「パツパツ」とは?意味や対義語・英語・類語・例文まで詳しく解説!
「パツパツ」は、物理的な意味で使うだけでなく、その意味から転じた別の解釈で使うこともできる言葉です。
目次
- 「パツパツ」の2つの意味とは?
- 「パツパツ」の対義語
- 「パツパツ」の英語と解釈
- 「パツパツ」の類語や言い換え
- 「パツパツ」を使った例文と意味を解釈
「パツパツ」の2つの意味とは?
パツパツには、2つの意味があります。
1つは物理的に突っ張っているという解釈で、「太ってしまって、昔のジーパンがパツパツになった」といった使い方をします。
このような形で、主に服がきつくなった、または入らなくなったような場合に用いることが多いです。
もう1つは、スケジュールなどに対して使うケースで、「今日は予定がパツパツだ」のような形になります。
この場合、それだけ予定が詰まっているという解釈になり、こちらは物理的ではないものの、意味合いとしては、共に「余裕(スペース)がない」と考えていいでしょう。
- 「パツパツ」の語源
「パツパツ」の語源
「パツパツ」は、「張つ」(はつ)という古典で使われていた表現が語源となっています。
この「張つ」は、池に氷が張る様子などに使われる表現で、そこから張り詰める、突っ張ると解釈が変化して、先のような意味で使われるようになった言葉です。
「張る」という言葉が軸になっていると考えると、分かりやすいでしょう。
「パツパツ」の対義語
「パツパツ」と逆の意味になる言葉は、同様に同じ言葉を繰り返す「ゆるゆる」です。
パツパツのどちらの意味にも使える対義語で、服がきつくなる様子に対し、ゆるゆるだと表現すると、まだまだ余裕があることが表現できます。
また、スケジュールや予定に対しても、「まだまだゆるゆるだ」といった表現が使えます。
「パツパツ」が先のように「余裕がない」なら、この「ゆるゆる」は、「まだまだ余裕がある」ことだと解釈していいでしょう。
「パツパツ」の英語と解釈
「パツパツ」を英語で表現すると、“tight”という言葉になります。
カタカナ語で「タイト」として使われることも多く、「きつい」という意味全般を指す言葉です。
この“tight”も「パツパツ」と同様に、服が体にきつい、スケジュールがきついといった両方に使える言葉です。
“My clothes got tight.”で、「服がパツパツになった」となり、“Indeed the schedule is tight.”とすると、「そのスケジュールではパツパツだ」という意味になります。
「パツパツ」の類語や言い換え
「パツパツ」を他の言葉で言い換える時に使う表現です。
どちらも全く同じ意味だと解釈して構いません。
- 「ぱっつんぱっつん」
- 「ピチピチ」
「ぱっつんぱっつん」
「パツパツ」を多少コミカルにした表現で、「この服、ぱっつんぱっつんだよ」などと用いられます。
「パツパツ」をより強調した言葉だという解釈もありますが、基本的には同じ意味だと思っていいでしょう。
「ピチピチ」
体にぴったりとフィットしたTシャツを「ピチT」と呼ぶように、「パツパツ」と同じ意味で、「きつい」と表現している言葉です。
だたし、上の「ぱっつんぱっつん」とは違い、あまりスケジュールや予定に対して使うことはなく、物理的な方の意味に特化している表現となっています。
「パツパツ」を使った例文と意味を解釈
「パツパツ」を使った例文と、その意味の解釈です。
物理的な方と、そうではない使い方の両方の例を挙げていきます。
- 「パツパツ」を使った例文1
- 「パツパツ」を使った例文2
「パツパツ」を使った例文1
「荷物を入れ過ぎて、カバンがパツパツだ」
物理的に使っている例になります。
荷物によってカバンが「きつい」と表現しており、このような状態にちょうど使える言葉です。
「パツパツ」を使った例文2
「日程がパツパツで、とてもそんな余裕はない」
決められた日程の途中に、何か別の用事などを入れられるかと聞かれた際の回答だと考えていいでしょう。
この場合、とてもそんなことはできないと言っており、それだけ日程が詰まっていると表現する為に使っています。
パツパツは、一言で「きつい」ことだと覚えておけば、解釈を間違えることはないでしょう。
色々な意味での「きつい」を表現できる言葉なので、使い勝手にも優れている言葉です。