「目を凝らす」とは?「凝らす」?使い方や例文!類語や類似表現
「目を凝らす」の意味や使い方を紹介します。
また「目を凝らす」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
さらに「目を凝らす」の類義表現なども紹介して行きます。
目次
- 「目を凝らす」とは?
- 「目を凝らす」の言葉の使い方
- 「目を凝らす」を使った例文や短文など
- 「耳を凝らす」とは?
- 「目を凝らす」の類語や類似表現や似た言葉
「目を凝らす」とは?
みなさんは「目を凝らす」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「目を凝らす」癖がある人もいるかもしれません。
一方で、「目を凝らす」という言葉を、今回初めて耳にしたという人もいるでしょう。
そこで「目を凝らす」の読み方や意味を紹介します。
- 「目を凝らす」の読み方とは
- 「目を凝らす」の意味
「目を凝らす」の読み方とは
「目を凝らす」は「めをこらす」と読みます。
「目」は「め」で、「凝らす」は「こらす」と読みます。
特に「凝らす」は読み方が難しいため、これを機会に「目を凝らす」は「めをこらす」と読むことを覚えておきましょう。
「目を凝らす」の意味
「目を凝らす」には、どのような意味があるでしょうか。
「目を凝らす」には「凝視する」「じっと見る」という意味があります。
「瞳を凝らして見る」という意味もあります。
「目を凝らす」の言葉の使い方
「目を凝らす」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
みなさんも、何かをじっと見るということはあるでしょう。
例えば、テレビに好きな女優さんが登場した時、画面をじっと見るのではないでしょうか。
そのような様子は、本人の自覚は無くても、「目を凝らす」と言えます。
また、道を歩いている時に、「知り合いかな」と思えるような、誰かとよく似た人がいるかもしれません。
そのような人を見た時は、じっと顔を見てしまうはずです。
このような動作も「目を凝らす」と言います。
このように、理由や心理状態は別にして、何かをじっと見ている時の様子を、「目を凝らす」と言います。
「目を凝らす」を使った例文や短文など
「目を凝らす」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「目を凝らす」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを、覚えましょう。
- 「目を凝らす」を使った例文1
- 「目を凝らす」を使った例文2
- 「目を凝らす」を使った例文3
「目を凝らす」を使った例文1
「駅の反対側のホームに素敵な女性がいたので、『目を凝らし』見てしまった」
この例文のような経験をしたことが、ある人もいるかもしれません。
「綺麗な人だな」と思い、その女性をじっと見てしまい、「じっと見るのは失礼だな」と気付いて、目を逸らすような経験は、男性なら何度かあるでしょう。
また「この女性は、学生時代の同級生に似ているな」と思って、じっと見てしまうということもあるかもしれません。
「目を凝らす」を使った例文2
「草原でライオンが『目を凝らし』インパラを狙う」
この例文は、アフリカのサバンナ地帯などで、ライオンが草食獣のインパラを狙っている様子を文章にしたものです。
ライオンがインパラを仕留めるために、姿勢を低くして「じっと見ている」様子は、まさに「目を凝らす」という言葉がピッタリです。
襲ったら倒せるという間合いやタイミングを見計らって、ライオンはインパラなど、草食獣に襲い掛かります。
「目を凝らす」を使った例文3
「暗い部屋で、物音がする場所を見て『目を凝らす』」
この例文のように、暗い場所で「目を凝らした」経験があるかもしれません。
暗い場所では、すぐに物を識別できないため、じっと見てしまいます。
じっと見て自分に危険が無いものだと確かめて、「目を凝らす」のをやめます。
「耳を凝らす」とは?
「目を凝らす」と似たような表現に「耳を凝らす」があります。
「耳を凝らす」には、どのような意味があるでしょうか。
「耳を凝らす」には、「耳を澄まして物音を聞く」「注意深く音を聞く」などの意味があります。
「目を凝らす」のと同じように、「じっと音を聞く」時に、「耳を凝らす」という表現をします。
例えば、一人暮らしをしている女性がいて、玄関で物音がした時、かなり警戒すると思います。
誰が立てた物音なのか、自分に危険はないかなど、「耳を凝らし」判断するでしょう。
宅配業者や近所の人が立てた音なら、危険が無いと思えるため、「耳を凝らす」のを止めるはずです。
「目を凝らす」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「目を凝らす」の類語や、似た意味を持つ言葉を紹介します。
「目を凝らす」と似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「熟視」【じゅくし】
- 「見守る」【みまもる】
- 「目を奪う」【めをうばう】
- 「穴の開くほど見つめる」【あなのあくほどみつめる】
- 「眼光人を射る」【がんこうじんをいる】
「熟視」【じゅくし】
「熟視」には、「間違いなどがないかよく見つめる」という意味があります。
例えばテスト用紙を提出する前は、間違いがないかを確認するでしょう。
漢字のつづりにミスがないか、送り仮名が変でないかなどを見ることを「熟視」と言います。
「見守る」【みまもる】
「見守る」には、「じっと見つめる」という意味があります。
子供が何かをする時、大人は心配な気持ちで「じっと見つめる」かもしれません。
そのような時、「大人が子供を見守る」と言います。
「目を奪う」【めをうばう】
「目を奪う」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「目を奪う」には、「見とれさせられる」という意味があります。
自分から見ようと思うのではなく、対象物に見させられてしまうような時、「目を奪う」という言葉を使います。
絶景や、魅力的な異性は「目を奪う」対象になります。
「穴の開くほど見つめる」【あなのあくほどみつめる】
「穴が開くほど見つめる」という表現もあります。
この言葉には、「穴が開くのではないかと心配になるくらい、見つめる」という意味があります。
例えば大好きなアイドルの写真集を見る時、じっと見過ぎて写真集に穴が開くのではないかと、第三者が思うような時があります。
このような熱心に見つめている様子を「穴が開くほど見つめる」と言います。
「眼光人を射る」【がんこうじんをいる】
「眼光人を射る」という言葉もあります。
「眼光人を射る」は「がんこうひとをいる」と読みます。
「鋭い目つきで人を見る」という意味があります。
ライバルがライバルを見つめる時、鋭い目つきになってしまいがちのため、「眼光人を射る」という状態になるかもしれません。
「目を凝らす」という言葉について見てきました。
みなさんも、気付かぬうちに何かをじっと見てしまうことがあるでしょう。
このような状態に気が付いた時に、「目を凝らす」という言葉を使ってみましょう。