「プゲラ」とは?意味と元ネタ!由来や派生
自分ではインターネットを使いこなしていると思っているオジサン達が世の中には結構多いのですが、ネットスラングになると意味が全く分からないと頭を悩ます人も少なくありません。
例えば「プゲラ」というスラングを聞いたことがあっても、その意味を明確に語れる40代、50代の人がどれくらいいるでしょうか?
このスラングだけでも正確に説明できる年配者はほとんどいないでしょう。
そこで、今回はこの「プゲラ」についてフォーカスしてみたいと思います。
目次
- 「プゲラ」とは?
- 「プゲラ」の由来
- 「プゲラ」から派生した言葉
- 「プゲラ」は死語?使わないほうがいい?
「プゲラ」とは?
「プゲラ」とは、10代の人達がネットで使っていたスラングで「プッ、ゲラゲラ」を略した擬音語のことです。
主に2ちゃんねるなどのSNSで相手を嘲笑する時に使われていますが、イメージとしては、「馬鹿な奴」といったように相手も指さして笑い飛ばすとニュアンスがあります。
また「プゲラ」そのものを「pgr」と略して書くこともあります。
「プゲラ」の由来
「プゲラ」の由来ははっきりとしていないのですが、後に挙げる「プゲラッチョ」が既に2003年からSNS上で使われていることから、「プゲラ」はそれより前から使われていると思われます。
ネットスラングの中でも、かなり古参の言葉かもしれません。
「プゲラ」から派生した言葉
「プゲラ」が使われてから以降、いくつもの派生語が生まれてきましたので、ここではそれらのスラングを見ることにしましょう。
- 「プゲラッチョ」
- 「プゲラウッヒョー」
- 「ジェットストリームプギャー」
「プゲラッチョ」
「プゲラッチョ」は、「笑っている状態」のことを指しているスラングで、相手も指を指して笑っている「プゲラ」+「チェケラッチョ」が組み合った言葉です。
元々「チェケラッチョ」という言葉は、ラップ音楽で使われる“check it out yo”をカタカナ語にしたもので、「空耳」という意味があります。
「プゲラウッヒョー」
「プゲラウッヒョー」も「プゲラ」の派生語と言われていますが、相手を馬鹿にして笑う「プゲラ」と小馬鹿にしながら驚くふりをする「ウッヒョー」が合体した言葉を思われます。
「ジェットストリームプギャー」
「ジェットストリームプギャー」というスラングもあるのですが、これは「勢いよく相手を指さす顔文字」のことです。
顔文字上で指を指している人が増えたり、頭にジェットストリームとの言葉が付くことから、相手に対して嘲笑している感情が含まれています。
「プゲラ」は死語?使わないほうがいい?
「プゲラ」もネットスラングではあるのですが、今ではネット上でめったに目にすることがありません。
言葉の始まりがかなり古いことから、スラング自体の鮮度が短いこともあり、既に死語となっていると思われます。
また、この言葉は相手を馬鹿にした使い方になるので、もし使うような場面があったとしても今はすぐに炎上しやすいSNSで使わないことが懸命でしょう。
オジサン年代においては、「プゲラ」も耳慣れないスラングですが、既に死語となっていることを知ると、今の若い世代の人よりインターネットの活用法においても、遠く及ばないのかもしれません。