「捩った」の読み方や意味、「捩った」具体例や例文を紹介
「捩った」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「捩った名前」や「捩った」を使った例文や短文を紹介して行きます。
目次
- 「捩った」とは?
- 「捩った」の読み方
- 「捩った」の意味
- 「何かをもじって付けた名前」の具体例
- 「捩った」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「捩った」とは?
みなさんは、「捩った」という言葉を知っているでしょうか。
読み方すら分からないという人が、ほとんどかもしれません。
そこで「捩った」の読み方と意味を紹介します。
「捩った」の読み方
「捩った」は「もじった」と読みます。
あまりにも見慣れない言葉のため、初見で「もじった」と読める人はほとんどいないのではないでしょうか。
これを機会に「捩った」は「もじった」と読むことを知っておきましょう。
「捩った」の意味
「捩った」には、どのような意味があるでしょうか。
「捩った」には、「元になる表現をまねて作る」という意味や、「他の語の音や口調似せている」という意味があります。
例えば「ダジャレ」という表現がありますが、ダジャレも、元になる表現をまねて言葉を作る「捩り」の一種と言えます。
「布団が吹っ飛んだ」は「布団」の「ふとん」と「吹っ飛んだ」の「ふっとんだ」という音を似せている言葉のためです。
このように「捩った」には、「元になる表現をまねて作る」、さらには「他の語の音や口調を似せている」という意味があります。
「何かをもじって付けた名前」の具体例
具体的に、「何かを捩ってつけた名前」を見てみましょう。
- 「伊奈かっぺい」【いなかっぺい】
- 「江戸川乱歩」【えどがわらんぽ】
「伊奈かっぺい」【いなかっぺい】
「伊奈かっぺい」というマルチタレントがいます。
1947年生まれで、ラジオパーソナリティやイラストレーター、シンガーソングライターなどの多彩な才能を持つタレントです。
「伊奈かっぺい」は「いなかっぺ」という、「田舎に住んでいる人」を指す言葉を「捩って」、自分の芸名にしています。
青森出身で、青森弁を駆使して軽妙なトークをするキャラクターのため「いなかっぺ」を元にした名前を使っています。
「江戸川乱歩」【えどがわらんぽ】
「江戸川乱歩」は日本を代表する小説家で、ミステリー小説、推理小説の名手とされている人です。
1894年生まれで大正から昭和にかけて数々の名作を生み出しました。
主な作品として「少年探偵団」や「怪人二十面相」などがあります。
大家として知られる「江戸川乱歩」ですが、そのペンネームはアメリカの小説家「エドガー・アラン・ポー」に由来しています。
エドガー・アラン・ポーと「えどがわらんぽ」は音がほとんど同じ言葉になっています。
エドガー・アラン・ポーは、恐怖小説や推理小説の名手として知られています。
「捩った」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「捩った」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。
「捩った」の使い方のコツを、例文を通じて覚えましょう。
- 「捩った」を使った例文1
- 「捩った」を使った例文2
「捩った」を使った例文1
「詩人の那珂太郎さんは、『なかったろう』から『捩って』名前を付けた」
この例文のように、詩人で知られる「那珂太郎」さんは、「なかったろう」という言葉を「捩って」「那珂太郎」というペンネームを付けています。
このようにペンネームや芸名は、何かの言葉を「捩って」つけたと考えられる名前がたくさんあります。
「捩った」を使った例文2
「言葉を『捩る』ことで人気を博したのが『ボキャブラ天国』だ」
この例文のように、言葉を「捩る」ことをテーマに、人気を博したバラエティ番組が「ボキャブラ天国」です。
1992年から放送された人気番組で、様々な人気芸人を生み出しました。
爆笑問題やネプチューン、くりーむしちゅーやピコ太郎などの現在お笑い界の中心にいるようなコンビは「ボキャ天ファミリー」として知られています。
この番組では「捩った」を「ボキャブった」と表現していました。
「捩った」という言葉についてみてきました。
みなさんも好きな言葉や芸能人の名前などを「捩って」みてはいかがでしょうか。