「まやかし」とは?意味や使い方!例文や解釈
「まやかし」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「まやかし」の類語や反対語、「まやかし」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「まやかし」とは?
- 「まやかし」の類語や類似表現や似た言葉
- 「まやかし」の反対語
- 「まやかし」を使った例文や短文など
「まやかし」とは?
みなさんは「まやかし」という言葉を知っているでしょうか。
「これは、まやかしに過ぎない」などというフレーズを聞いたことがある人もいるでしょう。
一方で、今回初めて「まやかし」という言葉を知った人もいるはずです。
そこで「まやかし」という言葉の意味や使い方を紹介します。
- 「まやかし」の意味
- 「まやかし」の使い方
「まやかし」の意味
「まやかし」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「まやかし」には、「ごまかしたもの」という意味や「にせもの」という意味があります。
例えば、「あなたの意見は、まやかしだ」という場合は、「あなたの意見は、ごまかしたものだ」「きちんとした意見ではなく、にせものだ」などという意味になります。
さらに「まやかし」には、「手品」「奇術」という意味もあります。
目の前で不思議な現象が起きた時、「まやかし」という場合は、「手品だ」「奇術か何かだ」という意味になります。
「まやかし」の使い方
「まやかし」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
「まやかし」には「ごまかしたもの」「にせもの」という意味があり、「手品」や「奇術」という意味もあります。
何かを見た時に、このように感じた時、「まやかし」という言葉を使ってみましょう。
例えばビジネスシーンで、誰かの意見が怪しいと感じられたり、自分の意見ではなく、誰かの意見を借りてきたようなものだった時に、「その意見はまやかしに過ぎない」などと言います。
また、誰かに高級なツボなどを売ろうとされた時、高級なツボではなく、高級そうに見えるだけの、安いツボだと感じた時は、「このツボはまやかしです」などと言ってみましょう。
このように、何かに対して、「ごまかしたもの」「にせもの」と感じた時は、「まやかし」という言葉を使って見ましょう。
「まやかし」の類語や類似表現や似た言葉
次に「まやかし」の類語や類似表現を紹介します。
「まやかし」と似た意味を持つ言葉にはどのような言葉があるでしょうか。
- 「偽物」【にせもの】
- 「いかさま」【いかさま】
- 「眉唾物」【まゆつばもの】
- 「嘘っぱち」【うそっぱち】
- 「エセ」【えせ】
- 「もどき」【もどき】
「偽物」【にせもの】
「偽物」には、「本物を似せて作ったもの」という意味があります。
例えば、海外の名画を似せて作った、本物ではない絵は「偽物の絵」と呼ばれたり「贋作」と呼ばれたりします。
高級ブランドのバッグや財布などにも、「偽物」は数多くあります。
「いかさま」【いかさま】
「いかさま」には、「なるほどと思われるような、インチキな偽物」という意味があります。
一見したら本物か偽物か、区別つかないようなものは、「いかさま」と呼ばれがちです。
例えば過去にあった、スポーツ選手がお金のために、インチキな試合をする行為は、本当の試合と区別がつきにくく、「いかさま試合」などと呼ばれます。
「眉唾物」【まゆつばもの】
「眉唾物」には、「疑わしいもの」「いかがわしいもの」という意味があります。
「眉唾物」は、眉に唾を付けて、騙されないように用心しなければいけないもの、という意味があります。
こちらも、本物と偽物を区別するのが難しいものかもしれません。
「嘘っぱち」【うそっぱち】
「嘘っぱち」には、「うそ」という意味があり、「うそ」を強めた言葉になります。
「エセ」【えせ】
「エセ」には、「よく似ているが本物ではないこと」という意味があります。
「エセ芸能人」という言葉には、「芸能人のようだが、芸能人ではない」という意味があります。
「もどき」【もどき】
「もどき」には、「対比させるように、あるものに似せて作ったもの」という意味があります。
「○○もどき」と呼ばれるものは、本物でないけれど、とてもよく似ているものが多くなります。
「まやかし」の反対語
続いて「まやかし」という言葉の反対語を紹介します。
「まやかし」という言葉の、反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「本当」【ほんとう】
- 「真実」【しんじつ】
- 「本物」【ほんもの】
- 「正真正銘」【しょうしんしょうめい】
「本当」【ほんとう】
「本当」には、「真実のまま」という意味があります。
また「真実そのとおりである」「うそや見せ掛けではない」という意味があります。
「本当の話」という場合は、「真実の話」という意味になり、「本当に良かった」という場合は、「うそではなく、真実、良かったと思っている」という意味になります。
「真実」【しんじつ】
「真実」という言葉も使われることが多い言葉です。
「真実」には、「本当のこと」という意味があります。
明らかに本当のことだと感じる物事に対して、「真実味がある」と言うことがあります。
「本物」【ほんもの】
「本物」という言葉には、「偽物や、見せ掛けだけのものではないもの」「本当の物」という意味があります。
例えば「本物のダイヤ」という場合は、イミテーションではなく、本当のダイヤだという意味になります。
「本物の幸せ」には「見せかけではない幸せ」という意味があります。
「正真正銘」【しょうしんしょうめい】
「正真正銘」には、「まさにその名で呼ばれるべきもの」という意味があります。
「正真正銘の美人」という場合は、偽りの美人ではなく、本物の美人と言う意味になります。
「まやかし」を使った例文や短文など
「まやかし」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。
「まやかし」を使った例文はどのような文章になるでしょうか。
- 「まやかし」を使った例文1
- 「まやかし」を使った例文2
「まやかし」を使った例文1
「彼女の美しさは、メイクによる『まやかし』に過ぎない」
この例文のように感じたことがある男性がいるかもしれません。
まるで奇術のように、メイクが上手な女性は、「まやかし」と呼びたくなるほど、すっぴんの顔とメイク後の顔が変わってしまうためです。
「まやかし」を使った例文2
「妖怪が『まやかし』の技を繰り出し、村人をだました」
この例文は昔話に登場する一シーンを切りぬいたような文章になります。
この「まやかし」は手品や奇術のような意味で使われています。
妖怪の妖術により、村人が右往左往している様子が見てとれます。
「まやかし」という言葉について見てきました。
みなさんも本物と「まやかし」を見極めて、だまされないようにしましょう。