「インド人もびっくり」の意味とは?例文や使い方を紹介!
シニア層の人がカジュアルな場面で何かで驚いた時に「インド人もびっくり!」と言うのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
一体どの様な意味があり、何故シニア層の人達が使っているのでしょう。
目次
- 「インド人もびっくり」意味とは?
- 「インド人もびっくり」の語源や由来
- 「インド人もびっくり」西暦何年生まれ当たりの人が知っている言葉?
- 「インド人もびっくり」の言葉を使うときの注意点
「インド人もびっくり」意味とは?
「インド人もびっくり」の意味は、「シニア層の人が驚いた時につい口から出てしまう言葉」です。
小さい頃に流行した言葉が身に付いてしまい、ただ「びっくりした」と言えずについその前に「インド人も」が出てきてしまうのです。
ビジネスなど真面目な場ではなく、飲み会などで良い気分になった時に、驚きを表そうとしてポロリと言ってしまうだけです。
「インド人もびっくり」の語源や由来
「インド人もびっくり」の語源や背景について紹介します。
- 「インド人もびっくり」の語源
- 「インド人もびっくり」が流行った背景
「インド人もびっくり」の語源
「インド人もびっくり」の語源は、昭和39年(1964年)にテレビで放映されていたコマーシャルのセリフに由来しています。
元々は食品会社であるS&Bの商品「特製エスビーカレー」のCMで、カレーを食べた俳優があまりの美味しさに「インド人もびっくり」と言って飛び上がるというものでした。
これは「カレーの本場であるインド人でさえもびっくりするほど美味しい」という意味で使われたものですが、言葉だけが注目される様になったのです。
「インド人もびっくり」が流行った背景
このカレーのCMはとてもインパクトがあるもので、当時の子供達が真似をしたものです。
その背景として、昭和30年代は高度成長期で、まだカレーが庶民の食生活に定着していませんでした。
カレーと言えば粉やスパイスを小麦粉と練り合わせて作る様なものだったからです。
当然味も美味しいとは言えず、人気もありませんでした。
そんな時に発売されたのがS&Bのカレールウです。
33種類のスパイスを使用して、プラスチックトレーに入っているという現在では当たり前ですが、当時は画期的な製法でした。
これによりスパイスを混ぜることもなく、自宅で美味しいカレーが作れる様になったのです。
「インド人もびっくり」西暦何年生まれ当たりの人が知っている言葉?
「インド人もびっくり」は、1960年以降に生まれた人ならば知っているでしょう。
現在50代後半から60代前半位までの人です。
「インド人もびっくり」の言葉を使うときの注意点
「インド人もびっくり」は、本当にインドの人には使えません。
何故ならば、日本のカレーはあくまで日本仕様であり、インドのカレーとはかけ離れているものであるからです。
もちろんインド人の中にも日本のカレーが好きだという人もいますが、何がびっくりなのか理解して貰えずにギャグの空振りに終わります。
「インド人もびっくり」は昭和の時代に流行ったカレーのCMからきているものです。
シニア層が驚いた時に、つい当時の流行語を言ってしまうもので、単に「驚いた」という意味です。