「ハーメー(はーめー)」とは?意味や使い方!沖縄方言辞典
「ハーメー(はーめー)」とは、「祖母・おばあさん・おばあちゃん」のことを意味する沖縄方言です。
「ハーメー(はーめー)」の「意味・ンメーの意味・例文と解釈・ウスメーの意味」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「ハーメー(はーめー)」とは?
- 「ハーメー(はーめー)」は最近でも使われている?
- 「ハーメー(はーめー)」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「ウスメー」とは?
「ハーメー(はーめー)」とは?
「ハーメー(はーめー)」という沖縄方言(ウチナーグチ)の意味は、「祖母・お婆さん(おばあさん)・お婆ちゃん(おばあちゃん)・老女」になります。
「ハーメー(はーめー)」の沖縄方言は、血縁関係のある親族・身内の「祖母・おばあちゃん」のことも意味しますが、それよりも「血縁と関係がない高齢の女性・おばあさん・老女」のことを指して使うことが多くなっています。
「ハーメー」と似たような高齢女性を意味する沖縄方言として、「オバー(おばあちゃん・おばあさん)」や「アンマー(母親・お母さん)」があります。
- 「ンメー」とは?
「ンメー」とは?
「ンメー」も「ハーメー」と同じで、「祖母・おばあちゃん・老女」を意味する言葉です。
琉球王国の時代には「ハーメー」は「平民言葉」とされていて、「ンメー」は「士族言葉」とされていた違いがありますが、現在ではそういった身分制度による言葉遣いの違いはあまり意識されることはありません。
「ハーメー(はーめー)」は最近でも使われている?
「ハーメー」は、最近ではあまり使われていない沖縄方言で、若い世代では意味が分からないこともあるかもしれません。
また、「ハーメー」は言い方や関係性によっては、「高齢女性を軽視したニュアンス」が出てしまうので、一般的に「オバー」のほうがよく使われています。
「ハーメー(はーめー)」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「ハーメー(はーめー)」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「ハーメー(はーめー)」を使った例文1
- 「ハーメー(はーめー)」を使った例文2
「ハーメー(はーめー)」を使った例文1
「ハーメー、ドゥー、ガンジューサ・シミソーリヨー」
この例文の意味は、「おばあちゃん、頑丈(健康)でいてくださいね」という意味になります。
「ガンジューサ」は、「頑丈で・健康で」を意味する沖縄方言です。
「ハーメー(はーめー)」を使った例文2
「ハーメー、 ワジャ・ワジャ、ニフェーデービタン」
この例文の意味は、「おばあちゃん、わざわざ、ありがとうございました」という意味になります。
年配の女性に何かお世話をしてもらった時には、この沖縄方言で感謝の言葉を述べると良いかもしれません。
「ウスメー」とは?
「ウスメー」とは、「ハーメー(はーめー)」の対義語で「祖父・おじいちゃん・おじいさん」を意味する言葉です。
「ウスメー」は琉球王国時代は「平民言葉」とされていて、「タンメー」が「氏族言葉」とされていましたが、近年では高齢男性のことを丁寧に言う時は、「タンメー」の方が使われやすくなっています。
「ハーメー(はーめー)」という沖縄方言の言葉について徹底的に解説しましたが、ハーメー(はーめー)には「祖母・おばあさん・おばあちゃん」などの意味があります。
「ハーメー(はーめー)」と関係する「ンメー」や「ウスメー」の意味も説明しています。
「ハーメー(はーめー)」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。