「ファブる」とは?意味や使い方・「リセる」についても解説!
ファブるは、若者言葉に多い「〜る」というタイプの言葉の1つだと考えていいでしょう。
目次
- 「ファブる」とは?
- 「ファブリーズ」とは?
- 「ファブる」と似たような略語と解釈
- 「ファブる」の関連語
「ファブる」とは?
ファブるとは、「ファブリーズを使う」という意味の言葉です。
ファブリーズは、布製品用の消臭剤で、同種の製品の中では一番有名です。
この「ファブる」は、元は若者が自然に「ファブリーズを使う」という意味で使い出した言葉でしたが、今では同製品のテレビCM中でも使われている、言わばメーカー公認の表現となっています。
- 「ファブる」の使い方
「ファブる」の使い方
ファブるは、「ファブらないと」、「ファブった」などと変化させて使うことも多い言葉です。
意味はいずれも「ファブリーズ」に関するもので、「ファブらないと」は、「ファブリーズを使わない(吹きかけない)と」、同様に「ファブった」は、「使った(吹きかけた)」となります。
このような変化させた使い方ができるところは、いかにも若者言葉だと言えるでしょう。
「ファブリーズ」とは?
ファブリーズは、P&Gが発売している布製品用の消臭剤です。
スプレータイプのボトルになっており、直接対象に吹きかけて使用します。
色々な香りが発売されており、消臭効果と共に、自分のお気に入りの香りを対象に付ける(それほど強くではありませんが)ことができるのが特徴です(無臭のタイプもあります)。
スプレータイプは1999年から発売されていますが、近年では置いたまま使う部屋の消臭用などのバリエーションも豊富になっています。
「ファブる」と似たような略語と解釈
ファブるのような、「〜る」というタイプの若者言葉をいくつか紹介します。
これらも若者の間でよく見聞きする言葉で、色々な形に変化させて使うことができます。
- 「モフる」
- 「テクる」
「モフる」
タオルや毛布などの、「モフモフ」としたものの感触を楽しむことです。
そのような感触の動物の体毛に対して使うこともあり、「このクッションなら、思う存分モフれそう」、「うちの猫とモフって遊んでいた」などという使い方をします。
「テクる」
「テクニックを使用する」という意味で使う言葉です。
その意味の最初の「テク」と最後の「る」をくっ付けて作られた言葉で、主にゲームで使われています。
「ここでテクるから見てて」とすると、「テクニックを使うから見てて」という意味になります。
「クリアにはテクニックが必要だ」と言いたい時にも、「テクらないといけない」のように使える言葉です。
「ファブる」の関連語
「ファブる」と意味が近い言葉です。
「リセッシュ」は、2007年に登場したファブリーズと同種の製品です。
- 「リセる」
- 「消臭する」
「リセる」
ファブリーズではなく、「リセッシュを使う」という意味の言葉です。
リセッシュは、花王から発売されている、ファブリーズとよく似たスプレータイプの布製品用の消臭剤です。
ここ数年で序々に知名度が上がってきており、今ではファブリーズと共に、このタイプの消臭剤の「二大巨塔」となっています。
「消臭する」
ファブリーズやリセッシュ(もしくは、他の同種の製品)を使うこととして用いられる言葉です。
似たような製品のいずれにも使うことができる、汎用的な表現になります。
ファブるは、元は若者が自然に作った言葉でしたが、的確に意味を表現している点から、それがメーカーの公認となったという面白い言葉です。