「えらいこっちゃ」とは?意味や表現の使い方!
「えらいこっちゃ」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「エライヤッチャ」の意味や、「えらいこっちゃ」の類語などを紹介して行きます。
目次
- 「えらいこっちゃ」とは?
- 「エライヤッチャ」の意味
- 「えらいこっちゃ」を使った例文と意味を解釈
「えらいこっちゃ」とは?
みなさんは、「えらいこっちゃ」という言葉を知っているでしょうか。
いつものように使っているという、ある地方出身の人がいるでしょう。
一方で、今回初めて「えらいこっちゃ」という言葉をしった人もいるかもしれません。
そこで「えらいこっちゃ」という言葉の意味を紹介します。
- 「えらいこっちゃ」は方言
- 「えらいこっちゃ」の意味
「えらいこっちゃ」は方言
「えらいこっちゃ」という言葉は、実は「方言」になります。
どこの方言かといえば、京都を中心とする関西地方の方言になります。
そのため、「えらいこっちゃ」という言葉を、関西地方出身の人は、当たり前のように使っているでしょう。
一方で、関西以外の人からすると、あまり耳なじみがない言葉になるでしょう。
「えらいこっちゃ」の意味
「えらいこっちゃ」には、「えらいことだ」「大変なことだ」という意味があります。
例えば、寝坊をした時、会社に遅刻しそうなので、「大変なことだ」と思うでしょう。
このような時に、「えらいこっちゃ、遅刻してしまう」などと言います。
「えらいこっちゃ」は関西の方言で、「大変なことだ」と関西以外の人が思うよりも、気軽に使っています。
ちょっとしたトラブル、例えば雨の日に傘を忘れて出かけてしまった程度でも、「えらいこっちゃ」と言います。
そのため関西の人が「えらいこっちゃ」と言っても、それほど深刻な意味で使っていないことが多いため、それほど気にせずにいましょう。
「エライヤッチャ」の意味
「エライヤッチャ」という言葉があります。
「えらいこっちゃ」とよく似た言葉ですが、「エライヤッチャ」には独特の意味があるため見て行きましょう。
「エライヤッチャ」は徳島県の方言で、「阿波踊り」の掛け声として使われている言葉です。
「エライヤッチャ、エライヤッチャ、ヨイヨイヨイヨイ」という掛け声を、夏のお祭りの時期に聞いたことがあるかもしれません。
「エライヤッチャ」には、「えらいこっちゃ」と同じように「大変だ」という意味があります。
また「エライヤッチャ」には「すごいやつだ」という意味があります。
「頑張ってるな」という意味もあり、踊りに参加している人々を、お互いが励まし合うような意味もあります。
また「エライヤッチャ」には、世直しのうたい文句として使われていたという説もあります。
お祭りのように、みんなが一致団結して盛り上がろうと言う時に、「エライヤッチャ」はぴったりの掛け声なのでしょう。
「えらいこっちゃ」を使った例文と意味を解釈
最後に「えらいこっちゃ」を使った例文を紹介し、意味を解釈して行きます。
「えらいこっちゃ」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「えらいこっちゃ」を使った例文1
- 「えらいこっちゃ」を使った例文2
「えらいこっちゃ」を使った例文1
「お風呂の水を止め忘れて家を出るとは、『えらいこっちゃ』」
この例文のように、「えらいこっちゃ」は、「大変だ」という意味があり、それほど深刻でない場面で使われることが多い言葉です。
お風呂の水を止め忘れれば、水道代が高くついてしまうかもしれませんし、排水システムが弱い場合は、部屋に水があふれてしまうかもしれません。
かなり「えらいこっちゃ」な事態と言えるかもしれません。
「えらいこっちゃ」を使った例文2
「明日、抜き打ちのテストがあるとは『えらいこっちゃ』」
この例文のように、抜き打ちのテストを知らされると、誰でも「大変だ」「えらいこっちゃ」と思うのではないでしょうか。
学生時代だけでなく、社会人になっても抜き打ちテストがあるため、「えらいこっちゃ」と思う気持ちは変わらないでしょう。
「えらいこっちゃ」という言葉について見てきました。
みなさんも大変だと思った時、関西弁を使って「えらいこっちゃ」と口に出してみましょう。
標準語よりもほっこりとした気持ちになれるかもしれません。