「鬼っ子」とは?意味や類語!英語や使い方!俗語
小さい頃「鬼っ子」と言われていじめられている子供を見たことがある人もいるでしょう。
一体どの様な意味なのか、類語なども併せて紹介します。
目次
- 「鬼っ子」とは?意味
- 「鬼っ子」の表現の使い方・注意点
- 「鬼っ子」の意味の英語
- 「鬼っ子」の類語や言い換え「鬼っ子」の類語
- 「鬼っ子」を使った例文と意味を解釈
「鬼っ子」とは?意味
「鬼っこ」の意味について紹介します。
- 「鬼っ子」の読み方
- 「親に似ていない子」の意味
- 「生まれながらに歯が生えている子供」の意味
- 「非常に乱暴な子供」の意味
「鬼っ子」の読み方
「鬼っこ」は「おにっこ」と読みます。
地方や人によっては「鬼子」と書いて「おにこ」と読むこともありますが、意味は同じです。
「親に似ていない子」の意味
「鬼っこ」で最も良く使われるのが「見た目が両親に似ていない子供」のことです。
両親が黒髪、黒目なのに、子供が赤茶色い髪の毛で天然パーマだったり、目の色が薄い、顔立ちが全く違うなど、親と似ていない子供のことを言います。
多くの場合、兄弟姉妹がいるのですが皆両親に似ていて、自分だけが全く違う容姿です。
人間には劣性遺伝や突然変異など、遺伝子レベルで予想外のことが起きるものですが、昔はその様な情報が全く無かった為に、両親と似ていない子供は「鬼の子」と言われたのです。
「生まれながらに歯が生えている子供」の意味
こちらはかなり限定的な表現で、生まれつき歯が生えそろっている子供に対して使われます。
非常に珍しいのですが、ありえない話ではないのです。
この様な歯は「先天歯」又は「鬼歯」と呼ばれ、ここから「鬼っ子」と呼ばれる様になったのでしょう。
「非常に乱暴な子供」の意味
普通の子供の様に親の言うことをきかず、乱暴でどこに行っても迷惑扱いされる子供のことです。
親をないがしろにしている様に見えるので本当の子供ではなく「鬼の子」と呼ばれる様になったと思われます。
本来は子供のことを表すのですが、様々な比喩表現として、迷惑なものや厄介なものに例えられることもあります。
「鬼っ子」の表現の使い方・注意点
「鬼っ子」は、見た目が親に全く似てない時に使われます。
但し、人にはそれぞれ事情があるもので、それが病気であったり遺伝的なものであったり、或いは家族関係に関わるものであったりします。
「鬼っ子」ということで人の心を傷つけてしまうことが多いので、使う時には注意しましょう。
「鬼っ子」の意味の英語
「鬼っ子」の英語を紹介します。
- “He is a child does not resemble its parents.”
- “The baby was born with a tooth.”
“He is a child does not resemble its parents.”
「あの子は両親と全く似ていない子だ」になります。
海外には「鬼っ子」という表現はなく、直接的に「鬼」「悪魔」などになってしまいます。
“The baby was born with a tooth.”
「その子は生まれつき歯が生えていた」になります。
こちらもそのまま状況を言い表しただけになります。
「鬼っ子」の類語や言い換え「鬼っ子」の類語
- 「異端児」【いたんじ】
- 「申し子」【もうしご】
「異端児」【いたんじ】
「正統派に属さず特異な存在となる人」のことです。
「児」がついていますが、子供だけではなく大人を意味することもあります。
「申し子」【もうしご】
「神様に願をかけて生まれてきた様に思える子供」のことです。
そのことをする為に生まれてきた様に才能を持ち合わせているという意味で、良い意味に使います。
「鬼っ子」を使った例文と意味を解釈
「鬼っ子」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「鬼っ子」を使った例文1
- 「鬼っ子」を使った例文2
「鬼っ子」を使った例文1
「彼は両親にも兄弟にも全く似ていない鬼っ子だ」
両親と兄弟はそれなりに共通点があるのですが、その人だけ全く似ていません。
まるで違う両親から生まれてきた様に見えることを表しています。
「鬼っ子」を使った例文2
「生まれつき歯が生えている鬼っ子だったので抜歯した」
生まれつき歯が生えているのは稀にあるケースですが、赤ちゃんの場合歯磨きができないのでそれだけ虫歯になる可能性が高くなります。
早目に抜歯して永久歯に備えることにしたのでしょう。
「鬼っ子」は「親に似ていない子」「乱暴で変わった子」「生まれつき歯が生えている子」の意味があります。
いずれにしても普通の子供とは違うことから「鬼」と言われているので、良い意味ではありません。
人に対して使う時にはくれぐれも注意しましょう。