「俯瞰の目」とは?意味や使い方や例文!
「俯瞰の目」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「俯瞰の目」を使った例文や類語を紹介します。
さらに「俯瞰の目」を持つ人の特徴や、「俯瞰の目」を持つために必要なことを紹介して行きます。
目次
- 「俯瞰の目」とは?
- 「俯瞰の目」の類語や類似表現や似た言葉
- 「俯瞰の目」を使った例文や短文など
- 「俯瞰の目」を持つ人の特徴
- 「俯瞰の目」を持つために必要なこと
「俯瞰の目」とは?
みなさんは「俯瞰の目」という言葉を知っているでしょうか。
ビジネスシーンで活躍する「俯瞰の目」を持つ誰かの顔が浮かんだ人もいるでしょう。
一方で、「俯瞰の目」という言葉を今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「俯瞰の目」という言葉の読み方や意味を紹介します。
- 「俯瞰の目」の読み方
- 「俯瞰の目」の意味
「俯瞰の目」の読み方
「俯瞰の目」は「ふかんのめ」と読みます。
「俯瞰」は「ふかん」と読みます。
とても難しい漢字のため、初見で正しく読める人は少ないかもしれません。
これを機会に「俯瞰の目」は「ふかんのめ」と読むようにしましょう。
「俯瞰の目」の意味
「俯瞰の目」の「俯瞰」には、「高い場所から下を見て、全体を把握すること」という意味があります。
最近は、ドローンによる高度からの映像を、テレビや動画で見られます。
また高層ビルの高層階から見ると、地上がオモチャのように見えたり、全体を把握するのが容易になるでしょう。
このような目線を「俯瞰の目」と言います。
また「物事の細部にとらわれず、全体を意識する視点」のことも、「俯瞰の目」と呼ばれます。
「俯瞰の目」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「俯瞰の目」の類語や、似た意味の言葉を紹介します。
「俯瞰の目」と似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「マクロ視点」【まくろしてん】
- 「大局的」【だいきょくてき】
- 「広い視野」【ひろいしや】
「マクロ視点」【まくろしてん】
「マクロ視点」という言葉があります。
「マクロ」には「全体的」「大まか」とい意味があり、「マクロ視点」には「全体的に見る」という意味があります。
木を見て森を見ずの逆で、森を見るようにするのが「マクロ視点」になります。
「大局的」【だいきょくてき】
「大局的」には「物事の全体の局面に関する様子」、「物事を全体的に捉えること」などの意味があります。
ワイドな視点で物事を見る時に、「大局的」という言葉を使います。
「俯瞰の目」とよく似た意味を持つ言葉です。
「広い視野」【ひろいしや】
「広い視野」には、「物事を広く見渡せる」という意味があります。
「広い視野」を持つ人は、一般的な人よりも見える部分が多いため、より正確な判断をしたり、豊かな想像できます。
「俯瞰の目」を使った例文や短文など
次に「俯瞰の目」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「俯瞰の目」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「俯瞰の目」を使った例文1
- 「俯瞰の目」を使った例文2
「俯瞰の目」を使った例文1
「業界全体を『俯瞰の目』で見る」
ビジネスシーンで活躍する人は、この例文のように「俯瞰の目」を持っているとされています。
自分の仕事だけでなく、業界全体を見られる人は、客観的な判断ができ、結果的に判断を間違えることが少なくなります。
また、仕事でミスをしてしまっても、全体から見れば小さなことだと思えるため、無駄に落ち込んだりしません。
気分を切り替えて次に進めます。
「俯瞰の目」を使った例文2
「一流のサッカー選手は『俯瞰の目』でピッチ上を見渡せる」
この例文のように、一流のサッカー選手は、ピッチ上を鳥が上空から見渡すように見られると言われています。
そのため、どこにパスを出せば通りやすいか、敵の陣形の弱点はどこかを正確に把握できます。
決定的なスルーパスを出すことも、「俯瞰の目」があれば可能でしょう。
「俯瞰の目」を持つ人の特徴
ビジネスシーンでも活躍できる、「俯瞰の目」を持つ人には、どのような特徴があるでしょうか。
そこで「俯瞰の目」を持つ人に共通する特徴を紹介して行きます。
- 「先入観がない人」【せんにゅうかんがないひと】
- 「ゴールから逆算できる人」【ごーるからぎゃくさんできるひと】
- 「感情的にならない人」【かんじょうてきにならないひと】
「先入観がない人」【せんにゅうかんがないひと】
「俯瞰の目」を持つ人は、鳥のような目線で、物事を見られる人です。
そして「俯瞰の目」を持つ人の共通点として「先入観がない」という特徴があります。
先入観がある人は、目の前で起こっていることを、そのまま見られません。
鳥のように素直に見られず、ゆがんだ形として見ることになります。
先入観があると、物事を正確に見られず、「俯瞰の目」で見られません。
「ゴールから逆算できる人」【ごーるからぎゃくさんできるひと】
「俯瞰の目」を持つ人は「ゴールから逆算できる」という特徴もあります。
ゴールから逆算して物事を見れば、例え短期的な失敗があっても、「通過儀礼」「想定内のミス」として見られます。
このように、物事を長い目で見られるため、物事を成功に導きやすいという特徴があります。
「感情的にならない人」【かんじょうてきにならないひと】
「俯瞰の目」を持つ人は、「感情的にならない」という特徴も持っています。
鳥のように高い位置から物事を見ているため、小さないざこざがあっても「下界で起こったこと」として、冷静に受け止められます。
会議中などに、感情的にならず、冷静に議題に集中できる人は、「感情的にならない」、鳥の目を持つ人です。
「俯瞰の目」を持つために必要なこと
最後に「俯瞰の目」を持つために必要なことを紹介します。
どのようにすれば「俯瞰の目」を持つことができるか、知っておきましょう。
- 「ゴールを意識して物事を見る」【ごーるをいしきしてものごとをみる】
- 「全体を意識する」【ぜんたいをいしきする】
「ゴールを意識して物事を見る」【ごーるをいしきしてものごとをみる】
「俯瞰の目」を持つためには「ゴールを意識して物事を見る」ということが大切です。
例えば、「10年後に、億万長者になる」という目標がある人は、10年分の年表を意識しながら物事を見ます。
すると、目の前で起こっていることは、とても小さな出来事だと感じられます。
またきちんとゴールに向かって進んでいるかどうかも、上空にいる鳥のような目線で確かめられます。
「全体を意識する」【ぜんたいをいしきする】
「俯瞰の目」を持つために、「全体を意識」するようにしてみましょう。
例えば仕事をしている時は、自分の仕事だけでなく、同じ職場がしている全体の仕事を見るようにします。
また会社全体の役割を見たり、業界全体の役割を見るようにします。
こうして全体を意識すると、自分が現在、何をすればいいかを間違えずに済むようになるでしょう。
「俯瞰の目」という言葉について見てきました。
上空をはばたく鳥のような「俯瞰の目」を持つと、先が読めない世の中でも、良い人生が送れるようになれるかもしれません。