「バタ臭い」の意味とは?言い換え、「きな臭い」の違いや例文を紹介!
「バタ臭い」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
バタという表現はバターから来ています。
ここでは「バタ臭い」顔という言葉について紹介します。
目次
- 「バタ臭い」とは?
- 「バタ臭い」方言?使わないほうがいい?
- 「バタ臭い」の言い換え
- 「バタ臭い」と「きな臭い」の違い
- 「バタ臭い絵」の意味とは?
「バタ臭い」とは?
「バタ臭い」という言葉は西洋風な感じがする、西洋かぶれしている、という意味を持ちます。
例えば「バタ臭い」表現、「バタ臭い」顔立ち、といった言い回しがあります。
「バタ臭い」方言?使わないほうがいい?
「バタ臭い」という表現は昭和から使われ始めた言葉で、方言ではありません。
バターの香りが日本ではなく、西洋のものだということからこの表現ができあがりましたが、多くが嫌悪感やあざ笑う意識を込めて使われますので、注意が必要です。
また、意味を知らない人の中にはダサイ、などといったニュアンスで使う人も多いため、気をつけなければいけません。
もしも「バタ臭い」という言葉を使う側と使われている側が違う意味合いで理解していたら、誤解が生じてしまう可能性があります。
この言葉は昭和から使われ始めましたが、今は死語だと考えられる言葉でもあります。
「バタ臭い」の言い換え
ここでは「バタ臭い」という表現の類義語を紹介します。
- 「西洋かぶれ」
「西洋かぶれ」
西洋かぶれ、という表現は自分が所属する文化よりも西洋の文化を良いものと捉え、振る舞いなどを西洋のそれに似せること、という意味を持ちます。
あるいはそのような人を指す蔑称にもなりますので、この言葉を使う時には注意が必要です。
ただ西洋のことが好きな人という意味ではなく、西洋にかぶれている人を馬鹿にした表現になります。
「バタ臭い」と「きな臭い」の違い
「バタ臭い」とよく似た表現にきな臭いという言葉がありますが、きな臭いという言葉は紙等の焦げる匂いがするということ、そして戦争や何か物騒なことが今にも起こりそうな気配、さらになんとなく怪しい、という意味があります。
それに対して「バタ臭い」という表現は西洋風な感じ、西洋にかぶれている、という意味になりますので、なんとなく怪しいという意味を持つきな臭いとは意味が異なります。
「バタ臭い絵」の意味とは?
「バタ臭い絵」というのは堀の深い顔立ちなど、西洋的な絵画を指します。
ディズニーなどのアニメやカートゥーン絵柄を基準とし、西洋的な雰囲気を醸し出す絵画のことを指しています。
日本ではあまり受け付けられない絵であることが多いと言われています。
「バタ臭い」という表現は、最近ではほとんど使われませんが、誤った意味合いで使われることもありますので、ぜひ正しい意味合いを覚えておきましょう。