「ワンコール」の意味とは?かけた電話が「ワンコール」で切れる場合も解釈!
スマホやiPhoneを使っていて「ワンコール」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。
どの様な意味で使われているのか、様々なケースと共に紹介します。
目次
- 「ワンコール」とは?
- 「ワンコール」の使われた方と例
- 「ワンコール」の類似表現
- 「ワンコール」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 電話を掛けたとき相手の電話「ワンコール」で切れる場合はどういう状態?
「ワンコール」とは?
「ワンコール」の意味や語源などについて紹介します。
- 「ワンコール」の意味
- 「ワンコール」の語源や由来
「ワンコール」の意味
「ワンコール」の意味は「電話を掛ける時や受ける時に、呼び出し音が1回で切ること、或いは切れてしまうこと」です。
端末はスマホやiPhone、ガラケーから固定電話、公衆電話など何でも構いません。
相手に電話を掛ける時に、呼び出し音を1回鳴らしただけで切ったり、或いは誰かから電話がかかって来た時に呼び出し音が1回鳴っただけで切れてしまうことを言います。
これはいたずらだけではなく、お金をかけずに相手に連絡を取る暗号的な意味を持つことがあります。
それぞれの使い方については後程紹介します。
「ワンコール」の語源や由来
「ワンコール」の語源は、英語の“one call”から来ています。
“Please make one call a week to me.”で「毎週1回電話をかけて下さい」となります。
英語では“call”は「呼び出し音」ではなく「電話をかける」という動詞の意味です。
“Give me a call.”で「電話ちょうだい」になります。
それが「電話の呼び出し音」という意味になり、1回という意味を付けて使われる様になりました。
「ワンコール」の使われた方と例
「ワンコール」が使われる具体例を幾つか紹介します。
- 「相手にこちらの電話番号を知らせる手段」
- 「相手に着信履歴を残しかけ直してもらうため」
- 「いたずら」
「相手にこちらの電話番号を知らせる手段」
こちらは若い人達が、友達同士で連絡を取り合う手段です。
今の端末には番号表示機能が付いていますので、1回でも呼び出し音が鳴れば相手の端末にこちらの電話番号が表示されます。
これにより「元気だよ」「元気?」という意味になるのです。
もしも相手が何か言いたいことがあれば折り返しかけ直してくるでしょう。
会って話をする程でもない、LINEよりも早く相手に気付いてほしい時の手段です。
「相手に着信履歴を残しかけ直してもらうため」
学生のうちはお小遣いがなくて、何とかしてお金をかけずに連絡を取る手段を考えた結果です。
相手と連絡を取りたい、けれども通信費がかかるから通話をしたくない、という時に、相手の端末を1回だけ鳴らしてから切ります。
相手に番号が残るので「何だろう」と思ってかけ直してくれることを期待しているのです。
この場合、親や普段から頼りにしている人などを目当てにしている確信犯的なもので、相手もそれを承知しているので快くかけ直してくれます。
「いたずら」
電話が鳴ったので急いで取ると「ワンコール」で切れてしまうとイラッとするものです。
その為に今迄していた作業の手を一旦止める必要があるからです。
「ワンコール」は相手に対するいたずらや嫌がらせの手段としても使われています。
相手が電話に出てしまうと通信費がかかる為、無言電話はお金がかかるものです。
「ワンコール」で切れば、お金をかけずに相手にいたずらができるのです。
「ワンコール」の類似表現
「ワンコール」の類似表現
- 「ワン切り」【わんぎり】
- 「ワンプチ」【わんぷち】
「ワン切り」【わんぎり】
「ワン切り」は「ワンコール」と同じ意味です。
こちらの言葉は、どちらかというと悪い意味で使われます。
携帯電話が普及し始めた1990年頃に、悪質な業者が人の携帯電話に1回だけ着信音を残して切り、何も知らずにかけ直した人に高額請求をするという犯罪を行っていました。
当時はプリペイド式の携帯電話もよく使われていたことから犯人の割り出しがしにくく、大きな問題になったものです。
現在では各通信業者がセキュリティを強化しているのですが、「ワン切り」犯罪はなくなっていないのです。
「ワンプチ」【わんぷち】
「ワンプチ」も「ワンコール」「ワン切り」と同じ意味の言葉です。
「ワンプチ」は「ワンコールでプチッと切れる」という意味から作られた言葉で、地域により使われています。
「ワンコール」と同じ意味で地域性のある言葉として「ワンコ」もあります。
「ワンプチ」「ワンコ」と「ワン切り」との違いは、かけてくる相手によるものです。
「ワンプチ」「ワンコ」は、親しい友人や知っている人からかかってくるものです。
「ワン切り」は、悪質な業者や知らない人からかかってくるものです。
「ワンコール」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「ワンコール」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「ワンコール」を使った例文1
- 「ワンコール」を使った例文2
「ワンコール」を使った例文1
「また息子からワンコールだ、仕送りがなくなったんだろう」
学生は貧乏なもので、親から仕送りをして貰っても足りなくなってしまうことが多くあります。
「お金が欲しい」と親に連絡したくても通信費が勿体ない、そんな時に親にワンコールをして仕送りをして貰う様にお願いするのです。
家族での暗黙のルールであり、親もよく承知しています。
「ワンコール」を使った例文2
「ワンコールするから登録しといて」
ワンコールすることで電話番号が分るので、自分の携帯電話に登録しておけばいざという時にすぐに連絡が取れる様になります。
待ち合わせで入れ違いになった時や、イベントに急に参加できなくなった時など、LINEよりも早く連絡が取れる様になるでしょう。
電話を掛けたとき相手の電話「ワンコール」で切れる場合はどういう状態?
相手の電話にかけた時に「ワンコール」鳴った後にすぐに切れてしまう場合があります。
これには3つの理由が考えられます。
- 相手が操作を間違った場合
- 忙しくて電話を取りたくない場合
- 着信拒否をしている場合
- ワンコール鳴った後、留守番電話に繋がる場合
相手が操作を間違った場合
急いで電話を取ろうとして、どこか違う場所を触ってしまうことがあるのです。
新しい端末に慣れない人がやりがちです。
忙しくて電話を取りたくない場合
その時丁度手が離せなくて、「ワンコール」鳴った時点でオフにしてしまうことがあります。
相手の番号を見てから切るのならば、かなり失礼にあたる行為と言えます。
着信拒否をしている場合
着信拒否をしている場合、端末や通信業者によりますが、「ワンコール」の後切れることがあります。
端末機能でアドレス帳に登録したもの以外を拒否する場合、「ワンコール」で振り分けて拒否することがあります。
通信サービスで着信拒否する場合、「ワンコールあり・なし」の後、「この電話には出られません」などのメッセージが流れることがあります。
ワンコール鳴った後、留守番電話に繋がる場合
相手が電話に出られない場合、「ワンコール」で留守番電話につながる場合があります。
コール音の回数は設定で選べるので、中には1回も鳴らさずに留守録に切り替わることもあります。
「ワンコール」は「呼び出し音を1回だけ鳴らして切ること」です。
通信費を掛けずに相手に電話番号を知らせられるので、様々な目的により使われることがあります。
「ワンコール」を上手に使って通信費を節約している若い人も多いのです。