「働くぐらいなら食わぬ」の意味とは?元ネタや例文を紹介!
皆さん「働くぐらいなら食わぬ」という言い回しを知っているでしょうか?
普通の言葉が使われていますが、よく文脈を見ると、「ん?」と思われるのではないかと思います。
この言葉は、一体何なのでしょうか?
目次
- 「働くぐらいなら食わぬ」とは?
- 「働くぐらいなら食わぬ」の元ネタ
- 「働くぐらいなら食わぬ」の掲示板などでの使い方
「働くぐらいなら食わぬ」とは?
「働くぐらいなら食わぬ」とは、ネットスラングで使われている言葉で、意味としては、働くか食事をしないかの2つの選択肢しかなかったとしたなら、「働かずに食事をしない選択をする」ということを言っています。
「働くこと」はすなわち「生活を作ること」に他なりません。
ましてや、成人して大人になると、親元を離れて一人だちをしなくてはなりませんが、「働くのが面倒臭い」、「働くなら、食べない方がいい」という発想になっていくことに驚かされます。
「働くぐらいなら食わぬ」の元ネタ
どんな場面で使われた?
「働くぐらいなら食わぬ」の元ネタは、「封神演義」という漫画に出てくる太公望というキャラのセリフから来てきます。
「もし働くのであれば、食事をしないことを選択する」という宣言をしているのですが、このセリフが封神演義ファンの中で注目を浴びて、名言とも称賛されるまでになっています。
このようなセリフが名言となること自体も驚きと諦めの気持ちになってくるのですが、これが今の世相を表しているのかもしれませんね。
「働くぐらいなら食わぬ」の掲示板などでの使い方
これがきっかけで、意味の深い言葉としての名言に格上げされて、封神演義ファンの絶大な共感を呼んでいるのですが、その一方では、SNSの掲示板でも使われるようになっています。
「働くぐらいなら食わぬ」は、ニートの人達に取っては、まるで自分達の生き方やこだわりを象徴しているような言葉なのでしょう。
彼らも、この言葉に心を惹かれてニートやひきこもりの人達が掲示板で書き込んだり、その書き込みを見た人達もまた、ニートに間する話題やネタとしてさらに書き込みをしていくのです。
「働くぐらいなら食わぬ」という言葉にこれ程の人達が注目して、さらに掲示板への書き込みの題材にもなるのは、今の時代を如実に表している感じがします。
社会人になると、働いて自分の生活を支えていくことが当たり前のことですが、「働くなら、食事をしない方がマシ」ということを言っているのでしょう。
本当にそれでいいのかと、これからの若い人達の行く末が気になって仕方がありません。