「嫌いじゃないわ」の意味とは?仮面ライダーWの影響?須藤元気とは?
ネットで誰かが「嫌いじゃないわ」と使っていることがありますが、よく見掛けるようになったのは、有名な作品の影響が強いと言っていいでしょう。
目次
- 「嫌いじゃないわ」とは?仮面ライダーが語源?
- 「泉京水」とは?
- 「おっしゃる通りだわ」とは?
- 「須藤元気」とは?
「嫌いじゃないわ」とは?仮面ライダーが語源?
「嫌いじゃないわ」という言葉自体は、ごく普通の日本語です。
主に女性が使う表現で、嫌いではない(むしろ、好きな方だというニュアンスが含まれています)と言いたい時に使われます。
ここで紹介する「嫌いじゃないわ」も、意味は全く同じです。
「仮面ライダーW FOREVER A to Z」という劇場作品の中で、カメオ出演の火野映司が変身した仮面ライダーオーズと戦っていたルナ・ドーパントという怪人が、(変身する前の姿も見ていることから)「イケメンで強いのね!嫌いじゃないわ!」と発したセリフからきています。
尚、この戦闘の結果、ルナ・ドーパントはその仮面ライダーオーズに倒されてしまいました。
「泉京水」とは?
泉京水とは、先のルナ・ドーパントに変身する前の名前です。
仮面ライダーのように、怪人の中には普段は人間の姿をしているキャラクターも存在しています。
NEVERという敵組織のサブリーダーで、鞭を使った攻撃と、プロレス技のような関節技が得意なキャラクターです。
また、オネエキャラなので、男性でありながら、言葉や仕草は女性そのものです。
「おっしゃる通りだわ」とは?
この「おっしゃる通りだわ」も、ルナ・ドーパントが仮面ライダーオーズと戦っている最中に発したセリフです。
この戦いは、仮面ライダーダブルとオーズの2人と、ルナ・ドーパントという戦闘で、2人の仮面ライダーの息が今ひとつ合っておらず、痺れを切らしたオーズが「ライダーは助け合いでしょ」とダブルに対して言った時に、彼らの敵という立場でありながら、オーズのことが気に入ったルナ・ドーパントが思わず「おっしゃる通りだわ」と言ってしまいました。
最近ネットでよく見掛けるようになったのは、「嫌いじゃないわ」と同じく、ここから引用されていると考えていいでしょう。
「須藤元気」とは?
泉京水を演じていたのは、元総合格闘家の須藤元気氏です。
その為に、関節技が得意だという設定が付いていましたが、元は関西弁で強面のキャラクターになるところを、須藤氏自らのアイデアもあって、同キャラクターがオネエキャラになったという裏話があります。
「嫌いじゃないわ」という言葉自体は、特に珍しい表現でもありませんが、男性がすすんで使うことがあったり、よく見掛けるようになったきっかけは、このような作品があったからこそです。