「恵体」とは?意味と使い方
「恵体」とは、「恵まれた体型・体格」や「色気・魅力があるむっちり系の体つき」を意味するネットスラングです。
「恵体」の「意味・由来・読み方の議論・野球以外での使い方」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「恵体」とは?
- 由来は「恵体糞打」
- 「恵体」の読み方はまだ議論されている
- 最近は「恵体」は野球以外にも使われる
「恵体」とは?
「恵体」というネットスラング(ネット用語)は、主に野球選手(スポーツ選手)として「恵まれた体型・体格」のことを意味しています。
2010年頃から使われている「恵体」は「恵まれた体型・体格」を意味しますが、「身長が高い」というよりも「横に広い(恰幅が良い・いかつい)」を意味している言葉になります。
プロ野球選手の恵体とは、いかにも強烈な打球を飛ばしそうな「横に広くてがっちりとした恵まれた体型(体格)」のことを意味しています。
由来は「恵体糞打」
「恵体」の言葉の由来は、「恵体糞打(めぐたいくそだ・えたいふんだ・けいたいふんだ)」にあると言われています。
「恵体糞打」とは、「野球選手として恵まれた体格から、糞みたいな打球を打つ」という意味です。
「恵体糞打」は元々は東京ヤクルトスワローズの畠山和洋に対する蔑称として定着しかけた言葉でしたが、現在では「体格(ガタイ)に恵まれているのに糞みたいな打球しか飛ばせないバッター」のことを呼び表す言葉になっています。
「恵体糞打」の対義語は、恵まれた体格から鋭い打球(ヒット・ホームランになる強い打球)を飛ばすという意味を持つ「恵体豪打(めぐたいごうだ)」になります。
「恵体」の読み方はまだ議論されている
「恵体」という漢字の読み方は今でも議論が続いていますが、「恵体」の読み方の有力候補には以下のようなものがあります。
- 第一候補「めぐたい」
- 第二候補「えたい」
- 第三候補「けいたい」
第一候補「めぐたい」
「恵体」の読み方の第一候補は、「めぐたい」になります。
「恵まれた体格から糞みたいな打球を放つ」という「恵体糞打の元ネタ派」が推奨する読み方が、この「めぐたい」です。
「恵まれた体型・体格」という意味を簡単に推測できるということからも、「めぐたい」の読み方が良いという人が多くいます。
第二候補「えたい」
「恵体」の読み方の第二候補は、「えたい」です。
現時点で一番支持されている読み方が「えたい」です。
「えたい」という読み方は「恵まれた体型・体格」の意味は伝わりにくいものの、語呂(ごろ)が良くて呼びやすいというのが人気の理由になっています。
第三候補「けいたい」
「恵体」の読み方の第三候補は、「けいたい」になります。
「恵体」を単純に音読みした読み方が「けいたい」であり、呼びやすいことからこの呼び方も人気があります。
漫画「僕のヒーローアカデミア」では、「恵体」の言葉を作中で使っていますが、「恵体」に振られたルビ(振り仮名)は「けいたい」になっていました。
ただし、「けいたい」と読むと、話し言葉では「携帯」と「恵体」の区別ができないデメリットがあります。
最近は「恵体」は野球以外にも使われる
最近は「恵体」は野球(男性)以外にも、女性のアイドルやグラビア女優、芸能人などにも使われていて、この場合には「異性としての魅力がある恵まれた体型・体格」を意味しています。
痩せたスレンダーな体型の女性に対して「恵体」が使われることはなく、基本的には「むっちり系・ぽっちゃり系などの肉感的・性的な魅力を感じさせる体型・体格」に対して「恵体」という言葉が使われています。
「恵体」という言葉について解説しましたが、恵体には「恵まれた体型・体格」や「魅力・肉感のあるむっちり系」などの意味があります。
「恵体」というネットスラングについて詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。