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「生まれてこの方」とは?意味と使い方!

言葉は様々に存在しており、日本語の場合は合わさって意味を持つ言葉も多く存在しています。

その一つに「生まれてこの方」という言葉があります。

日常の中でも使う機会は十分にあるため、正しく知っておく必要があります。

生まれてこの方

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「生まれてこの方」とは?意味と使い方!>


目次

  • 「生まれてこの方」とは?意味
  • 「生まれてこの方」の使い方
  • 「高柳明音の生まれてこの方」とは?ラジオ
  • 「生まれてこの方」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「生まれてこの方」の類語や類義語・言い換え
  • 「生まれてこの方」の英語と解釈


「生まれてこの方」とは?意味

	「生まれてこの方」とは?意味

「生まれてこの方」とは「生きてきた今までの間に」という意味を持ちます。

「生まれて」はそのままの意味とされています。

そして「この方」とは「これまで・いままで」のように期間を表す意味とされています。

また「生きてきて今までの間に」という意味からそれに続く言葉・意味として「未だ」と続くケースがほとんどです。

そのため本来「生まれてこの方」という言葉単体に体験・経験の有無を含みませんが、使い手によって多くの場合は体験・経験をしたことがないという意味合いも持ちます。

  • 「生まれてこの方」の読み方と「この方」の解釈について

「生まれてこの方」の読み方と「この方」の解釈について

「生まれてこの方」という言葉は「うまれてこのかた」と読みます。

ニュアンスから意味を理解できる人も多いですが、「この方」の解釈には注意が必要です。

「この方」には方向や人を意味する使い方もありますが、「生まれてこの方」の場合には「此の方」のように「過去から今まで」と期間を表す意味として解釈されます。

しかし「此の方」という表記は古くからの言葉となるため、現代での言葉として「この方」と表記されます。



「生まれてこの方」の使い方

「生まれてこの方」の使い方

「生まれてこの方」という言葉の使い方として、「いままでずっと」という意味で用いられます。

そのため昔から今まで継続されている事象に対して用いられます。

それは「ある・ない」と事象の有無に関わらず用いられています。

多くの場合は「生まれてこの方〇〇がない」のように体験・経験したことがないという意味合いで用いられます。

また相手に使う際には初めての経験という旨を伝える使い方もあるため、自称によっては喜びや驚きなど相手へ強い印象を与える使い方もあります。

「高柳明音の生まれてこの方」とは?ラジオ

「高柳明音の生まれてこの方」とは?ラジオ

「生まれてこの方」という言葉をラジオで耳にしたという人も多いです。

その理由としてラジオ日本で2015年4月5日より深夜に放送されているラジオタイトルが「高柳明音の生まれてこの方」とされています。

高柳明音はアイドルグループSKE48のメンバーであり、タイトルに名前が入っていることと「毎回何かが起こってしまう」ということをコンセプトとしてラジオ放送しています。

また他メンバーが出演する機会も多く、コーナーも充実していたことから注目のラジオとされています。

そして番組公式Twitterもあるため、知名度を高めており、ラジオをきっかけに「生まれてこの方」という言葉に触れる機会も増えています。



「生まれてこの方」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「生まれてこの方」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「生まれてこの方」という言葉は様々な場面で用いられており、「今までずっと」という意味からも使う相手に対して印象を強く与える場合もあります。

そのため実際にどのように用いられるか、例文とその解釈を紹介します。

  • 「生まれてこの方」を使った例文1
  • 「生まれてこの方」を使った例文2

「生まれてこの方」を使った例文1

「友人に『私は生まれてこの方海外へ行ったことがない。今度の旅行はとても楽しみだ。』と伝えた」

ここでは一緒に海外旅行へ行く予定の友人に対して、今まで海外に行ったことがないと伝えています。

そして「生まれてこの方」と使うことで「初めて」ということを強調して伝えています。

「生まれてこの方」を使った例文2

「事故にあった際、『生まれてこの方味わったことないほど痛い思いをしたよ。』と話した」

この場合、事故にあった時の経験談を話しています。

事故の際に強く痛みを伴っており、その痛みの程度に対して「生まれてこの方」が適応します。

痛みを伴う経験は生きているうちに大小の差はありますがたくさん経験します。

その中でも生きてきた中で経験したことがないほどという意味で用いられています。

「生まれてこの方」を使った例文3 「私は生まれてこの方努力を怠ったことがないと自負しています」

この場合、今まで努力を怠ったことはないという意味で用いられています。

しかし対象となることに対して常に全力をかけることは難しく、人によっては「努力が足りない」と判断する人もいます。

そのためあくまで対象に対して自己評価として「努力を怠ったことがない」としています。

「生まれてこの方」の類語や類義語・言い換え

「生まれてこの方」の類語や類義語・言い換え

「生まれてこの方」という言葉は様々な場面で用いられる言葉です。

しかし熟語としての用いられ方もされており、文脈によっては上手く適応しない場面もあります。

そのため類語や類義語・言い換えた表現も多数存在しており、どのような言葉があるか例を紹介します。

  • 「生まれて初めて」【うまれてはじめて】
  • 「未曾有」【みぞう】
  • 「前代未聞」【ぜんだいみもん】

「生まれて初めて」【うまれてはじめて】

この言葉の意味として、言葉の通りに「生きてきた中で初めてのこと」という意味とされています。

そして対象は見聞きする・体験するなど経験に対する場合が多いです。

そして「生まれてから今まで」という部分は同じも「初めて・これまでにない」という意味を持っているため、類語とされています。

「未曾有」【みぞう】

「未曾有」の意味として「いまだかつてないこと」という意味としています。

対象は事件・天災など個人ではなく現象を対象とする場合が多く、悪い事態というニュアンスを含んだ言葉とされています。

「前代未聞」【ぜんだいみもん】

「前代未聞」「未曾有」同様に「いまだかつてないこと」という意味とされていますが、多くは「呆れた・失望した」のように人に対してマイナスイメージを含む意味合いとされています。

「生まれてこの方」の英語と解釈

「生まれてこの方」の英語と解釈

「生まれてこの方」という言葉は様々な場面で用いられており、英訳も多く存在しています。

実際にどのような役になるか、紹介していきます。

  • “all one's life”

“all one's life”

この言葉における“life”は命ではなく一生・生活と言った解釈とされています。

そして“one’s”は対象となる人を表し、“all”にて今までと解釈されます。

その意味の解釈から「生まれてからこれまで」とされ、「生まれてこの方」と訳されます。

icon まとめ

「生まれてこの方」という言葉は様々な用いられ方をしており、続く言葉によってその意味合いも変化していきます。

類語も多く存在していることと、使用頻度も多く相手へ与える印象も強いことから正しく理解したうえで用いる必要があります。