「うましかて」とは?ハウルの動く城!元ネタと意味
「うましかて」とは、アニメ映画「ハウルの動く城」に出てくる「いただきます」を意味する言葉です。
「うましかて」の「意味・語源や由来・うましかてが出てくるシーン」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「うましかて」とは?
- 「うましかて」の語源や由来
- 「うましかて」のシーンはいつ出る?
「うましかて」とは?
「うましかて」とは、2004年公開のアニメ映画「ハウルの動く城(宮崎駿監督)」に出てくる言葉で、食事をする前に言う「いただきます」を意味するあいさつの言葉です。
「うましかて」という言葉は、「美味しい食べ物を恵んで下さって、ありがとうございます」という神(造物主)に対する感謝から生まれた言葉です。
「うましかて」は、日本語の一般的な食事前のあいさつである「いただきます」を意味する言葉になっています。
「うましかて」の語源や由来
「うましかて」の語源・由来について、分かりやすく説明していきます。
- 「うましかて」とは「美味し糧」のことである
- 「うましかて」のあいさつは「キリスト教の世界観(神への感謝)」にも由来する
「うましかて」とは「美味し糧」のことである
「うましかて」の語源は、「美味し糧(うましかて)」です。
「美味し糧」という語源の言葉は、そのまま「美味しい食べ物・美味しい食糧(主に麦・米などの穀物)」のことを意味しています。
「うましかて(美味し糧)」の言葉は、「美味しい糧をありがとうございます」や「美味しい糧をお恵み下さり、ありがとうございます」という神に対する感謝の祈りの略語になっています。
「うましかて」のあいさつは「キリスト教の世界観(神への感謝)」にも由来する
「うましかて」とは、食事前に言う「いただきます」を意味するあいさつの言葉ですが、「うましかて」という神に対する感謝の言葉は、「キリスト教の世界観・慣習」に由来している部分もあります。
キリスト教の世界観では、農業・牧畜などによって手に入れられる食物・食糧も、「神がお恵み下さった(お与え下さった)食べ物」として解釈されます。
そのため、食事の前に「美味し糧=うましかて(美味しい食べ物をお恵み下さってありがとうございます)」というあいさつの言葉を唱えるのです。
「うましかて」のシーンはいつ出る?
アニメ映画「ハウルの動く城」で「うましかて」のシーンは、ソフィーが城にやってきてすぐの「食事の場面」で出てきます。
ソフィーがカルシファーの火を利用して、フライパンで朝食を作っていますが、そこに来たハウルがソフィーに代わって朝食を作り上げます。
乱雑な机の上を片付けて食事を始める時に、ハウルがパンをマルクルとソフィーに配ってから「諸君、いただこう。うましかてを!」と言います。
更にハウルに続くような形で、マルクルが無邪気に「うましかて!」と復唱して食事を頂くことになるのです。
この記事では、アニメ映画「ハウルの動く城」に出てくる「うましかて」という言葉について解説しました。
「うましかて」とは、「美味し糧(うましかて)」という神に対する感謝に由来する「いただきます」を意味する言葉です。
「うましかて」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。