「鍋奉行」の意味とは?「鍋奉行」の言葉の使い方、例文を紹介!
「鍋奉行」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「鍋奉行」の語源や由来を紹介して行きます。
さらに「鍋奉行」のは英語や関連語、「鍋奉行」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「鍋奉行」とは?
- 「鍋奉行」の言葉の使い方
- 「鍋奉行」の派生や関連語
- 「鍋奉行」を使った例文を解釈
「鍋奉行」とは?
みなさんは「鍋奉行」という言葉を知っているでしょうか。
職場に「鍋奉行」が何人もいるという環境で仕事をしている人もいるでしょう。
一方で、まだ「鍋奉行」に会ったことがないという人もいるかもしれません。
そこで「鍋奉行」の読み方と意味を紹介します。
- 「鍋奉行」の読み方
- 「鍋奉行」の意味
- 「鍋奉行」の語源や由来
「鍋奉行」の読み方
「鍋奉行」という言葉は、どのように読むでしょうか。
「鍋奉行」は「なべぶぎょう」と読みます。
「鍋」はそのまま「鍋」と読み、「奉行」は「ぶぎょう」と読みます。
このように「鍋奉行」は「なべぶぎょう」と読むことを覚えておきましょう。
「鍋奉行」の意味
「鍋奉行」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「鍋奉行」には、鍋料理を食べる時に、材料を入れるタイミングや、順序、食べるタイミングなどを指図する人のことです。
「鍋奉行」の語源や由来
「鍋奉行」の由来は、江戸時代にあります。
江戸時代には「奉行」という職名があり、江戸時代の「奉行」といえば、財政面や軍備面などで、大きな力を持った人を指しました。
基本的に誰も「奉行」に逆らえず、「奉行」に言われるままに行動しなければなりません。
「鍋奉行」がやたらと仕切る様子や、その仕切りに逆らえない様子は、「奉行」と呼ぶのにふさわしいと言えるでしょう。
このようにして、鍋をやたらと仕切るひとのことを、「鍋奉行」と呼ぶようになったとされています。
「鍋奉行」の言葉の使い方
「鍋奉行」という言葉の使い方を紹介します。
「鍋奉行」は鍋料理を食べる時に使う言葉です。
例えば4人で鍋を囲んだ時に、誰かが仕切り始めたら、その人に対して「鍋奉行ですね」などと言ってみましょう。
また自分が鍋を仕切りたいタイプだという自覚がある場合は、「自分は鍋奉行のため、自分に鍋を仕切らせてください」などと申し出るといいかもしれません。
このように「鍋を仕切りたがる人」に対して、または「自分が鍋を仕切りたいと思った時」「鍋奉行」という言葉を使ってみましょう。
「鍋奉行」の派生や関連語
続いて「鍋奉行」の派生や関連語を見て行きましょう。
「鍋奉行」から派生した言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「待ち奉行」
- 「鍋将軍」
- 「アク代官」
「待ち奉行」
「待ち奉行」は「町奉行」を変化させた言葉で、「鍋奉行」に対応する言葉です。
鍋料理を大勢で囲む時、「待ちの姿勢」に徹する人のことを「待ち奉行」と言います。
「鍋将軍」
「鍋将軍」は「鍋奉行」よりも、仕切りの強度が強い人のことです。
「奉行」よりも「将軍」の方が、役職が高いため、このような呼ばれ方をします。
ただし、仕切る姿勢が強すぎて、横暴に映ることもあるため、「鍋将軍」は嫌われてしまいがちな人です。
「アク代官」
「アク代官」は鍋料理につきものの、「アク」を取る役目の人です。
またやたらと「アク取り」に拘る人も、「アク代官」と呼ばれます。
「鍋奉行」を使った例文を解釈
最後に「鍋奉行」を使った例文を紹介します。
「鍋奉行」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「鍋奉行」を使った例文と解釈1
- 「鍋奉行」を使った例文と解釈2
「鍋奉行」を使った例文と解釈1
「今日はAさんがいるから、『鍋奉行』はおまかせだ」
この例文のように、明らかな「鍋奉行」がいる席では、その人に鍋づくりの一切を任せられます。
他の参加者は言いなりなることが大切になります。
「鍋奉行」を使った例文と解釈2
「Bさんの『鍋奉行』ぶりは、厳しすぎて女子社員が引いている」
この例文のBさんのように、あまりに指図が厳しい「鍋奉行」は嫌われてしまいがちです。
特に女性社員から嫌われてしまうでしょう。
「鍋奉行」という言葉についてみてきました。
様々な「鍋奉行」関連の言葉を覚えると、楽しいかもしれません。