
「フルプライス」の類義語に「希望小売価格」があります。
「希望小売価格」とは、「製造メーカーや輸入する代理店が、供給する商品について設定した販売参考小売価格」という意味があります。
「メーカー希望小売価格」とも呼ばれていますが、最近では値引きの度合いが激しくなっているために、「希望小売価格」ではなく「オープン価格」に変わってきています。
特に家電量販店では、過激な値引き合戦があったために、「希望小売価格」がなくなったと言われています。
「定価」
「定価」も「フルプライス」と同じ意味で、「ある品物に決められたき売値」という意味の価格です。
「フルプライス」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「フルプライス」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「フルプライス」を使った例文1
- 「フルプライス」を使った例文2
「フルプライス」を使った例文1
「フルプライスとは一般的な定価のことを指しており、ベストプライスとは、値引き後の価格を指しています」
フルプライスと対比するように「ベストプライス」という言葉がありますが、ビジネスシーンでも、顧客から「ベストプライスを提示して」と言われることがあります。
「フルプライス」を使った例文2
「当社はフルプライスでの取引が前提です」
このように強気で商売をしている企業は先ずもっていないでしょうが、営業の仕事に携わる人は、1度はこんな強気の商売をしてみたいのではないでしょうか?
「フルプライス」と聞いて、ピンと来ない人も少なくないでしょうが、「希望小売価格」と聞いて理解する人の方が多いでしょう。
しかし、安価に物が買える時代にあっては、「フルプライス」のような機会は書籍や特定の商品以外はめったにありません。
ビジネスの世界では値引きが当たり前なので、「フルプライス」での取引があるなら、それこそメーカーや代理店は大喜びのはずです。