「下級国民」とは?意味や類語!例文や使い方!
ネット上で「下級国民」という言葉が使われています。
「下級国民」の意味とは、定義はあるのか、具体例などについても紹介します。
目次
- 「下級国民」とは?
- 「下級国民」とは!具体例・別に定義はない
- 「下級国民」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「下級国民」の対義語
「下級国民」とは?
「下級国民」とは何か、「上級国民」についてなどを紹介します。
- 「下級国民」とは
- 「下級国民」という言葉は基本的には使わないほうがいい
「下級国民」とは
「下級国民」とは、「国民の中でも著しく民度が落ちる層の人達」を言います。
但しこの言葉はネット上のスラングで、自分や誰かを卑しめる時に使う言葉です。
一般家庭よりも生活が苦しく、ダブルワークをした上に休日もまとも休めない人や、どんなに頑張っても正社員の仕事に就けずに仕事を転々とした末に経済的に厳しくなり、社会的に孤立する様な人のことを言います。
「下級国民」という言葉は基本的には使わないほうがいい
そもそも日本の国民には上下関係というものはありません。
「一般国民」という言葉はありますが、「上級・下級」という区別はないのです。
日本国憲法14条に平等権という条項があり、「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とうたわれています。
「下級国民」はネットスラングとして生じた言葉で、ジョークやギャグとして使われるべきであり、日常会話では使うべきではないのです。
「下級国民」とは!具体例・別に定義はない
「下級国民」に定義はありませんが、具体例について紹介します。
- 「同い年の周りに比べて年収が低い」
- 「実家の経済力が平均以下」
- 「社会的にあまり評価されない」
「同い年の周りに比べて年収が低い」
一生懸命働いているにもかかわらず、同じ年の人に比べて年収が著しく低い人がいます。
飲み会や婚活で仕事や年収の話になると肩身が狭い人ことを「下級国民」と言うのです。
「実家の経済力が平均以下」
実家が賃貸であったり、小さい頃から家に車がない、外食に連れて行って貰えない、洋服が全てお下がりやリサイクルだったなど、経済的に低いレベルの人のことを言います。
「社会的にあまり評価されない」
仕事をしているのですが、特に必要な知識やスキルはなく、パートやアルバイトと同じ仕事内容です。
社会的に評価されていると言い難い職業の人のことを言います。
「下級国民」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「下級国民」を使った例文を紹介します。
- 「下級国民」を使った例文1
- 「下級国民」を使った例文2
「下級国民」を使った例文1
「ゴールデンウィークに連休取れない下級国民はイヤだ」
ゴールデンウィークは一般企業では連休となるところもあります。
ところがブラック企業に勤めていたり、フリーターや自営業で休むとそれだけ収入が減ってしまうので無理をしても働く必要があると嘆いているのです。
「下級国民」を使った例文2
「消費税率10%なんて下級国民いじめはやめて欲しい」
消費税率が10%に引き上げられると、最も困るのは収入が低い人達です。
もうこれ以上節約したり我慢したりできないものばかりですので、どうしたら良いか分からない気持ちを表しています。
「下級国民」の対義語
「下級国民」の対義語は「上級国民」です。
こちらもインターネット上で使われているネットスラングで、2015年の流行語大賞の候補にも挙げられていました。
その由来は、東京オリンピックのエンブレム盗作問題で、組織委員会の人が説明をする時に「一般国民」とい言ったことによります。
その言い方が「上から目線である」というクレームが付き、比較の対象として「上級国民」という言葉が生まれました。
その後若い人達がネット上で好んで使い、「富裕層」「社会的権力者」などを揶揄する言葉となっています。
「下級国民」は「民度が低い人達」のことを意味します。
ネットスラングですので、ネット上でのギャグやジョークに限定しておき、人に対して使うことは避けましょう。
日本国民は法の下平等ですので、モラルを持って使う様にしましょう。