「でっぱつ」とは?意味!語源・俗語辞典
いきなり「でっぱつ」と言われると何のことだか分らないものです。
どの様な意味なのか紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「でっぱつ」とは?
- 「でっぱつ」の語源
- 「でっぱつ」の概要
- 「でっぱつ」は普段使いする言葉ではない
「でっぱつ」とは?
「でっぱつ」とは「出発」という意味です。
どこかに勇んで出かける時に「しゅっぱつ」というと威勢が悪く聞こえてしまうので、力強く「でっぱつ」と言う日人がいるのです。
男性が多く使う俗語で、飲み会などで調子に乗ると「さあ、二次会にでっぱつだ!」と大声で言ったり、営業アシスタントの女性に「明日でっぱつ何時?」などと言ったりします。
すべて「出発」の置き換えると意味が理解できます。
「でっぱつ」の語源
「でっぱつ」の語源には以下の3つがあります。
- 愛と認識との出発
- departureの洒落説
- 出発の読み間違い説
愛と認識との出発
倉田百三のエッセイ。
当時の学生たちの間で「でっぱつ」と呼ばれていたそうです。
departureの洒落説
“departure”は英語で「出発」という意味です。
今でこそヒット曲のタイトルにも使われる程で知られていますが、昔は空港に行った時しかお目にかかれない単語でした。
日本人が読むには片仮名で「デパラチャー」と覚えるのが一般的でした。
その言葉が短縮されて、更に「出発」の読み方と語呂を合わせて読み「でっぱつ」になったと言われています。
出発の読み間違い説
こちらの説は、単に漢字が苦手で「出発」を「でっぱつ」と読んでしまったというものです。
当時の人気漫画「特攻の拓」のヤンキーが使う言葉として知られていますので、かなり有力説だと思われます。
あえて読み間違えたのかわざとなのかは不明です。
「でっぱつ」の概要
「でっぱつ」で知られている言葉に以下のものがあります。
- 「出発(デッパツ)すっぞ ビッと気合入れてけよ!コラぁ!!」とは?
「出発(デッパツ)すっぞ ビッと気合入れてけよ!コラぁ!!」とは?
ヤンキー漫画として当時大人気になった「疾風伝説特攻の拓」に登場する「鳴神秀人」のセリフです。
集会が始まる時に気合いを入れる為の言葉で、ヤンキーらしさが溢れているとして名ゼリフ集にランクインしています。
「でっぱつ」は普段使いする言葉ではない
「でっぱつ」という言葉は辞書にはなく、ビジネスでは使えません。
わざとらしさが感じられて相手をイラッとさせてしまうでしょう。
日常会話であっても、既に死語となっていますので、おやじギャグだと思われてしまい周囲がしらけてしまうでしょう。
同窓会などで元ヤンキーが集まっている場で冗談として使ってみるとニヤリとする人もいるかもしれませんが、普段使うのは避けた方が良いでしょう。
「でっぱつ」は「出発」という意味です。
少し前にヤンキーを中心に流行った言葉で、当時の人気マンガで使われていました。
普段使う言葉ではありませんが、誰かが口にした時の為に意味を覚えておくと良いでしょう。