「レトリーブ」とは?元の意味や基本の5つの動作についても解釈!
色々な世界において、その中でしか使われない専門用語というものが多数存在します。
では、この「レトリーブ」はどのような世界で使う言葉なのでしょうか。
目次
- 「レトリーブ」の意味とは?
- 「レトリーブ」は狩猟用語?
- 「レトリーブ」の基本の動作
「レトリーブ」の意味とは?
「レトリーブ」とは、犬のトレーニングに関する専門用語です。
犬と遊ぶ時によく見る、何か物を投げ、取ってくるように教える行為がこの「レトリーブ」です。
現在ではそのようなトレーニングや、そういった行為そのものに使う場合が多い言葉ですが、元はハンターが銃で撃った獲物を取ってくるように仕込むこと、その行為に対して使われていた言葉です。
「レトリーブ」は狩猟用語?
「レトリーブ」は先のように、元はトレーニング用語というよりも狩猟用語です。
その為、ハンターと共に行動する狩猟犬のことを「レトリーバー」と呼んでいます。
犬の名前そのものに付いている「ゴールデンレトリーバー」は有名で、この犬は名前のように、元々は狩猟犬です。
そうではない犬でも、狩猟犬として(きちんとトレーニングさせた上で)行動させる時には「レトリーバー」と呼んで構いません。
「レトリーブ」の基本の動作
何かを取ってこさせるという「レトリーブ」の中で、それぞれの動作に対する呼び方です。
この行動は、以下の5つの要素で構成されています。
どこかで引っ掛かってしまう場合、そこを重点的にトレーニングさせる必要があります。
- 「マーク」
- 「ゴー」
- 「テイク」
- 「バック」
- 「ハンド(ギブ)」
「マーク」
犬が取ってくるべき対象を確認する(見る)ことです。
まずはここから始まります。
この確認ができて、初めてこの後の行動に移れます。
「ゴー」
対象まで駆けていくことです。
犬の前で何か物を投げた時に、ここまでは本能的な習性によって自然に行えるものです。
「テイク」
対象物を咥える行為です。
これを教えるのが一番難しいと言われており、対象まで辿り着いた後に、それがボールのようなものであれば、すぐには咥えず、それとじゃれて遊んでしまうことが多いです。
「バック」
物を咥えたまま、走って戻ってくることです。
ここまでできるようになれば、「レトリーブ」は行えるようになったも同然です。
「ハンド(ギブ)」
取ってきたものを投げた人に渡す行為です。
それだと分かるように差し出すことができれば、これで「レトリーブ」は終了です。
「レトリーブ」は、しつけの部類ではなく、犬と一緒に遊ぶ為のトレーニングです。
これがきちんとできるようになれば、大分絆が深まったと考えていいでしょう。