「馴染みが薄い」とは?意味!類語や言い換え
「馴染みが薄い」という言い回しを聞いたことがあるでしょうか。
日常会話で使うこともありますし、小説などで見かけたことがあるという人も多いかもしれません。
それならば、「馴染みが薄い」という言い回しにはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは、「馴染みが薄い」という表現について紹介します。
目次
- 「馴染みが薄い」とは?意味
- 「馴染みが薄い」の表現の使い方
- 「馴染みが薄い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「馴染みが薄い」の類語や言い換え
「馴染みが薄い」とは?意味
「馴染みが薄い」という言葉はそのものをそれまでに聞いた経験がない、あるいは聞いた経験が乏しい、よく知らない、という意味を持ちます。
例えば、体の調子が悪くて病院に行き、病名を診断されたとしましょう。
誰もが知るような病気であれば聞いた瞬間に納得できますが、なかなか聞いたことがない、よくわからない、という病名を言われた場合、それは「馴染みが薄い」病名ということになります。
もちろん、病名には馴染みがない方が良いのですが、それでもガンなどはニュースでよく聞きますから誰もが知っていますよね。
よくわからないことを言われた場合、「馴染みが薄くてわかりません」と表現できます。
「馴染みが薄い」の表現の使い方
「馴染みが薄い」という表現は経験がない、経験が乏しくてよくわからない、よく知らない、という時に使います。
「よくわかりません」というよりも「「馴染みが薄い」のでよくわかりません」と言った方がなんとなく知っているけれどはっきりとはわからない、といった印象を与えることが可能であり、ビジネスにおいても使われる表現になります。
食事をした時なども、普段はあまり食べないような高級品を口にした時、「このようなものは馴染みが薄いので」などと表現できます。
高級なものをよく知っている相手を立てる時にも使われる表現です。
「馴染みが薄い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「馴染みが薄い」を使った例文1
- 「馴染みが薄い」を使った例文2
「馴染みが薄い」を使った例文1
「その場で握ってもらえるお寿司とはなじみが薄く、あまり食べた経験がありません」
最近は回転寿司などが普及し、よく出かけるという人も多いのではないでしょうか。
その一方で、例えばその場で握ってもらえるお寿司の場合は値段が高くなりますから、どうしても頻繁に通うというわけにはいかない、と考える人も多くなります。
そのような人がビジネスなどの関係でお寿司屋さんに行った場合、上司などを立てるという意味でも「このようなお寿司はなじみが薄いので」などと表現することが可能です。
もしも上司がその場で握ってもらえるお寿司屋さんによく通う人であるならば、なおさら謙遜してこの表現が使えます。
「馴染みが薄い」を使った例文2
「近所の人の事ならばよく知っているけれど、あの家のお年寄りだけは馴染みが薄い」
最近は自治会や地域共同体などの役割が重視されるようになり、近所のお祭りなどに参加するという人も多いのではないでしょうか。
自分の家の周辺にはどのような人が住んでいるのか、ぜひ知っておきたいですよね。
しかし、その一方で近所の人の事はよくわかるけれど、あの家の住人だけはわからない、という人もいるかもしれません。
若い夫婦が住んでいるけれど、共働きでそもそも見かけることがない、お年寄りでお祭りなどにも参加してこない、ということであれば、近所の人に知られていないかもしれません。
そのような場合は「馴染みが薄い」といえます。
「馴染みが薄い」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「よく知らない」
- 「聞き慣れない」
「よく知らない」
よく知らない、というのはそのものをそれまでに聞いた経験がない、あるいは乏しい、という意味を持ちます。
あまりよく理解していない、あまり経験していない、という時にも使われ、知らないわけではないけれど、知っているとまでは言えない、という時に利用できる表現です。
「聞き慣れない」
聞き慣れない、という表現もそれまでに聞いた経験がない、あるいは聞いた経験が乏しい、という意味になります。
聞いたことがないわけではないけれど聞いていると言い切れない、という場合に使われます。
「馴染みが薄い」という表現はお年寄りが使う表現だと思っている人も多いかもしれません。
しかし、これは誰でもどの年代でも使える表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。