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「もどかしい」とは?意味や使い方!例文や解釈

文章、会話とどちらにでも「もどかしい」という言葉が使われます。

よく聞く言葉ですが、意味は何となくの理解で案外本当の意味がわかっていないこともあります。

ここでは「もどかしい」の意味、使い方、例文など詳しく解説をしていますのでぜひ参考にしてみてください。

もどかしい

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「もどかしい」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「もどかしい」とは?
  • 「もどかしい」の表現の使い方
  • 「もどかしい」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「もどかしい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「もどかしい」の反対語
  • 「もどかしい」の英語と解釈


「もどかしい」とは?

「もどかしい」とは?

「もどかしい」とは物事が、思うようにいかない、進まないことでイライラすることを言います。

じれったいとか、はがゆいといったことも同じ意味となります。

  • 「もどかしい」の語源や由来
  • 「もどかしい」の読み方

「もどかしい」の語源や由来

「もどかしい」という言葉には別の意味もあります。

それは非難すべき様子だ、非難したい気持ちだという意味です。

日本最古の恋愛小説と言われている源氏物語の中に「もどかししきところなく(仏道を)ひたみちに勤め給へ」といった文章があります。

意味は違えど「もどかしい」という言葉は平安時代中期にはすでにあったということになります。

「もどかしい」の読み方

「もどかしい」は当てる漢字はなくひらがなで書きます。



「もどかしい」の表現の使い方

「もどかしい」の表現の使い方

「もどかしい」という言葉は生活の中で使われることが多いのではないでしょうか。

例えば「結婚話がなかなか決まらなくてもどかしい」「上手く話すことができなくてもどかしい」など、状況や自分の気持ちなど思うようにいかなくてイライラする、じれったいという時に気軽に使います。

「もどかしい」の類語や類似表現や似た言葉

「もどかしい」の類語や類似表現や似た言葉

「もどかしい」の類語、似た言葉をいくつか紹介しましょう。

こちらも「もどかしい」と併せて覚えておくと表現の幅が広がります。

  • 「やきもきする」【やきもきする】
  • 「いても立ってもいられない」【いてもたってもいられない】
  • 「落ち着かない」【おちつかない】

「やきもきする」【やきもきする】

「やきもきする」とは気をもんで、いら立つことを言います。

ちなみに「気をもむ」とはあれこれと心配するという意味になります。

心配をしていると、だんだん、心配する物事、相手に対して「こんなに心配をかけて」とイライラしてくるものです。

そういった状態のことを「やきもき」と言うのです。

「いても立ってもいられない」【いてもたってもいられない】

「いても立ってもいられない」「居ても立っても居られない」と書く場合もありますが、意味としてはそわそわしたり、イライラしたりと心が落ち着かないことを言います。

心配事がある時などはこのような表現を使うことが多いのではないでしょうか。

「落ち着かない」【おちつかない】

「もどかしい」状態は、ようするに心がじれったい、はがゆい、イライラいするといったように不安定で落ち着きを失っています。

「もどかしい」を簡単な言葉に言い換えるならば「落ち着かない」ということになるのではないでしょうか。

心が落ち着いている時のゆったりとした満足感のある状態はとても快いものです。

もどかしく「落ち着かない」状態は心身共に不快を感じることでしょう。

そのような状態が長引けば、ストレスも大きくなります。



「もどかしい」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「もどかしい」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「もどかしい」の意味が理解できましたところで、実際にどのように使うのか例文を紹介していきましょう。

併せて意味も解説していきますので、理解を深めてください。

  • 「もどかしい」を使った例文1
  • 「もどかしい」を使った例文2

「もどかしい」を使った例文1

「自分は何もできずに、もどかしい」

何かを手伝ってあげたいとか、自分が何とかしてあげたいと思っても手出しができない時があります。

見守るしかない、待つしかないといった状態は非常に「もどかしい」気持ちになります。

気長になるしかないのですが、あまりにもその状態が長くなればストレスと感じることが増えてくるでしょう。

「もどかしい」を使った例文2

「あの人のやり方はもどかしい、このまま、待っていたらいつになるかわからないよ」

仕事など、手順が違ったり、時間ばかりかける人を見ていると「もっとこうした方がいいのに」と思わず言いたくなることは誰にでも経験はあるのではないでしょうか。

そのような場合も「もどかしい」という言葉を表現します。

「あなたのやり方はもどかしい」「もどかしい人だね」と使うこともありますが、あまりいい意味では使われませんし、あまり言い過ぎますと「急かしている」「プレッシャーをかけている」ととられる可能性もありますので注意が必要です。

「もどかしい」の反対語

「もどかしい」の反対語

「もどかしい」の反対語はどのような言葉になるのでしょうか。

見てましょう。

  • 「清々しい」【すがすがしい】
  • 「心地良い」【ここちよい】

「清々しい」【すがすがしい】

「清々しい」とは心地良く、爽やかである、さっぱりしていて気持ちがいいという意味があります。

また物事がすらすら運ぶこと、滞りがないことという意味もあります。

「もどかしい」とは反対の状態を表す言葉と言ってもいいでしょう。

「心地良い」【ここちよい】

「心地良い」は気持ちが良いこと、気分がよいことを言いますので「もどかしい」の反対の気持ちであると解釈できます。

「もどかしい」状態の時の気持ちとしては、当然良くありませんし、気分も悪いことでしょう。

「もどかしい」の英語と解釈

「もどかしい」の英語と解釈

「もどかしい」は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語ではいくつか当てはまる言葉があります。

まず「イライラする」という場合は“be irritated”となります。

「我慢できない」という「もどかしい」の場合は“be impatient”です。

また思うようにならなくて「もどかしい」ならば“be frustrated”で例文は“I'm frustrated at being able to do nothing for her.”(彼女の為に何もしてやれないことがもどかしい)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「もどかしい」という言葉の意味、使い方、例文などをまとめてお伝えしました。

よく使われる言葉ですので類語などと併せて覚えておくことをおすすめします。

「もどかしい」とは簡単に言えば、思い通りにいかずイライラ、心が落ち着かないことを言います。

実際の仕事、生活面において「もどかしい」という状況、状態が続きますとストレスになりますので気をつけるようにしたいことです。