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「せめてもの救い」とは?使い方や例文!

「せめてもの救い」という言葉の読み方や意味を紹介します。

また「せめてもの救い」を使った例文や短文を紹介して行きます。

さらに「せめてもの救い」の類語などを紹介して行きます。

せめてもの救い

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「せめてもの救い」とは?使い方や例文!>


目次

  • 「せめてもの救い」とは?意味
  • 「せめてもの」とは?
  • 「せめてもの救い」を使った例文や短文など
  • 「せめてもの救い」の類語や言い換えられる言葉


「せめてもの救い」とは?意味

「せめてもの救い」とは?意味

みなさんは「せめてもの救い」という言葉を知っているでしょうか。

災害が起こった時、事件が発生した時に、「せめてもの救い」という言葉を耳にするかもしれません。

一方で「せめてもの救い」という言葉を今回初めて耳にしたという人もいるでしょう。

そこで「せめてもの救い」という言葉の読み方や意味を紹介します。

  • 「せめてもの救い」の読み方
  • 「せめてもの救い」の意味

「せめてもの救い」の読み方

「せめてもの救い」「せめてものすくい」と読みます。

「救い」「すくい」と読みます。

難しい漢字が使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。

これを機会に「せめてもの救い」「せめてものすくい」と読むようにしましょう。

「せめてもの救い」の意味

「せめてもの救い」にはどのような意味があるでしょうか。

「せめてもの救い」には、「最小限の、救われる点」「最小限の、安堵感を与えるもの」などの意味があります。

例えば災害が起こった時に、災害に対する備えが必要だという考えが広まった時、辛い災害が起こったものの、最小限の救われる点と言えるため、「せめてもの救い」などと言います。

また火災事故が起こった時、建物が全焼してしまったり、ケガ人が出たりと、悲惨なことがたくさん起こります。

そのような時に、死人が一人もでなかったら、それは「せめてもの救い」と呼べるかもしれません。

このように「せめてもの救い」には、「最小限の救われる点」「少しの、安堵できる点」などの意味があります。



「せめてもの」とは?

「せめてもの」とは?

「せめてもの救い」という言葉に使われている、「せめてもの」にはどのような意味があるでしょうか。

「せめてもの」「最低限の」という意味があります。

また「不満は残るものの、今のところは精一杯」という意味や、「不十分だが満足すべき」という意味があります。

  • 「せめてもの気持ち」【せめてものきもち】
  • 「せめてもの償い」【せめてものつぐない】
  • 「せめてもの罪滅ぼし」【せめてものつみほろぼし】
  • 「せめてものお礼」【せめてものおれい】

「せめてもの気持ち」【せめてものきもち】

「せめてもの」を使った言葉に、「せめてもの気持ち」という言い回しがあります。

「せめてもの気持ち」には「最小限の気持ち」「不十分だが精一杯の気持ち」という意味があります。

例えば誰かにケガをさせてしまった時、お詫びのしようがないかもしれません。

しかし、自分のできることはしようと思い、不十分だけれど、これが自分の精一杯の気持ちですという意味で「せめてもの気持ち」という言葉を使います。

「せめてもの気持ちです」と言いながら、医療費の一部を肩代わりするなどの行為をします。

「せめてもの償い」【せめてものつぐない】

「せめてもの償い」という言葉もあります。

「せめてもの償い」には、「満足ではないと知った上で、精一杯の償いをする」という意味があります。

「償い」には「罪を償うこと」「相手に与えた損害や損失を埋め合わせすること」という意味があります。

「せめてもの罪滅ぼし」【せめてものつみほろぼし】

「せめてもの罪滅ぼし」という言葉もあります。

「せめてもの気持ち」「せめてもの償い」とよく似た言葉で、「不十分だが精一杯の罪滅ぼし」という意味があります。

「罪滅ぼし」には「償い」「償うこと」という意味があります。

例えば、子供を動物園につれて行くという約束をしたのに、破ってしまった時、「せめてもの罪滅ぼし」として、ぬいぐるみを買ってあげたりします。

「せめてものお礼」【せめてものおれい】

「せめてものお礼」という言葉があります。

「せめてものお礼」には、「不十分だと知りつつ、精一杯のお礼をする」という意味があります。

誰かに受けた恩が大きすぎる時、それを一度に返すことなどできません。

このような時に、自分が今できる精一杯のお礼を、言葉や態度などで示す時、「せめてものお礼」という言葉を使います。

「せめてもの救い」を使った例文や短文など

「せめてもの救い」を使った例文や短文など

続いて「せめてもの救い」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「せめてもの救い」の使い方を、例文を通じて覚えましょう。

  • 「せめてもの救い」を使った例文1
  • 「せめてもの救い」を使った例文2

「せめてもの救い」を使った例文1

「残業は多いが、休日出勤がないのが『せめてもの救い』だ」

この例文のような思いを抱いて会社に通っている人は多いかもしれません。

残業が多くても、休日に休めれば、何とか疲労を回復できるかもしれないためです。

もちろん残業がない方がいいと知った上で、それでも休日出勤がないのは慰めになるという意味で、「せめてもの救い」という言葉を使っています。

「せめてもの救い」を使った例文2

「地球は破壊されたが、人類の一部が他の星に移住できたのは『せめてもの救い』だ」

この例文は、SF映画や小説に登場するような場面を、切り取ったものです。

大きな隕石などにより、地球は破壊されてしまったものの、その危機を事前に察知して移住計画を立て、それが実行できて生き残りが出たとしたら、それは「せめてもの救い」になるかもしれません。



「せめてもの救い」の類語や言い換えられる言葉

「せめてもの救い」の類語や言い換えられる言葉

最後に「せめてもの救い」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。

「せめてもの救い」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「不幸中の幸い」【ふこうちゅうのさいわい】
  • 「命あっての物種」【いのちあってのものだね】

「不幸中の幸い」【ふこうちゅうのさいわい】

「不幸中の幸い」という言葉は、広く知られている言葉です。

「不幸中の幸い」には、「不幸な出来事の中で、せめてもの救いになること」という意味があります。

例えば、病気になってしまった時、医療保険に入っていて、入院費などが掛からずに済んだ場合は、「不幸中の幸い」と言えるかもしれません。

「命あっての物種」【いのちあってのものだね】

「命あっての物種」と言う言葉があります。

「命あっての物種」には、「何事も、命があってできることで、死んだら仕方がない」という意味があります。

何か不幸な出来事が起こった時に、生き残れた人に対して、「命あっての物種だ、本当に良かった」と励ましの言葉を掛けることがあります。

icon まとめ

「せめてもの救い」という言葉について見てきました。

何か辛いことが起こっても、そこに何か安堵できる点があれば、それは例え不十分であったとしても「せめてもの救い」と言えるかもしれません。