「マスタードサンクス」とは?意味と元ネタ・注意点
ネットの掲示板をよく使っている若い世代の人達は「マスタードサンクス」という言葉をよく知っていると思いますが、ある程度年齢の行っている世代においては、全く意味不明の言葉かもしれません。
そこで、ここではこの「マスタードサンクス」について触れてみたいと思います。
目次
- 「マスタードサンクス」とは?
- 「マスタードサンクス」いつ頃発祥?
- 「マスタードサンクス」や「伏せ丼」はネタ?実際にはやらないほうがいい?
「マスタードサンクス」とは?
「マスタードサンクス」という言葉は、飲食店で頼んだ料理を食べ終わった後に、お皿の上にマスタードを使ってお礼のメッセージを残すことを言っています。
「すごく美味しかったですね」、「ごちそうさまでした。
ありがとう」といったような言葉をマスタードを器用に使って書き残すのです。
日本のチェーン店系の飲食店ではないお店では、店員さんが食べ終わった皿を片付けることになるのですが、その時のタイミングを計って、店員さんや調理した人へ感謝の気持ちを伝えるために、お店のマスタードを利用して「ありがとう」、「美味しかったです」など文字を皿の上に書いています。
時にはケチャップやソースで書いていく強者もいるようですが、その場合でも「マスタードサンクス」と呼んでいます。
「マスタードサンクス」いつ頃発祥?
この「マスタードサンクス」という言葉が広まったのは、2ch(今の5ch)で「マスタードサンクスに関するスレッド」が立ち上り、それと同時に実際に「ありがとう」メッセージがお皿に書かれている写真がアップロードされたことから、広がっていったと言われています。
今、現在では「マスタードサンクス」を実践している人を見かけることは少なくなっていますが、2chに登場した時は、その写真を見た人達の多くが共感したのかもしれません。
「マスタードサンクス」や「伏せ丼」はネタ?実際にはやらないほうがいい?
飲食店で美味しい料理が出てきて、その味に感動したり、感謝する気持ちはとてもいいことですが、たとえ感謝を伝えたいと思い、「マスタードサンクス」することは、お店側してはとても迷惑なことのはずです。
マスタードも食べ物であり、それを無駄に使うのですから、常識から考えてみても、決して良いことではありません。
食事を完食して感謝の気持ちを表す行為にどんぶりを伏せる「伏せ丼」も「マスタードサンクス」と同じ行為と言えます。
インターネットで「伏せ丼」というキーワードをインプットしてみると、かなりの人達が「伏せ丼」をしています。
これもお店の人からすると、テーブルや席が汚れることになるので、「ありがた迷惑」なのです。
食事をして「おいしい」と言われたなら、料理人としては非常に嬉しい気持ちになることは間違いありません。
しかし、「マスタードサンクス」のような行為は、それをやっている人は素直な気持ちで表現しているのかもしれませんが、社会常識を持って行動すべきでしょう。