「距離梨」の意味とは?使い方や例文を紹介!
距離梨は、そのような人を使う言葉で、蔑称とまではいきませんが、このように表現されるのは決してよいことだとは言えません。
目次
- 「距離梨」とは?意味
- 「距離梨」の類語
- 「距離梨」の使い方や使用例と解釈
- 「距離梨」の特徴
「距離梨」とは?意味
距離梨とは、人付き合いの「距離感」を全く考えない人に使う言葉です。
「梨」は「なし」を読む漢字で、「無し」の当て字として使っています。
例えば、知り合ったばかりなのに、次の休日に家に来るようにと言われたり、逆に家に来たがったりするような人が、この「距離梨」と言われてしまいます。
人と人との距離感は、親しくなった後でも、一定のラインというものがあるものです。
それを踏み越えてくるような人も同様に、距離梨と表現されます。
こちらの例えでは、やっと前から欲しかった物が買えたと話したところ、それを明日にでも貸して欲しいなどと堂々と言ってくるような人です。
「距離梨」の類語
距離梨のように、他人のことを考えないというニュアンスで使われる言葉です。
- 「空気が読めない」【くうきがよめない】
- 「無神経」【むしんけい】
「空気が読めない」【くうきがよめない】
距離梨な人は、この「空気が読めない」とも表現できます。
相手や周りの言わんとしていること、そう思っているであろうことなど全く考慮せず、自分の我を一番に通そうとする人に対して使われる言葉です。
「無神経」【むしんけい】
この「無神経」な人は、「距離梨」な可能性が高いと考えていいでしょう。
恥や外聞を気にしない人に使う言葉で、遠慮というものもないことがほとんどです。
親しき仲であろうと、礼儀や遠慮はあって当然なのに、それらに欠けた人に対して使われます。
「距離梨」の使い方や使用例と解釈
距離梨の使い方の例と、その意味の解釈です。
このような人とは付き合いたくないものです。
- 「距離梨」の使用例
「距離梨」の使用例
「メールを教えた途端、毎日のように色々な相談が送られてくるんだけど」
「何その距離梨な人」
最近では、少し仲がよくなると、メール(アドレス)くらいは普通に教え合うものです。
しかし、まだ大した仲ではないのに、相談など持ち掛けられても迷惑なだけなのは言うまでもなく、そのようなことはもっとお互いを知ってからにするものです。
また、そうなった後でも、毎日ではたまりません。
「距離梨」の特徴
距離梨な人の特徴は、「人の都合を全く考えない」ことです。
加えて、「図々しい」とも表現でき、「常識がない」とさえ言ってもいいでしょう。
自分がそうしたいと思ったら、まだそこまでの関係ではないのに人の領域にずかずかと踏み込んできたり、いくら仲がよくても守るべき礼儀や遠慮というものがあるにも関わらず、それらを全く考えないような人こそが「距離梨」です。
距離梨な人は、自分が人に悪いことをしているという自覚がない場合がほとんどです。
その為、自分でそれだと気付くことはまずなく、直接そうだとも伝え難いものなので、とても厄介な存在だと言えるでしょう。