「案じております」とは?意味ビジネスでの使い方や注意点
「案じております」という表現は、ビジネスや公式の場でよく見聞きします。
難しい意味はありませんが、使い所が難しい言葉でもあります。
目次
- 「案じております」とは?
- 「案じております」のビジネスでの使い方や注意点
- 「案じております」を解釈使った例文や短文など(意味を解釈)
「案じております」とは?
案じておりますが、「心配しています」とい意味を丁寧にした表現です。
「心配」とまでは言わない、「気に掛けています」といった使い方もできるので、使い所は狭いながら、その中で使える機会が意外と多いのが特徴です。
いわゆる「社交辞令」として用いられることも多く、その場合には、自然な形でそのような使い方ができる言葉です。
- 「案じております」の読み方
「案じております」の読み方
「案じております」は、「あんじております」と読んでください。
「案」は「あん」としか読まない漢字なので、読み方を間違えることはないでしょう。
「案」という一文字だけだど、「提案」などの「アイデア」という意味ですが、「案じる」とすると、「心配する」という意味になります。
「案じております」のビジネスでの使い方や注意点
「案じております」は、ビジネスでも使われる表現です。
その場合には、「心配しています」とそのまま使うと相手先に失礼になってしまうと思われる場面で用います。
例えば、「このままでは納期に間に合うか案じております」などという形になり、この使い方では、心配しているということを柔らかく表していると考えていいでしょう。
その反面、「心配だ」と強く表現したい場合には向いていません。
「案じております」と使われた側も、この表現だと、そこまで心配はしていないだろうと受け取ってしまう為です。
この点には注意して使ってください。
「案じております」を解釈使った例文や短文など(意味を解釈)
「案じております」を使った例文や短文と、その意味の解釈です。
「気に掛けています」という使い方の例も挙げていきます。
- 「案じております」を使った例文1
- 「案じております」を使った例文2
「案じております」を使った例文1
「しばらくお会いしておりませんが、お元気かと案じております」
しばらく会っていない人に対しての手紙の書き出しなどによく使われる形です。
「社交辞令」としてでも構いませんし、もちろん本当にそう考えて使うことも多いです。
「案じております」を使った例文2
「このままでは失敗してしまうと案じております」
この使い方は、「心配している」と捉えてください。
ただ、先に書いたように、そこまで「心配している」という表現にはならない為、本当に心配であれば、直接「心配」と使うことをおすすめします。
「案じております」という表現は、比較的やんわりと(角が立たない程度に)「心配している」と伝えたい時に使ってください。
逆に、そこまで心配しているという意味にならないという点には注意してください。