「ゲス顔」とは?意味や類語!
ゲス顔、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
よく、イラストや漫画などでゲス顔が表現される場合もあります。
それならば、ゲス顔とは一体どのような顔なのでしょうか。
ここではゲス顔という言い回しについて紹介します。
目次
- 「ゲス顔」とは?意味
- 「ゲス顔」の表現の使い方・注意点
- 「ゲス顔」の意味の英語
- 「ゲス顔」の類語や言い換え
- 「ゲス顔」はどんな顔で表現されることが多い?
「ゲス顔」とは?意味
「ゲス顔」、という言葉は何か良からぬ企みをしているような表情をした顔つきになります。
卑しい、下劣、などという意味もあり、例えば悪巧みをしている表情、非人道的な行為を考えている表情、そして非人道的な行為を喜んでいる表情などで使われる表現です。
そのため、例えば殺人事件を扱った漫画などで「ゲス顔」が使われることもありますし、人間の素顔を暴き出したような現代社会の問題を唱える場合などにも「ゲス顔」が描かれる場合があります。
悪態をつくような発言をした場合、句点を付ける代わりに「(ゲス顔)」と表記することもあります。
- 「ゲス顔」の語源や由来
「ゲス顔」の語源や由来
「ゲス顔」という表現の由来を考える場合、まずゲスという言葉の由来について知らなければいけません。
昔、身分が高い人たちのことを上衆「じょうず」と呼んでいたことがあります。
敬意を払うという意味を込め、身分の低い人たちは身分の高い人たちをこのように呼んでいたのです。
そしてその対義語が下衆「げす」という表現でした。
しかしこの言葉には心が卑しい人、身分の卑しい人、などという意味も含んでおり、ここからゲスという表現ができあがったのです。
心根が卑しい人、顔が不細工な人、などもゲスと言われるようになり、ここから「ゲス顔」という表現が作られました。
「ゲス顔」の表現の使い方・注意点
「ゲス顔」というのはイラストや漫画などをさして使われます。
例えば、自分の家族に対してひどいことをした人を殺害しようと決意したときの表情、殺害をした食後の犯人の表情などは「ゲス顔」として描かれることも多く、あるいは好きな女の子を前にいやらしい想像をしている時なども「ゲス顔」で描かれる場合があります。
もしも「ゲス顔」という言葉を使うならば、気心知れた相手に使わなければいけません。
よく知らない人に対して「ゲス顔」という表現を使ってしまえば悪口になってしまう可能性があります。
「ゲス顔」の意味の英語
ゲス顔という表現はあくまでも日本語の言い回しですので、英語に直訳する事は困難といえます。
不細工な顔ということであれば“ugly face”と言えますが、例えば悪巧みをしている表情などという意味で「ゲス顔」という表現を使うのであれば、“tricky faceやthinking something bad”という表現になります。
“bad expression”でも良いでしょう。
例えば、「あいつは好きな女の子を眺めて「ゲス顔」をしていた」ということであれば、“He had this bad expression looking at the girl he likes.”といえます。
「ゲス顔」の類語や言い換え
ここでは「ゲス顔」という表現の類義語を紹介します。
- 「いやらしい顔」
- 「悪巧みをしているような顔」
「いやらしい顔」
いやらしい顔、というのは下心を持っていそうな顔、という意味です。
もしも高校生などを対象とした漫画であれば、性的なことを考えている可能性もありますし、あるいは悪巧みをしている可能性もあります。
いたずらを考えている時など、いやらしい顔だと言われる場合もあります。
「悪巧みをしているような顔」
悪巧みというのは悪いことを企むこと、という意味ですが、悪巧みをしているような顔つきも「ゲス顔」として表現されます。
それが可愛らしいというレベルの悪巧みの可能性もありますし、殺人などの悪巧みの可能性もあります。
「ゲス顔」はどんな顔で表現されることが多い?
漫画で「ゲス顔」が描かれる場合、相手を見下しているような表情として描かれ、口元だけが笑っている顔で描かれます。
口元が笑っていても目は笑っておらず、むしろ死んだような目つきをしていることもあります。
「ゲス顔」は漫画の中で描かれることが多く、アニメなどでもよく出てきます。
推理などを扱った漫画などでもよく見かけるのではないでしょうか。