「度重なる」とは?意味と使い方!何回から使える?ビジネスでの使い方
皆さんは「度重なる」という言葉を日頃の会話の中で使った経験があるるでしょうか?
この表現は、主にビジネスシーンで用いられることが多い言葉ですが、できればあまり使いたくないかもしれません。
そこで今回はこの「度重なる」という言葉にフォースして説明をしていきたいと思います。
目次
- 「度重なる」とは?
- 「度重なる」ビジネスでの使い方
- 「度重なる」を使った言葉と意味を解釈
- 「度重なる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「度重なる」の類語や類義語・言い換え
- 「度重なる」の英語と解釈
「度重なる」とは?
「度重なる」という言葉には、「同じことが何度も続いて起こる」、あるいは「頻繁に起こる」という意味があり、何度も何度も繰り返される場合に出てくるので、あまりいい意味で使われるようなイメージがありません。
- 「度重なる」の読み方
- 「度重なる」は何回から使える
「度重なる」の読み方
「度重なる」は「たびかさなる」と読みますが、「度」=「たび」と読むことが分からない人もいるかもしれないので、ここでチェックして忘れないようにしておきましょう。
「度重なる」は何回から使える
「度重なる」は何度も同じことが繰り返されたり、発生することですが、具体的には、何回から使えるのでしょうか?
明確な回数は決まっていませんが、2、3回程度では、まだ許容範囲かもしれせん。
しかし、これが4回も続くと、「いい加減にしてくれ」と感じるのではないかと思います。
そのように考えると、4回目くらいから当てはまるのではないかと思われます。
とは言っても、受け止め方は人によって異なる可能性もあるので、一概に決めつけることは難しいでしょう。
「度重なる」ビジネスでの使い方
ビジネスシーンで「度重なる」という表現が使われることが多いのですが、トラブルなど取引先に迷惑をかけた時に使われることがあります。
- ビジネスメールでの使い方
ビジネスメールでの使い方
最近のビジネスコミュニケーションではメールを使うことが主流になっていますが、こちらの伝えたいことが相手に伝わっていなかった時などに、何度もメールを送り「度重なるご連絡で申し訳ございません」と一言添えることがあります。
このようなお詫びの意味も含めたメールをすることで、次の会話をスムーズに進めることができます。
「度重なる」を使った言葉と意味を解釈
では、ここで「度重なる」を使った言葉の意味を解釈していくことにします。
- 「度重なる不祥事」
- 「度重なる失態」
- 「度重なる連絡」
「度重なる不祥事」
「度重なる不祥事」とは、「何度も起こる良くないことや事件・トラブル」という意味になります。
メディアで大手企業や官公庁が何度も不祥事を起こして、代表者が記者会見で陳謝する場面が報道されますが、ここまで来ると、組織の管理態勢に欠陥があるとしか思えなくなります。
信用がた落ちは言うまでもありません。
「度重なる失態」
「失態」とは「人目も恥ずかしくなるほどに面目が立たないこと」という意味がありますが、「度重なる」が付くことで、「何度も失態を繰り返す」という解釈になります。
このような失態を続けることで、組織の面目が丸潰れになったり、失態おかした人の上司もプライドが傷つけられることが少なくありません。
それどころか、取引先さえ辱しめに遇わせてしまう可能性もあります。
「度重なる連絡」
「度重なる連絡」とは、「何度も同じように連絡が入ること」や「連絡をすること」という意味が含まれています。
仕事で何度も連絡をしてくる人は、仕事熱心という受け止め方もありますが、要領が悪く仕事の進め方も下手な人というイメージがあります。
「度重なる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
では、ここから「度重なる」を使った令聞を見ていくことにしましょう。
- 「度重なる」を使った例文1
- 「度重なる」を使った例文2
- 「度重なる」を使った例文3
「度重なる」を使った例文1
「お客さんとの商談が長引きトイレに行きたくても行くことができずに、度重なる苦痛も限界に来た」
トイレは生理現象なので、行きたい時に素直に行くべきですが、このように商談中日席を中座してトイレに行くことは、とても心苦しいかもしれせんね。
「度重なる」を使った例文2
「彼は鳴り物入りでプロ野球選手になったが、度重なる怪我で実力を発揮することができず引退してしまった」
プロスポーツの世界はとても厳しいことは誰もが知っていることですが、将来を期待された選手であっても、成功しないという残念な人達も少なくありません。
自己管理だけでなく、運命としか言いようのないことでしょうか。
「度重なる」を使った例文3
「プレゼン資料を作り上げたのですが、その後、度重なる修正が指示されて結果的最初と全く異なる内容になってしまった」
新たな取引を取るために、顧客向けのプレゼン資料を作っても、上司の気まぐれな指示で結果的に、中味の薄っぺらな資料になってしまったという経験を持つ人もいるのではないでしょうか?
「度重なる」の類語や類義語・言い換え
「度重なる」の意味に似ている類義語をいくつか挙げてみることにしました。
- 「ループする」
- 「度々起きる」
「ループする」
「ループする」という表現は、主にプログラミング言語の世界で使われており、「指定した条件が完了されるまで、繰り返し行われる処理」を指しています。
処理が終了するプログラム条件に漏れがあると、処理が終了せずに無限ループと呼ばれる動きが続くことになります。
このような意味が断じて、「ループする」は同じ問題が何度も繰り返される時にも使われることがあります。
「度々起きる」
「度々起きる」という表現も「度重なる」に近い意味を持つ類義語ですが、「度重なる」ような悪い場面だけでなく、ミラクル的なケースでも聞くことがある言葉です。
「あのような奇跡が度々起きるのです」というように人の予測が難しい現状などが起きた時でも使われることがあります。
「度重なる」の英語と解釈
「度重なる」を英語で表現してみると、“to repeat”、“to be frequent”という言葉で訳すことができます。
- 「度重なるメール申し訳ありません」の英語と解釈
「度重なるメール申し訳ありません」の英語と解釈
では「度重なるお願い申し訳ありません」を英訳すると、どのような表記になるでしょうか?
英語では、“I am terribly sorry for the sending mail”という言葉で表現することができます。
「度重なる」という言葉には、「何度も失敗を繰り返してご迷惑をおかけして申し訳ありません」というような意味合いが含まれていることがありますが、ビジネスで同じ失敗を起こした時は、その失敗原因を突き止めることが大切です。