「生きとったんかワレ」とは?主な使われ方や元ネタ・意味を解釈!
ネットスラングには、漫画やアニメのキャラクターのセリフが元となっているものが多く見られます。
この「生きとったんかワレ」もその1つだと言えますが、少々趣が異なります。
目次
- 「生きとったんかワレ」とは?
- 「生きとったんかワレ」の元ネタ
- 「なつみ生きとったんかワレ」を分解して解釈
「生きとったんかワレ」とは?
「生きとったんかワレ」は、この言葉の対象の相手が無事だと分かった時に使う言葉です。
実際に使われる場面しては、掲示板でしばらく見掛けなかった人が帰ってきた時や、ネットゲーム中でてっきり敵にやられたと思ったプレイヤーが生き残っていた時などが多いです。
語感から、やっつけたはずがまだ生きていたのかといったニュアンスにもとれますが、そちらの意味ではなく、あくまでその相手が生きていてよかったという意味で使います。
「生きとったんかワレ」の元ネタ
「生きとったんかワレ」は、毎年大晦日に放送されている「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日年越しSP」の中で登場した、漫画家の漫☆画太郎氏が書いたイラストが元ネタです。
そのイラストとは、ダウンタウンの浜田氏が劇画調で描かれており、「なつみ生きとったんかワレ」というセリフが付いていました。
イラストのとても感激したような表情から、無事だったことの喜びを表す言葉として使われるようになったという経緯です。
「なつみ生きとったんかワレ」を分解して解釈
「なつみ生きとったんかワレ」の各言葉の意味をそれぞれ解釈していきます。
- 「なつみ」
- 「生きとったんか」
- 「ワレ」
「なつみ」
この「なつみ」とは、先のイラストに描かれたダウンタウンの浜田氏の配偶者(妻)のことです。
小川菜摘という名前の浜田氏と同じく芸能人で、ドラマや映画を中心に活動しています。
「生きとったんか」
関西弁で「生きていたのか」という意味の言葉です。
関西弁ではこの「〜とったんか」という形はよく見聞きする表現で、「来とったんか」(来ていたのか)や「やっとったんか」(やっていたのか)などが主な使われ方です。
「ワレ」
「ワレ」は、関西弁で「お前」という意味になります。
標準語の「お前」そのものなので、親しい仲でないと使うべきではありません。
ダウンタウンの浜田氏は普段から関西弁なので、そこからこの「なつみ生きとったんかワレ」が用いられたと考えていいでしょう。
「生きとったんかワレ」はこのように、面白い所からスラングになった言葉だと言えるでしょう。
今ではネットゲーム中のチャットで度々見掛ける表現となっています。