「一角を担う」とは?意味や使い方!「一角を担う」と「一翼を担う」は同じ意味?
「一角を担う」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「一角を担う」を使った言葉や、「一角を担う」を使った例文や短文を紹介して行きます。
目次
- 「一角を担う」とは?
- 「一角を担う」を使った言葉と意味を解釈
- 「一角を担う」を使った例文や短文など
- 「一角を担う」の類語や言い換え
「一角を担う」とは?
みなさんは「一角を担う」という言葉を知っているでしょうか。
日常的に使っている人もいれば、今回初めてこの言葉を知ったという人もいるでしょう。
そこで「一角を担う」という言葉の読み方や意味を紹介して行きます。
- 「一角を担う」の読み方
- 「一角を担う」の意味
「一角を担う」の読み方
「一角を担う」は「いっかくをになう」と読みます。
「ひとすみ」「いちかど」など、読み間違えやすい言葉のため、これを機会に「一角を担う」は「いっかくをになう」と読むことを覚えておきましょう。
「一角を担う」の意味
「一角を担う」には、どのような意味があるでしょうか。
「一角を担う」の「一角」には「一つの角」という意味があり、「重要な位置」などの意味があります。
「担う」という言葉には、「何かを自分の責任として受け持つ」という意味があります。
そのため「一角を担う」には、「何か重要な場所や位置を、自分の責任として受け持つ」という意味があります。
「一角を担う」を使った言葉と意味を解釈
続いて「一角を担う」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「一角を担う」を実際に使いやすくする言葉を紹介して行きます。
- 「政界の一角を担う」【せいかいのいっかくをになう】
- 「あの人は会社の一角を担っている」【あのひとはかいしゃのいっかくをになっている】
- 「TV業界の一角を担う」【てれびぎょうかいのいっかくをになう】
「政界の一角を担う」【せいかいのいっかくをになう】
「政界の一角を担う」という言葉は良く使われる言葉です。
この言葉には「政界の、重要なポストを受け持つ」という意味があります。
総理大臣や担当大臣などのポストなどは、まさに「政界の一角」という言葉にぴったりのポジションになるでしょう。
「あの人は会社の一角を担っている」【あのひとはかいしゃのいっかくをになっている】
「あの人は会社の一角を担っている」といいうセリフを聞いたことがあるかもしれません。
この言葉には、「あの人は、会社で重要なポジションを任せられている」という意味になります。
「会社にとってなくてはならない人材」と言い換えてもいいかもしれません。
仕事相手に会社の同僚を紹介する時などに、「あの人は、会社で重要なポジションを任せられている」というセリフを言ってみましょう。
「TV業界の一角を担う」【てれびぎょうかいのいっかくをになう】
「TV業界の一角を担う」という言葉には、「テレビの世界で、重要な役目を担っている」という意味があります。
例えば売れっ子のタレントや放送作家、大手事務所の社長などは、この言葉がぴったりの立場にいるかもしれません。
自分を抜きにしては芸能界が語れないと感じるような、かなり売れている人は、「TV業界の一角を担う」という自負があるかもしれません。
「一角を担う」を使った例文や短文など
「一角を担う」を使った例文や短文を紹介します。
「一角を担う」をどのように使えばいいか、例文を通じてコツを覚えましょう。
- 「一角を担う」を使った例文1
- 「一角を担う」を使った例文2
「一角を担う」を使った例文1
「プロ野球Aチームの、クリーンナップの『一角を担う』」
この例文は、プロ野球のAというチームのクリーンナップを担当している選手のことを紹介した文章になっています。
クリーンナップは攻撃の中心で、打順で言えば3番4番5番を指します。
点数を取るために、とても重要な打順です。
「一角を担う」を使った例文2
「このプロジェクトの『一角を担う』」
この例文は、進行中のプロジェクトで重要な位置を与えられている人のことを表現したものです。
その人の活躍次第で、プロジェクトの成否が決まってしまうような時、「プロジェクトの一角を担う」と言われます。
「一角を担う」の類語や言い換え
最後に「一角を担う」の類語や、似た意味の言葉を紹介します。
「一角を担う」と言い換えられるような似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「一翼を担う」【いちよくをになう】
- 「一端を担う」【いったんをになう】
「一翼を担う」【いちよくをになう】
「一翼を担う」という言葉は、「一角を担う」とよく似ている言葉です。
「一翼」には「一つの翼」という意味があります。
例えば飛行機には、基本的に二つの翼があり、どちらが欠けても飛べません。
そのため「一翼」には「とても責任のある役割や任務」という意味があります。
「一翼を担う」という言葉には、「とても責任がある役割や任務を任されること」という意味があります。
「ビジネスの一翼を担う」「プロジェクトの一翼を担う」などという使い方をします。
「一端を担う」【いったんをになう】
「一端を担う」という言葉も「一角を担う」の兄弟のような言葉です。
「一端を担う」には、「全体の一部分を任される」という意味があります。
「一角」に比べると「一端」は場所が小さく、また中心の場所ではないため、少し責任が軽い立場と言えるでしょう。
例えば東京タワーを作る時、たくさんの人が何かしらの形で貢献しましたが、ほんの少しでも東京タワー建設に関係した人は、「東京タワー建設の一端を担った」と言えます。
「一角を担う」と言う言葉について見てきました。
みなさんの中にも、何かの「一角を担っている」人がいるでしょう。
家族や友達にそのことを伝えたい時に、「一角を担う」と言う言葉を使ってみましょう。